響 HIBIKIのレビュー・感想・評価
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天才は何やってもいい。
この映画は映画っぽくない。映画のストーリーって主人公やその周りになんらかの変化が起こるものだが、この映画は違う。鮎喰響にただ振り回されて終わる。ここぞという盛り上がりもなく平行線のまま、ぱたっと映画が終わる。面白いけど。
鮎喰響は映画としては破天荒で面白いが、リアリティがない。一般家庭で育ったようだが、今まで集団生活してこなかったみたいに、幼稚園児みたいに自分が折れず暴力に訴えることもある。言葉をそのまんま受け取るシーンもあれば、思いやりを見せるシーンもあって、小説の天才なのに後先考えないバカのような感じがあってキャラに一貫性がなかった。
あと、小栗旬のキャラにもっと踏み込んで欲しかった。響とのドラマがあったらより良かったと思う。
平手友梨奈、アヤカ・ウィルソンが可愛いのでそれ目当てで観に行けば満足するかもしれません。
続編希望!
テンポが良くて話も分かりやすくてホント面白かったです。主演の平手さんの存在感凄いですね。響をホント上手に表現されてました。北川さんや北村さんなど周りの方々もよかったです。ただ、響の文才をもう少し具体的に表してほしかったです。
また見に行きます。そして、できれば続編を作ってほしいですね。
スカッと観れた
原作はざっと読んだだけですが,内容は頭に残ってました.映像でみると,見事にハマってて,最後まで楽しく鑑賞しました.響は,新人で芥川賞と直木賞を同時受賞するという超人な訳で,人として普通ではないのだから,その行動は常人離れしていて当然といえる.でも,お母さんからお使いを頼まれたら行くし,アルパカをかわいいと思うし.そのギャップがとてもよい.この先どうなるんだろうと,期待させられてしまう.
なにを伝えたいのか…?
15歳でデビューした天才小説家がいて
その子は暴力的でリミッターが振り切れている
感情を抑制できてない。
ただそれだけ。
映像でその小説がいかに凄いのか伝えるのは難しいだろうが本当になにも伝わらなかった。
演技の上手い下手は置いておいて、たしかに平手さんはハマり役だったのかなと思います
ただこの映画が何を伝えたい映画なのか本当にわからない。
なぜ3.9の評価がつくのか…
原作の漫画が好きで、平手友梨奈さんも好きな映画ファンです。 双方の...
原作の漫画が好きで、平手友梨奈さんも好きな映画ファンです。
双方のファンではあるものの、生粋の映画ファンでもあるので、作品は冷静に見ようと思いました。
まず、物語ですが原作が持つスピリッツと面白さを最大級に近いほどうまく、この時間内に表現していたと思います。
大事なセリフはほぼ原作通りでした。
そして原作で、漫画だからいいけど現実的にはあまりにも嘘くさいなと思った部分は、ちゃんと補正してあるので、醒めないですみました。
平手さんの演技ですが、想像してたよりかなり良かったです。
もっと棒読みかと恐れていたんですが、キャラとして淡々としゃべりはしますが、目線とか表情とかは細やかで、感情表現が出来ていました。
活舌も意外と良くて、ちゃんとセリフが分かります。
響の感情をちゃんと落とし込んで言葉をしゃべっているせいか、嘘くさく感じるセリフがありませんでした。
しかも、少女らしいかわいい面もちゃんと出しているので、ただの暴力モンスターにならずにすんでいますし、響がちゃんと息づいているところが感じられます。
原作の響を見ているより、映画の方が響の本当の想いが分かるように感じたのは、原作の絵や感情表現があまり上手とは言えないところを、平手さんが補完してるせいだと思いました。
まだまだ粗削りだけど、女優としてこれから楽しみな人です。
アヤカさんも嫉妬や驚き、いつも笑顔だけど本音を話さずにやりすごしてしまう性格など、細やかな表現がちゃんと出来ていました。
北川さんは可もなく不可もなく普通。
吉田栄作さんは、ちょっと浮いてると思いました。
あれは吉田さんじゃなくてもいいですね。
高嶋さんは、もっと悪役にしてもいいだろうと思いました。
小栗さんや柳楽さんは短い出番だけどちゃんと役を作り、感情をのせて存在感を出していてさすがです。
野間口さんとか鬼島役の方とかすごくよかったです。
ただ、やはり題材的に映画には地味ですね。
そして見せ場は、やはり漫画原作なのでちょっと現実離れしてるのがつらい。。。
しかし、響が大人や友人に説教するセリフはどれも筋が通っていて、心の奥を打ち抜き、本当に大切なことを思い出させてくれる名言ばかり。
スカッとさせてくれるところが、この映画の一番の醍醐味かもしれません。
最後の平手さんの歌が、響の心情をあらわすせつない曲で、これを入れたことで違うおもむきが出たと思います。
もう1回見ようと思います。
原作に忠実
もちろん細かな設定の違いはありましたが、 平手は響でした。他の配役も良かったです。どうやって終わるのかなと思ってましたが、ああやっておわるんですね。納得です。小栗旬との対立のシーンはとても良かったです。
シンクロ率が高い
平手さん好きで気になって行きました。
音楽の時もそうですが、平手さんのシンクロ率の高さを
映画でも感じることが出来て満足です。
映画の内容も漫画は見たことないですが、面白くて
映画きっかけで漫画を見ようと思いました。
平手さんも、響のキャラも知らなかったら
面白くないのかな~と思ったので0.5低くしました。
個人的には満足でした!
