劇場公開日 2018年4月14日

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「大人だな〜本当、大人な映画〜〜」さよなら、僕のマンハッタン 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5大人だな〜本当、大人な映画〜〜

2021年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」

以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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お父さんの浮気現場を目撃!なんて少々訳ありな予告編で
BGMがサイモンとガーファンクルのウディ・アレン的作品?
と勘違いしそうですが、全然違うので、
ウディ・アレンアレルギーの方も安心見られます。
(そりゃ、お前だろ~~(笑))

大学を卒業したのに自分の将来を決めかねてる若者と
ちょっと不思議な中年男のやりとりと言うと
説教くさい内容を想像するけど
そこはやっぱ現代風なのでそう言う感じはないですね。

大人の狡さと、大人だからこその愛情と両方が交錯する
なかなかに見応えのある家族ドラマです。

で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

オチは、途中でちょっと感じましたが
別にそんなにがっかりしませんでした。
そこへ行くまでのドラマ部分が素敵でしたね。
マンハッタンの階級差や地域差もうまく生かされていたし
やっぱり様々な人がいて様々な文化が混ざり合う街の
いろんな「大人の事情」は最先端な新しい時代の
「ものの捉え方」を示唆してくれます。

脚本、良かった!!

主演のカラム・ターナーもいい!
繊細そうに見えて、案外しぶとい(笑)
でないとあんなことはできないよね〜
最初は細っぽいダメ兄ちゃんだったのに、
最後はいい感じに成長してました。

ピアース・ブロスナンも最近はいいですね。
往年の二枚目が年齢を経て、肩の力の抜けた
いい演技派になって行くのは観てて嬉しい。

最近のニューヨークやマンハッタンが舞台の
良質な人間ドラマを AMAZON CONTENT SERVICES LLC が
積極的に作ってて新しい流れを感じてます。
米、アカデミー賞のコメントでも話題になった
クメイル・ナンジアニの実話を映画化した
「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
も AMAZON CONTENT SERVICES LLC の作品だったしね。

ちょっと以前の都会的な大人のドラマと言えば
ウディ・アレン!という感じでしたが
今や人種やジェンダー問題を無視した作品は
時代に合わない。
これからの
AMAZON CONTENT SERVICES LLC の作品に期待したいです。

@もう一度観るなら?
「配信でじっくり、そこ、もう一回!とか戻しながら観たい」

星のナターシャnova