劇場公開日 2018年3月30日

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ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男のレビュー・感想・評価

全258件中、1~20件目を表示

3.5Oscar-Bait Story Retold, Biographically More Convincing

2020年8月5日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

Darkest Hour is the basically the same story of UK's entry into WWII that we saw in the King's Speech and Dunkirk, this film playing as a third camera angle into the drama of the man who was in charge at an alarming flashpoint in history. Of the three, the film is the best at projecting the end times feel of Hitler's encroaching through the surrendering governments of Europe. You'll be proud Brit

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Dan Knighton

4.0チャーチルという巨人の寓話

2018年4月30日
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興奮

知的

クライマックスの地下鉄のシーンが脚色されたフィクションであるように、これは史実をなぞった実録映画ではない。ある意味では独善的な宰相が、ヒトラーを警戒しながらも自らも独裁者的資質を持ち、しかし国民の目線を知ることで、国家における自分の役割に目覚めていくという、成長のドラマだと思う。それをどうやってビジュアルで見せるかにジョー・ライト監督は心を砕いていて、出来すぎなくらい明快な物語に仕上がった。映画だもの、核を掴み出して脚色し、映像のダイナミズムで表現する。とても映画らしい伝記映画だと思う。

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村山章

4.5主演、演出、題材。その3つが骨太に絡まり合う傑作歴史ドラマ

2018年3月31日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

本作ついて述べるとき、その大部分がゲイリーへの賛辞で占められるのはしょうがない。が、注目すべきは決してそれだけではない。何よりもその切り口。本来、チャーチルは成功もしたし、大きな失敗もした人ではあるものの、しかしこの映画は「27日間」というごく限られた視座に集約させることで我々に、彼と共に歴史が動くそのうねりを、しかと目撃させてくれるのだ。

チャーチルが放った3つの演説を背景にしている構成も面白く、さらにはこの偉人の内面を光と暗闇で表現したジョー・ライトの演出も冴える。何かと閉所空間にとどまることの多い本作において、議場をふわりと舞うカメラワーク、上空から見下ろした俯瞰映像、タイプライターの小刻みなリズムを使って観客を飽きさせない手法もさすが。そして何より「つぐない」「英国王のスピーチ」「ダンケルク」との歴史的結びつきは、英国映画ファンならば熱狂して受けとめるべきポイントと言えるだろう。

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牛津厚信

4.0演劇のような政治空間

2018年3月28日
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鑑賞方法:試写会

知的

冒頭、英国議会のシーン。中央の証言台にスポットライトのように外光が差している中、議員たちがオーバーリアクションで紛糾している。まるで演劇の1シーンのようだが、政治の舞台が芝居による騙し合いの場フォーマンスの場であるとすれば、非常に的確に演出だと言える。

その政治の世界で見事なタヌキのような要望と見事なスピーチ力で第二次大戦中に名を馳せた名宰相チャーチルが、いかにして英国をナチスの危機に向き合わせたかを描くのが本作だ。チャーチルはその政治活動において、失敗も多くしている政治家だが、危機に際して発揮される類まれなリーダーシップを発揮した大戦中にのみ焦点を当てている。

物語中盤でダンケルクの撤退戦のエピソードは、クリストファー・ノーランの『ダンケルク』では描かれなかった、あの作品の重要な側面が描かれており、政治的決断の重要さと残酷さを見事に浮かび上がらせている。

それにしてもチャーチルはヒトラーの思考をよくわかっている。もしかしたら2人は似た者同士で、同族嫌悪のようなものがあったのかもしれないと本作を観て感じた。

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杉本穂高

4.0オールドマン・チャーチルの凄味とは?

2018年3月26日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

興奮

偉人のライフストーリーをその誕生から死までを延々描くのではなく、主役のウィンストン・チャーチルが英国首相に就任してからダンケルクの戦いに至る"27日間"にピンポイントでフォーカスしている点が、まずいい。そこにチャーチルのすべて、つまり、信念で母国を真の意味での勝利へ導こうとする個性と決断力が見事に集約されているからだ。そして勿論、共にオスカーに輝いたゲイリー・オールドマンとメイクアップ・アーティスト、辻一弘が紡ぎ出した精密な宰相のルックスにも負うところが大きい。わけてもオールドマンが凄いのは、画期的なメイクを凌駕して余りあるキャラクターの魅力が画面に溢れ出ている点。何しろ、オールドマン・チャーチルはチャーミングなのだ。彼がやったのはそっくりメイクで実物になり切る従来のオスカー演技とは根本的に異なる,性格俳優による人物造形の理想型。それを是非、しっかりと目に焼き付けて欲しい。

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清藤秀人

5.0私が話を遮っている時に邪魔しないでもらいたい!

