劇場公開日 2019年8月9日

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「映像と音楽はとてもきれい。それだけ。 CGにこだわるほど、野生動物のリアリティが無い、違和感」ライオン・キング mary.poppinsさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5映像と音楽はとてもきれい。それだけ。 CGにこだわるほど、野生動物のリアリティが無い、違和感

2020年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

序盤は壮大な雰囲気で綺麗。期待を感じさせる。
動物好きにはたまらない画。 声優の演技もなかなか良い。
しかし進むにつれて、どんどん違和感が気になってくる。
これを「素晴らしい!まさに実写映画!」って見れる人は、野生動物を見たことが無いんだな、としか思えない。
CGにこだわればこだわるほど、本物の野生動物との差が目に付く。
見た目が綺麗でも、動きに躍動感が感じられない。せいぜい動物園の動物にしか見えない。きっとスタッフはディズニーキングダム動物園の動物を見て動きを研究したのかな?静止画としては「綺麗」で通用するけど、画が動くのが見せどころの映画としては、だめでしょこれ。
表情はなるべくリアルに見せるため無表情…なのにストーリーはアニメ版のまま、現実の野生動物ではなく、非常に人間らしい嫉妬や復讐劇。リアリティが無さ過ぎて、すごくムズムズ気持ち悪くなってくる。
これ、わざわざCGで「これはもう実写化!」だなんて、する必要あったの?
BBCやNHKなど野生動物のドキュメンタリーを見るほうが、はるかに面白い。天と地の差です!!
このストーリーを見るなら、アニメ版オリジナルの方がずっと面白い。
アニメを忠実にCGで「実写化」して、リアルもファンタジーもどっちつかずの中途半端な作品になってしまった。実に残念。
もしこの作品が気に入った人は、ぜひ、本物の野生動物ドキュメンタリーをしっかり見てくださいね。

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