劇場公開日 2018年9月7日

「想像以上に酷い。」フリクリ オルタナ 田中太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5想像以上に酷い。

2018年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

今作は監督及び脚本が代わっており
レビュー等から期待はしていなかったが、
想像を上回る酷さであった。

まとめるなら
・ほとんど女子高生の話
・“フリクリ”はおまけ
・話がつまらない
・ピロウズの扱い雑過ぎ
・でも、まぁ良いとこもあるよ☆
詳しくは以下をお読みください。

宣伝等ではフリクリ続編と言われているが、
私はそのようなものではないと感じた。

約8割方、女子高生がメインの話で
(個人的には)これがくっそつまらない。
特に何を得るでもなく
ありがちーな女子高生の青春物語である。
さらに話が全体的にかなり雑。しかも長い。

また、フリクリはあくまで要素の一つであって
設定が引き継がれているわけではない。

(今作の)監督も脚本も原作である“フリクリ”を
理解しているとは到底思えない。
小説版すら読んでないんじゃないかレベル。
もしくは理解した上でガン無視している。

具体的には、
原作では(母が宇宙人である)ナオ太のみN・O能力者
であったが、今作は登場人物のほとんどがその能力を有する。

また、ハル子の人物像もかなり違う。
「アトムスクさえ手に入ればこの星なんて興味ない」と
発言していた女がその星を救おうとしている。

これ以上はネタバレを多々含むため省くが、
原作を考慮すると矛盾点は数多である。

以上のようにフリクリの続きだと思って
この映画を見てはいけない。
正直、この映画はどういう人達をターゲットにした
ものなのか全く理解できない。

更に付け加えるならピロウズの曲の扱われ方もぞんざいである。
イントロが流れ始めて、おっ、この曲は!
とテンションが上がるのもつかの間。
サビに入る間もなく曲の音量が下げられ、
ほとんどさわおさんの声が聞こえなくなる。
(2.1chである為、さらに聴き取りづらい)

全く汚点を上げ始めたらきりがないがフリクリオルタナである。

ただ、良い点を挙げるならば

・作画キレイ、3DCGも自然
・声優さんの演技上手い
・R・O・Nさんの楽曲素晴らしい
・the pillows最高

それを台無しにしているのはまさに監督及び脚本等のせいだが...

田中太郎
田中太郎さんのコメント
2018年9月25日

というか、“のみ”というのは語弊がありましたね。
大変申し訳ございません。
“地球人、一般人の中でナオ太のみ”ということです。

ニナモリももちろん地球人ですが、
ニナモリの頭からナオ太と同じネコミミ兼ロボットが出てきたのは
ナオ太の頭とニナモリの頭が衝突したからです。

田中太郎
田中太郎さんのコメント
2018年9月25日

みかみさんコメントありがとうございます。

そもそもこのアニメ、監督の鶴巻和哉さん曰く
“わからないことはわからないままでもいい、というスタンス”
というように、
設定に関しては原作を観ただけじゃ絶対分かんないんです(笑)。

ですので、設定について触れられたいのであれば、
小説版フリクリ(kindleで売ってる)を
読んでいただければ、ご質問に対する答えも解るかと。←私は角川の回し者か
(投げやりな感じになってしまってごめんなさい。)
まさに“目からウロコ”ですよ。

田中太郎
みかみさんのコメント
2018年9月24日

こんにちは
原作についての記述についてなんですけど、ナオ太が宇宙人の息子だという設定ってありましたっけ?
N.Oも、少なくともニナモリとアマラオも使えていたはずですが....

みかみ