2024年4月5日
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マサシ

5.0ゲーリーの凄まじい演技力

2024年4月4日
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泣ける

興奮

知的

クリストファーノーラン監督の映画「ダンケルク」つながりで、いまさらながら観た。
少し吃る感じの喋り方といい、動き、姿形はニュースや記録映画で見たチャーチル首相そのもので鳥肌が立った。もう何作になるのかわからないけど、何故当時映画館で観なかったのか後悔した作品の一つになりました。

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映画野郎

3.5諸君の救出は行われない。 繰り返す、救出は行われない…

2024年3月23日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

なんとも厭なモノを観せられた氣分。
おそらくフィクション部分をある程度織り交ぜられているのだろうけど、観終わってすぐの感想が最初一文。
歴史を顧みたところで、現在の見解では、どれだけ真実が語り継がれてるか判らないので、あまり過信出来ないモノばかりだけど…。
世界大戦の歴史は、やはり酷いモノだ。
ハンカチ一つでどうにでも演技出来る議員も滑稽だが、そんな議員達の導いた結果に従わざるを得ない兵士達に憐憫の思いを隠せない。
屈しない氣概は解るが、戦争で勝つと云うのは、殺し合いをする事なのだ。
地下鉄の一般市民が、殺し合いを望むのだろうか?
こんな疑問を持つ私自身がGHQの洗脳で戦争を拒んで居るのか?

内容というか、ストーリーそのものが厭な氣持ちを増幅させるモノだった、のだが……、それだけ映画としては完成度の高い作品なのだろう。
ホント、厭な作品だ!

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奇妙鳥

1.0第二次大戦回顧録を

読んだが、彼はその著作の中で自信の体験と自慢話しに終始していた、身近などこにでもいる老人、が右翼傾向にあるので、日本にもいた、日中戦争に従軍経験あり蛮行を恥ずかしげもなく自慢する元日本兵にも似ている、この映画は偉大な偉人で世界を救ったとの宣伝?、優等文明は劣等文明を支配、指導する、とする理論のもと、インド人への人種差別に、インド担当相から、首相とヒトラーの思想にそれほど違いがあるとは思えない、と言われ、インドへの食糧援助を拒み続けたためベンガル飢饉を引き起こし数百万人の死者を出している。
自国の将兵に対しても無謀な戦争指導で何十万人もの戦死者を出しながら貴人情を知らずで関心を示さなかった。
そういった側面がまったく描かれてなかった。

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全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

4.0チャーチルと外相ハリファックスの対立が印象に残る

2024年3月14日
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鑑賞方法:VOD

チャーチルの徹底抗戦の主張が持て囃されるが、ハリファックスの和平の主張も大事な一つの意見だ。今では当たり前のように知られているユダヤ人の強制・絶滅収容所の存在は、大戦の途中から報道などで徐々に他国でも把握されるようになった。そのことを考えれば、イギリスの閣僚クラスであっても、ナチス・ドイツの恐ろしい実態については把握していない部分も多かったはずだ。後世の人間は、結果としてチャーチルの下した徹底抗戦の方針を英断だと思う。しかし当時の人間には何がベストな選択かなど知る由もない。だからこそ、ハリファックスによる和平の主張も、国家の将来を決める上で大事な一つの意見なのだということを、2人の激論を見ていて思った。

どのような決断を下しても批判は出る。大事なのは明確な方針を立てて、それに沿った意思決定を迅速に行っていくことだと、チャーチルの振る舞いを見ていて思う。企業も同じなのではないか。

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根岸 圭一

3.5議事日程表を振るんだ!