刺激的でした。
最近、欅坂が好きになったこともあり、“てち”が出てるんなら〜と軽い気持ちで観に行ったら初っ端からノックアウトされました。
私は暴力的なシーンがあまり好きではなく、目を覆うようなところもありましたが、でも目を離せずに一気に観れてしまった感じです。
バッチリ役と平手さんがマッチしていて、ありえないような言動・行動も受け入れている自分がいました。
今の平手さん自身の立場と響の立場も少なからずシンクロしているような・・・
超豪華な共演陣に全く引けを取らない堂々たる演技、お見事としか言いようがありません。
平手さんの今後がすごく楽しみになってしまう自分がいました。
原作は読んでないけど
原作は読んでないけど、思っていたより、面白い作品でした。作家さんの小説を書くことが大変さがよくわかり、小説を読むときもっと大事に読もうと思いました。
平手さんが、とても良かった。欅坂のときとは違い、存在感もあり良かったです。
良くも 悪くも。
平子さんは 確かに原作の主人公に あってるし 原作通りといえば そうなんだけど わざわざ 映画館まで 足を運ぶ事は ない気がしました。
それなら 漫画の中の響の方が 数段 魅力的ですし なんだかな?という感じでした。
「物語の道具」扱いされない「人間で天才」
『主人公の鮎喰響は15歳の女子高生ながら芥川賞・直木賞に同時ノミネートされた天才小説家。
しかし彼女は自分の信じる生き方を絶対に曲げず、暴力的な手段も辞さない』
これだけをきくと、「天才だ」と人々が熱狂する様子やその才能に圧倒される秀才たちが生き生きと描かれて、主人公は「天才」「破天荒」という属性だけを割り振られた道具になりかねないと思う。
しかし、違う。
この映画では15歳の鮎喰響が毎日を生きている。
作中に響のモノローグは一切ないのに、響のことを目で追っているだけで、鮎喰響が非常に豊かな感性で世界をみつめていること・何を大切にして生きているのかが深く自分の中に入ってくる。
主演の平手友梨奈は様々な媒体で「鮎喰響の生き様を届けたい」と話しているが、その言葉通り、1秒たりとも逃さず鮎喰響として生きていた。
嘘がなくてまっすぐ世界と向き合う人間の強さと危うさを、とんでもない存在感をともなって感じられる映画だと思う。
自分はこの先、「しょうがないじゃん」とごまかしそうになった時、鮎喰響のことをふと思いだす気がする。
もう一つの響が見てみたい(駄文長文御容赦)
「痛快!スカッとした!気分爽快!」
「自分を曲げず汚い大人をやっつける彼女の生き様に共感」
「平手友梨奈は鮎喰響そのもの」
この映画の高評価レビューの大勢はこんなところか。
映画を見た受け手の多くがこう感じたのなら、アイドル主演映画としてまずまず成功した部類に入るのだろう。言ってることは正しい(っぽい)が、やってることは社会通念とかけ離れるので、「大人の常識なんてクソくらえ!」と単純にスカッとしたい人であれば、キャストのファンであるなしに関わらずそれなりに楽しめるはず。彼女の物言いに「そうだ!そうだ!」と相槌ちを打つのは簡単にできる構成だからだ。更に言えば平手友梨奈のファンなら文句なく☆5満点だろう。登場シーンは豊富でドアップも満載だ。
私自身も、もしこの映画を『天才的ともいえる小説家としての才能を秘めた女子校生-響-の巻き起こす、大人へのアンチテーゼをテーマとした痛快活劇』…として観るならそれほど悪い評価はつけない。
但し、主人公からなにか共感を得るといった類ではなく、深く考えずに女子校生がスカッとゲスな大人をぶっ飛ばす様子を喝采しようではないか…といった見方にはなるが。
104分のストーリーには主人公の信念や生き方に関する背景描写がほとんどなく、天才感も悲しいほど乏しい。原作を読んでいればある程度補完されるものの、実は原作でもそれほど彼女のバックグラウンドは説明されていない。小説を投稿しただけで一気に響は天才認定され、いきなり破天荒な行動が全面に出てくるから、特に原作未読の人は彼女の生き様をスクリーンに写る行動や言葉から勝手に妄想せざるをえない。
また、エピソードが雑多で一つ一つは浅薄だから主人公の個性を際立たせる面ばかりが悪目立ちしてしまい、ややグロテスクに感じてしまうのは残念。実は普通の高校生でもあるんですよといったシーンも挟まれてはいるが付け焼刃な印象。もっと高校生らしさをスポイルしない演出方法はなかったか。
