トレイン・ミッション

劇場公開日:

トレイン・ミッション

解説

「アンノウン」「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」でタッグを組んできたジャウム・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが、走行中の電車の中を舞台に描くリアルタイムサスペンス。10年間勤めてきた会社から突然、解雇を宣告された60歳の保険セールスマンのマイケルは、失意の中、いつもの電車で帰路につくが、車内で見知らぬ女性から話しかけられる。女性は、電車が終点に到着するまでの間に、100人の乗客から1人のある人物を見つけ出せば、マイケルに多額の報酬を払うという。妻が人質に取られていることが発覚し、女性からの依頼を受けざるを得なくなったマイケルは、絶体絶命の状況下で1人の人物を見つけ出そうとするが……。

2018年製作/105分/G/アメリカ・イギリス合作
原題:The Commuter
配給:ギャガ
劇場公開日:2018年3月30日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6

(C)STUDIOCANAL S.A.S.

映画レビュー

4.060代半ばのリーアム・ニーソンがまだまだ躍動

2020年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

演技派で鳴らした名優が、シニアの域に入ってから格闘アクションの肉体派へと幅を広げるという、ほとんど前例のない挑戦で映画ファンをあっと言わせたのが「96時間」(2008)のリーアム・ニーソン。以降、リュック・ベッソン製作の「96時間」3部作の流れがあり、さらにもう一筋のリーアム活劇の流れが、「アンノウン」(2011)から始まったジャウム・コレット=セラ監督とのタッグ。本作「トレイン・ミッション」は実に4作目となる。

高速移動する大型の乗り物という閉環境において、主人公が悪者の陰謀に巻き込まれる点は「フライト・ゲーム」と同じ着想だが、本作では弱みを握られて悪者による標的探しに協力させられるというヒネリが加わることで、よくある犯人捜しとは一味違うスリラーになった。ヴェラ・ファーミガの悪女っぷりも良いアクセントになっている。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
高森 郁哉

4.0ジャンル映画の表現を更新し続ける男

2018年4月30日
Androidアプリから投稿

興奮

コレット=セラの新作と聞くと観ねばなるまいと思う。こと商業映画のカテゴリーにおいて、コレット=セラは常に刺激的な表現に挑んでいて、本作でも冒頭からワンカットにつき一日という猛スピードのモンタージュに主人公と家族の日常を圧縮してみせる。ここだけを取り出しても、野心的な短編として成立するだろう。じゃあ本作がアートな実験作かというとまったく違う。気がつけばヒッチコック的ミステリースリラーに放り込まれる大娯楽活劇仕上げ。多少ご都合主義ではあるが、またジャンル映画に新しい刺激をもたらしてくれた。次作も絶対に観ますよ!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
村山章

3.5抗い難い魅惑の囁き

2023年12月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画の肝は、一も二もなくヴェラ・ファーミガだ。華やかなオーラがあるわけでも、際どいドレスに身を包んでいる訳でもない。なのに逆らい難い艶っぽさがある。俗っぽく言うと、エロい。
知的なようにも見え、柔らかな表情は良い人のようにも見える。
なのに何故だかミステリアス。

実直さを絵にかいたようなリーアム・ニーソンを持ってしても、彼女の言葉に不思議と誘われる。
突拍子もない申し出で、「そんなバカな」と即座に否定してもおかしくないような提案であるにも関わらず、だ。
「ひょっとしたら」と思わずにはいられない。

リーアム・ニーソン演じるマイケルは、刑事を辞めて保険のセールスマンとなり、毎日郊外から通勤電車に乗って真面目な社会生活を送っていた。
人生の基本が地道な男なのだ。
ヴェラ・ファーミガ演じるジョアンナは、そんな彼に現実味のないオファーをする。
マイケルはそれを一笑に付しても良い筈だった。
なのに確かめずにはいられなかったのは何故か。

もちろん、経済的な理由もあっただろうが、ジョアンナから醸し出される逆らい難い誘惑の香りに飲まれた部分は大きい。
ジョアンナの囁きは、楽園の蛇の囁きだ。ささやかな力だが、その先には大きな落とし穴が待っている。

登場シーンは少ないのに、圧倒的な魅力を見せつけるヴェラ・ファーミガ。彼女をキャスティングした事がこの映画の最高の見せ場、かもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
つとみ

3.0タイムリミット迫る列車内での推理、見えない敵との対峙

2023年8月27日
スマートフォンから投稿

設定としてはあるあるだけど、本当に誰が敵で味方か分からない。 それでいてよくある無理矢理な結末でも無いところがよく出来ている映画。

主人公の日常に突然訪れる非現実的なトラブル、日本の通勤電車とは異なるシチュエーションであるため感情移入しにくいけど、まあまあ面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
キムラ
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「トレイン・ミッション」以外にこんな作品をCheck-inしています。