2024年3月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2024年3月9日
映画 #ウィンストン・チャーチル/#ヒトラーから世界を救った男 (2017年)鑑賞

イギリスがヒトラーに屈する寸前での首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間に焦点を当てたお話

#ゲイリー・オールドマン をチャーチルへと変身させた特殊メーキャップ・アーティスト #辻一弘 さん凄いな

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とし

3.0あの戦争は、何だったのか

2024年2月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 治世の能臣、乱世の奸雄と云う人物評がありますが、チャーチル爺さんは、治世の変人、乱世の奸雄ですね。
 ヒトラーの台頭を許したのは、1つめの戦争の戦勝国が、賠償金でドイツを追い詰めたのが要因だとか。私の知るチャーチル爺さん、2つめの戦争に、アメリカを参戦させたくて仕方ない。そのための外交政策として、極東の島を追い詰めます。真珠湾からの「トラ・トラ・トラ」の電文を、誰よりも喜んでいたのは、チャーチル爺さんだったのかも…。因みに私の母方の祖父は、戦地に赴き、帰ることは叶いませんでした。この時点で、私のチャーチル爺さんへの感情は、推して然るべきものとなります。

 「ダンケルク」の陰にカレーの戦いあり。その決断にチャーチル爺さんあり。彼は鬼畜なのか、策士なのか、口舌の徒なのか?。

 海相上がりの首相が、演説かまして独裁制を打ち砕く一方で、極東の島は、陸相上がりの首相の、欲しがりません、勝つまでは…で、焼け野原になりました。どちらが正しかったとか云う話ではなく、それが戦争です。
 私は戦争に同意しません。しかし、国際法上、外交政策の一環として、戦争の存在は否定されません。
 今も終わらない特別軍事作戦。凍てつく大地の大統領を、ここまで追い詰め、ここまで意固地にしたのは誰なのか、今更捜しても是非もないことですが、私達は、あの2つの戦争から、何か学んでいるのでしょうか。地続きのクニは和平の道を探り、ドーバー海峡の向こうのクニは、抗戦を表明、大西洋の向こうのクニは、距離を置こうとする…これは、映画だけの話なの?。

 未来を予知できない私達にとって、明日をも知れぬヤバい状況を、舌先と鋼のメンタルで切り抜ける、したたかさは、乱世を乗り切るには必要のようです。結果は後世に託すことになりますが、時のイギリスが、アラブ人とユダヤ人に持ち掛けた、この時の密約について知っておいたほうがいいと思います。「アラビアのローレンス」だけでは片付けられない今が、見えてきます。
 何故、戦争は終わらないのか?。実は、イデオロギーとか、宗教の違いは、後づけされた言い訳。本当の理由は、其処に欲しいものがあるから。講和も、和平も、どちらかが、欲しいものを諦めるか、お互いにこれ以上、得るものが無いと悟るまで実現しない。
 そんなク◯みたいな世界に示すVサインは、チャーチル爺さんのほうが、正しいのかな。
 乱世の奸雄の矜持を、見た気がします。

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機動戦士・チャングム

4.0自由という大義 〜 我々は戦争の只中にいる

2024年2月12日
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こころ

3.0ぶれないチャーチル

2024年2月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

チャーチルのイメージはぶれない。
そんな思いを描きつつBSで録画視聴。
チャーチルが就任した頃からダンケルクの戦いまでを描いたストーリー。よく理解できる作品だと思う。
世界史の勉強には役立つ作品。
ただ、映画となると平凡。

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ナベウーロンティー

4.0演技と演出の絶妙なハーモニー

2023年11月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

ジョー・ライトは光の使い方が上手い。と旦那が言っていた。
窓の光、人物の顔を照らす光、孤独を切り取るような光、緊張感漂う真っ赤な光。
この映画を思い返すとき、なるほど確かに光は雄弁にそのシーンを物語る。

「ウィンストン・チャーチル」は第二次世界大戦中のイギリスが舞台で、チャーチル首相就任からダイナモ作戦前夜までの、短い期間を題材としている。
まとめサイトもポータルニュースもない時代、政治家の演説に皆聞き入って、少しでも戦況を知ろうとしていた。
そんな時代、チャーチルは3本も「名演説」を書いている。言葉こそが彼の武器で、彼の言葉が無ければ世界は今と同じ形では存在しえなかっただろうと、私も思う。

そんなチャーチルが、どのように自らの言葉を昇華させていったのか?
チャーチル自身の言葉を損なう事なく演出する、その手法こそ「光」なのだろう。
老獪なイメージのあるチャーチルだが、置かれた立場は厳しい。そんなチャーチルに「光」はそっと寄り添って、彼の孤独や葛藤や信念を私たちに伝えてくれる。

個人的には「英国王のスピーチ」「ダンケルク」の2本を観ていたので、どこか懐かしい感じすらした。もちろん、チャーチル自身があまりにも有名なので、観ていなくても特に困らない。