主演は欅坂46の平手友梨奈。
実際に多弁ではなく、朴訥と喋る人物像は主人公の鮎喰響にピッタリといった声も決して的外れではないと思うが、如何せん平手友梨奈がセンターを務める欅坂46の楽曲の風味がキャピキャピの色恋ものでなく、「反大人」だったり「自分に正直に生きる」などのメッセージ性の強さにあることを考えると若干のあざとさを感じざるを得ない。鮎喰響に嵌る役者がいたというより、今の平手友梨奈に嵌るキャラを探してきましたと言ったら少し嫌味かもしれないが。
演技力は…過去のアイドル主演者(デビュー当時の原田知世や松田聖子など)と相対評価をすれば確実に及第点。セリフを一言二言喋っただけで「大根!」と叫びたくなるような人も大勢いたが、彼女にそれは当てはまらない。鮎喰響の演技は相応に出来ていたといって差し支えない。但し、絶対評価で言えば、まだまだこれからの人。現時点で上から目線の強者は演じられても、おそらく歯を食いしばって生きる弱者は演じられない…といった印象である。
共演陣は豪華な配役。
北川景子は影の主人公であり、響をただの道化にしないように随所で常識ある大人を演じている。演技は普通。
小栗旬と柳楽優弥は特別出演的な配置だが、物語の構成上は重要な役回り。さすが主役級。短時間でも存在感が凄い。
不満は高嶋政伸。彼の責任ではないが悪役っぷりが足りない。彼の冷淡な演技はもっと下衆な役柄じゃないと活かされない。
「お嬢ちゃん…うちでゴーストライターやらないか?…金なら払うぜゲヘヘ…」くらいがちょうどいい。
長くなったのでこの辺で評価を総括すると、残念ながらチープなアイドル主演映画の枠からは出られていない。
一部のコアな観覧者は「アイドル映画」としてのレッテルに拒否感があるようだが、映画の構成、宣伝を含めてアイドル平手友梨奈を提供側が推しているのは明白だから仕方ない。公式サイト、雑誌、TV、ラジオと過剰に平手友梨奈を露出させたのは逆効果だったように思う。せめて公開前は平手友梨奈=-響-をビジュアルを含めてもっと「謎めいた人物」としておけば印象はまた違ったかもしれないが。
ここまで映画評 ☆3
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ここからは蛇足
月川監督はこの映画をどのような作品にしたかったのだろう。本当にこの-響-で満足しているのだろうか。
原作者がどうプロットを考えているかは判らないが、自分には物語の根底にある本来の主人公は鮎喰響ではなく、取り巻く大人のように思える。
守るべきものがあれば、自分の信念を傷つけるものがあれば、手段を選ばず行動する。自由奔放で自分を偽らない高校生-鮎喰響-を触媒として、彼女に触れた者たちが少なからず自分の人生の立ち位置や失った自由を見つめ直す…そんな大人たちの群像劇。
真にフォーカスされるべきは鮎喰響の生き様ではなく、俗に堕ちた大人たちの悔恨と僅かに取り戻す未来への光であると。もし、そこを軸にもっと深堀して描いたなら冒頭に書いたような「響ありきの痛快劇」ではない-響-がそこにあるはずだ。
勝手なことを書いた。
もちろん商業映画だから大人の事情は察するし、公開された-響-とは関係ない話だ。原作とも離れてしまうだろう。だから蛇足である。けれども…。
もし、一切の先入観を持たずに済む無名の女優が鮎喰響を演じ、山本と鬼島の心の変遷をもっと深堀した-響-があったなら是非観てみたいと思ったのも事実なのだ。
月川監督とどこかの飲み屋でばったり会ったら「本音ではどう作りたかったの?」と聞いてみたいくらい惜しく、素材としては面白そうな作品ではある。
このテーマでこの娯楽性
おいらが男だからかもしれないけど、単純に楽しめました。 こんな天才で運にも恵まれた人間が生まれ落ちたら、こういうハプニングが起きちゃうんだろうなぁ。 そのわくわくと怖さが楽しめれば、楽しめる!!
テンポよく面白かった
原作は読んだことはないので、彼女がなぜあそこまで極端な性格になっているのかの必然がわからなかった。
頭が良いのに頭にくるとやっつけるという流れは今ひとつピンとこない。
でも、そのスジの通った考え方と徹底的にやってくれるところがカタルシスになり、常識に縛られている大人にガツンとカツを入れてくれる。
テンポよく長すぎない構成で押し切っていた。
これは面白かった。
全470件中、201~220件目を表示