サバイバルファミリーのレビュー・感想・評価
全278件中、241~260件目を表示
ホームコメディではなくSFとして観たら
現代人が電気インフラ失い家族のきずなを取り戻す笑えて泣けるホームコメディとしてみれば 普通の☆3ですがそれでは普通です。約2年後電気障害解消後の世の中をつい考えたときブラックSFとして違う視点で見てみると・・・・インフラが断たれると一人暮らしの老人が死にます。映画では触れていませんが病院では多くの人が亡くなったでしょう。小日向さんも川に死でかけ深津さんは犬に殺されそうになり元気な若者は生き残り田舎の元気な老人も一人では心もとない。つまりインフラとは弱者を救うシステムであり約2年の間にお年寄りなど弱い人は死に夜が長くなり子作り励み新し命生まれ少子高齢社会がリセットされるのかと・・と裏読みしすぎたりするとなかなか深い話です。
人は電気に寄生してる?
パラサイトなんちゃら、って言葉が流行ったこともあったけれど、まさに電気無くして微塵も動かない社会で生きている人間って、電気にパラサイトしているんじゃなかろうか。
無くして半死半生で辿り着いたそこは、なくても生きてゆける土地だったなんて、昔はよかったどころの騒ぎじゃない。
同時に印象的だったのは、電気があると人手はいらないけれど、電気がなくなると1人暮らしはこたえる、という養豚農家のくだり。これからの人口減を想えばやっぱり、電気にパラサイトだ。
笑えるところもなければ見ていられない本作に、せめて寄生ではなく共生くらいまで盛り返したいな、と思わずにはおれなかった。シュールでシリアスな本作に一本取られて、劇場を後にする。
人間力を大切に
航空パニックをコミカルな群像劇に仕上げた「ハッピーフライト」の矢口史靖監督の事だから、もっと笑える内容かと思っていたら、意外!
勿論、コメディがベースのエンターテイメントではあるが、何度も何度も自分だったら?…と考えさせられ、思ってた以上に面白かった!
もし明日、世界から電気が消え、何もかも使えなくなったら…?
幾ら何でもそんな事が突然起きるなんて現実的に考えてあり得ないかもしれないが、その“もしも”の描写がコメディとは思えないほどリアル。
時計が止まって時間も分からない、エレベーターも止まってマンションを階段で上り下り、電車も止まって歩いて出勤、自動ドアも止まって中にも入れない、洗濯もトイレも風呂も洗い物もダメ、夜は真っ暗、今あちこちでどうなってるのか知る手段も無い。
日本人は震災時でもマナーを守って称賛され、海外のような暴徒が起きないのは誇りだが、あの苛立ちや困惑はあり得そう。
同じマンションの老女が生活を苦に亡くなっていた…というエピソードはほんの一瞬だが、妙に生々しくて胸締め付けられた。(仮設住まいの震災被害者が何人も生活を苦に自殺したというニュースを思い出した)
冒頭、田舎から送られてきた魚を捌けず、野菜に虫が付いてたから捨て、スマホにどっぷり依存の生活描写が皮肉たっぷり。
ホント、今の生活が何と恵まれている事か。
(かく言う自分も今まさに、スマホ片手に感想を書いてる訳だが…(^^;)
一週間経っても電気が戻らない。
飲食も底を尽きた。
唯一の望みは、自然に囲まれた鹿児島の妻の実家。
飛行機も飛んでおらず、いつ着くか分からない自転車旅…。
自分だったら何を持って、どういうルートで行くか、今から準備しなくては!…とかなりシミュレーションしてしまった(笑)
高速は徒歩や自転車で大渋滞、途中途中のSAやスーパーは品切れ。皆、考える事は同じ。
進んでも進んでも、先は長い。
ボロボロ、限界、家族内の不満爆発。
ああ、もう、ダメだ~!
…そんな時、人間本来の営みが物を言い、真価や底力が発揮される。
途中出会った田舎で一人暮らしの老人の下で重労働を手伝うが、その施しの有り難み。久し振りのご飯らしいご飯が涙が溢れるほど美味い。
次第に取り戻していく家族の絆。あんなに大事だったスマホやエクステや○○○なんて今となっちゃどうでもいい。
ある時、非常事態が。こうなるまで家族がバラバラになるとどんなに辛いか分からなかった。
電気がある生活の豊かさもだけど、家族が一緒に居るありふれた幸せがいかに大事か。
人間って確かに弱っちくて脆い。
すぐ諦め、心がポキッと折れる。
でも、追い込まれた時の火事場の馬鹿力、適応力は誰もが持っている。
その“人間力”、天晴れ!