第二次世界大戦は今の世界が構築された、重要な分岐点だ。当然作品数も多い。
色々な国が大きな決断を迫られ、そこかしこに大小様々なドラマがあった。その集合体が今の世界なんだと思うと、まだまだ知っておかなければならない事が沢山あると思う。

戦後半世紀以上が過ぎて、もっと多くの映画が作られていくだろうが、「ウィンストン・チャーチル」のような見応えのある映画が増えることを望む。

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つとみ

4.0成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。 肝心なのは、続ける勇気である。

2023年11月27日
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久々映画day

表と裏
右と左
前か後

本質とは、モノごとのキワにあると思う。

一つの決断が、歴史をも変えてしまう、
これを同じ”仕事””責任”と表現してしまって
良いのだろうか。

苦悶という言葉で表すには、
軽薄で軽率な表現になってしまう。
その本質に真っ直ぐ向き合っている証拠であり、
真の正解とは生きているうちにはわからない、

もしかしたら、虚構なのかもしれない。

けれど、
私は血と苦労、涙と汗以外に捧げるべきものを持たない。

言葉の持つ力の凄みを映像から感じる
素晴らしい映画でした。

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あや

4.5鑑賞して下さい

2023年11月6日
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鑑賞方法:VOD

知的

こういう映画が増えると嬉しい限り。

永遠と観てられる。

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ゆうすけ

4.5ゲイリー チャーチルの凄味。

2023年7月26日
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怖い

興奮

知的

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moon-yoko

4.0ゲイリー・オールドマンの演技が圧巻!

2023年5月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

『ダークナイト』シリーズでは優しいゴードン警部補のイメージが強いゲイリー・オールドマンだが、今回は短気で口が悪くイライラした演技と特殊メイクでチャーチル本人のよう。戦争映画を第一線の戦場ではなく遠く離れた政治の場での駆け引きの面から見せることで、かえって現実味を感じた。『ダンケルク』の裏での国内外の交渉の様子が興味深かった。英国映画らしいテンポの良さと時折皮肉を交えた展開は、最後まで飽きることがなかった。エンディング後の最後の最後に「あの音」を流したのもなんとも粋な終わり方だった。

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銀月

4.0植民地帝国を誇るようなラストの演説シーンの意味は…

2023年4月17日
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「プライドと偏見」「つぐない」と
同じ監督による作品とは知らないまま、
「スリー・ビルボード」
「ペンタゴン・ペーバーズ」
「シェイプ・オブ・ウォーター」の話題作が
キネマ旬報1~3位を占めた年に
第69位という低評価だったこの作品を、
でも、私は大変面白く鑑賞した。

一つは、日本人による特殊メイクの
チャーチルは見事の一言で、
そんな中でも、チャーチルが、時折
ゲーリー・オールドマンに見えるという、
ただ似せただけではないメイクアップ技術に
感服させられた。

また、話の展開では、当時の英国が、
チャーチルのかなり強引な反ナチス誘導や、
彼の首相任命で、
潰えていたかに思っていたチェンバレン政策
から引き摺る対ナチス宥和政策を背景に、
他の政党からの引きずり落とされかねない
政治状況があったこと、
また、当初は米国からの軍事支援も
得られていなかった事、
更には、チャーチルには
国王との確執もかなりあった可能性も
初めて知ることが出来た。

また、当時の戦況として、
ダンケルクの大軍撤退のために、
カレーの部隊を犠牲にしていた事も。

そんな中、チャーチルが
ロンドン地下鉄で市民の声を訊いて、
ナチスとの対決を決意するシーン、
多分にディフォルメされているのだろうが、
ロンドン市民の心意気を示す演出には
思わず涙を誘われた。

また、国王がチャーチルの自宅を訪れて
彼のナチスに対する厳然とした姿勢に
賛同すると伝えるシーンは
フィクションなのかも知れないが、
これも、作品としての盛り上げ要素として、
受け入れることが出来た。

ただ、最後の演説のシーンでは、
例え事実だとしても、ここまで人間の尊厳の
観点から盛り上げてきた作品として、
なにも植民地政策を誇るような
大英帝国的意識の演説は、
この作品としての一貫性を
マイナス化させてしまった印象があって、
省くべき要素の台詞ではなかったろうかと
残念に感じたが、
戦費調達のための借財や植民地の独立で、
大戦後の英国は世界中の権益を失い、
世界帝国の地位を失った、
そんな歴史認識をあえて自虐的に踏まえた
描写だったのだろうか。

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KENZO一級建築士事務所