何だかシリアス作のような堅苦しいレビューになってしまったが、ユーモアとハラハラとしみじみの感動バランス良く、エンタメとして非常に楽しめる。
電気が消えた理由も謎のままなのも良かった。
悪戦苦闘サバイバルと家族の絆再びを通して、今の恵まれた生活への痛烈なメッセージと一見思うが、そうではなかった。
ラスト、電気が戻り、以前の生活を取り戻すが、以前と全く同じではない。同じに見えても、間違いなく何かがいい方向に変わった。
エンディングのライトアップされた都会の街並みの美しい事。
今の恵まれた生活に感謝を。人間力を大切に。
立派な災害教育映画。
ライフラインが無くなったら?というこの手のジャンルは、表現するのがとても難しいと思う、なんとかなんとか、、役者さんのクオリティで成り立った感を感じました。
それと世間的に劣勢にたっている、電力会社しか喜ばないと思った。
基本的にはコメディだけど
最初は現代がいかに電気に頼り切ってるか、という皮肉にもとれるドタバタ。次第に家族のつながりとは、と考えさせられ。この話どう終わるの予想もつかず。最後は不思議に清々しかった。基本的には喜劇だけど、結構奥が深い。ツッコミどころも多いけど、くすくす笑って、最後にちょっと考えさせられる作品。
日本だから焦点がぼやける。
日本でこんなことになっても、確かにこれくらいな慌てぶりなのかもしれないなー、と思うけど…。外国で同じ状況になったら略奪に暴行にいろいろド派手になると思うけどこれくらいの展開だと家族愛やら人間愛があまり際立たずストーリーのメリハリが少し弱いかな。結構ご都合主義な流れも多いから気楽な一本として楽しむべし。
文明生活の代償が見える
私たちが普段何気なく享受している便利なモノ、そのために支払っている対価を描いた映画。文明が失われていくほどに家族の絆が深まって行く。構成は単純だけど、あえて説明じみたセリフを省くことで幼稚な感じにならないよう工夫している。終わり方もさりげなくて良かった。小日向文世いい味出してるね。日本の俳優では間違いなくナンバーワンだよ。
ロードムービー?
電気が止まる。水道が止まる。電車が止まる。電話が止まる。
様々な機能が止まるのでパニック映画なのかと思えばどちらかと言うと電気を求めて家族4人で鹿児島を目指すロードムービーでした。
大したパニックにはならず仲のいい家族の道のりがコミュカルでいい。
本当におきたら、もっと凄いことが・・・
起きるはず。
電気を使うものが全て使いなくなると、情報通信や医療は全てダメなのでもっと混乱が起き、死者続出のはずが・・・・
少し平和な感じが否めない。
何にしろ、面白い設定なので燻製だけでは物足りないです。
今から ライフラインが断たれたらと 考えたが 電気だけならまだしも...
今から
ライフラインが断たれたらと
考えたが
電気だけならまだしも
ガス&水道もアウトだと
生き抜けないなぁ〜
自転車も乗れないし
田舎もないし
家族もないし
家で餓死なのか?
ふと思う...
停電から2年以上も全国民が
田舎で自給自足してたのかな?
だいぶ前に
ブレンダンフレイザーの
「タイムトラベラー」って映画に
凄いシェルターが‼︎
核爆弾用だから
入ってしまうと
50年は外に出れないんだけどね
畑があったり
家畜もいたかも(笑)
生きていくのに必要なものが
全て揃ってるし作れるって設定
もっかい見たくなったなぁ
うーむ
矢口監督の作品と期待してみました。
テーマの切り口は流石と思って楽しみに見ました。
川を渡るシーンはハプニングを起こそうと無理やり感が伝わって来て、違和感があります。
でも、笑える考えさせる、矢口ワールド最後まで楽しめる作品です。
電気に頼る現代に警鐘を鳴らす作品です。
とにかく笑える 良い作品です。
オープニングのiPhone や炊飯器の音が妙に
リアルでびくりしたな。
なんか震災の時を思い出しました、スーパーやホムセンに並びましたね。
でも何度も 笑える楽しい作品なので、是非
家族で鑑賞するのをオススメします。
深津絵里が母親役です
タイトル程サバイバル感があるわけではありません。
家族4人が1日中一緒に生活したらというシチュエーションのために電気が止まったら生活を行うという設定があるだけです。
ハリウッドパニック系映画やゾンビ系映画のような悲壮感や絶望感社会との関わりなど興奮するような要素はありません。
じっくりと1家族の生活を描くコメディになっています。
父親役の小日向文世は安定した役どころですし、息子娘はごくごく普通の学生を演じていてドラマとしてよいです。
母親役の深津絵里は明るい普通の主婦しててイイです。
自分と同級生だし、アイドルをやっていた時から知っているので母親役の深津絵里って感慨深いですね。
ドラマ、絵作り共に映画なんだっていうところが何か欲しかった。
とてもいい映画でした! 俳優さん一人一人の演技がとてもよかった! ...
とてもいい映画でした!
俳優さん一人一人の演技がとてもよかった!
今では毎日当たり前のように使っているものが
いきなり使えなくなるなんて想像したことがなかった!
もし使えなくなったら不便なんだな!と考えさせられる映画でした^_^
今の時代街の光で星があんなに綺麗に見れることはないからたまにはいいのかな?とも思いました!
けどやっぱり辛いんだろうな(^-^;
人間生きてくにはどんなに高いものよりも必要なものは食べ物や水なんだ!!
ご飯食べてるシーンめちゃくちゃ美味そうだったし
幸せそうでした(^^)
矢口史靖監督らしいコメディ要素もありつつ
感動するところもありさすがです!!
このサバイバル生活をして家族の中が昔より仲良くなっててほっこりした(^^)
全278件中、241~260件目を表示