劇場公開日 2017年10月7日

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ナラタージュのレビュー・感想・評価

全326件中、281~300件目を表示

0.5恋に恋するお嬢さん向けの映画

2017年10月8日
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鑑賞方法:試写会

基本的な主要登場人物は三人のみで、彼らのやり取りだけで延々と140分続く。

それ以外の脇役達はほぼエキストラ並の演技でこの人達はストーリーに絡まないのだろうなという事がそれだけで分かってしまうのだが、実際に三人以外の世界は存在しないかのような雑な描写。

ナラタージュというタイトルである以上、ナレーションである程度説明されてしまうのは仕方のない事なのかもしれないが、主人公が先生を好きになった背景すらも主人公の独白で突然説明されてしまうので、理由たったそんだけ?と思ってしまった
また葉山先生の背景も、唐突に自分から語り出すのも正直雑な演出としか思えなかった

登場人物が基本的に自分勝手なクズのメンヘラ人間達で、自分達の身に降りかかっている不幸に酔っているとしか思えない恋愛模様なので、
あまり現実的に見てしまうとダメ
自分は見ていてこんな苦痛に感じる映画は初めてだった
しかも長い。

恋に恋するお嬢さんなら、深く考えずに報われない恋って美しいと思えるかもしれないが…

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にゃふらっく

5.0人生経験によって異なる受取り方のできる映画

2017年10月8日
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見る人が今までどのような恋愛をしてきたか、どのような人生を送ってきたかによって感想が変わると思います。
忘れることは決して出来ないくらい大切な人だけど、そばに居ることはできない離れるしかないという状況に恋愛絡みではなくても置かれたことのある人には突き刺さるものがあるはず。
誰かに頼ると楽だし頼られると嬉しいという、人間の弱くてずるい部分が情景とともに沁みました。

是非、エンディングロールの最後まで席を立たずにいていただきたい。
しっとりとした空気に包まれて、自然と涙が流れると思います。
大人の方に見ていただきたい映画です。

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さやか

1.0有村架純ちゃんの濡れ場がヒドイ‥

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

映画封切り、2日目だったんですが、映画館ガラガラでした。
アウトレイジのほうが、お客さん多かったです。
高校のとき、原作の本読んでいて、すごく楽しみにしていたですが、
こんなつまらない、長いだけの映画は珍しいです。

内容がない、
これは、ただのポルノ映画じゃないですか!
有村架純ちゃんの事務所、頭がオカシイ!!

もっと、有村架純ちゃんを大事にしてあげてよ!!

朝ドラひよっこで、好演して、今人気女優がやる役じゃない!!
朝ドラ、終わったから上映できたんでしょうね‥
ひよっこやっていたら、NHK許さないでしょ。

他の女優がやってほうが、もう少し見れる作品なったと思います。

お金と時間、
両方返して欲しいです。

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Kurama

4.0いまもadieuの歌声がどこかから聴こえる。

2017年10月8日
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観客は音を立てない。みんなが息をひそめる静かな映画。泉ワンサイドの語りでときに恋する乙女にもいいお嬢さんにもすべてを包み込む母にもなりあきない。小野くんの若さは眩しく隠さない。かたや葉山先生は何も語らない。だから如何様にも解釈できる。時折見せる瞳で何かを読ませる。観終わってから想いを引きずる。あのとき彼は嘘をついたよねって観る人によって違うのが面白い。

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ヨコ

4.5ずっと考えてしまう

2017年10月8日
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泣ける

難しい

映画を観て後々まで葉山先生の考えていた事、行動の意味をずっと考えて頭から離れないでいる。言葉や説明が少なく自分の経験値で探らないと、この映画のニュアンスを感じ取れないと思うくらい、主人公のセリフが少ない
だから、観終わった後ずっとあの映画の空気感が心に残るし、自分の心に浮かんだものを確かめにまた行きたいと思ってしまう
賛否両論だと思う
今どきの分かり易い少女マンガ映画は見る気がしない。大人は恋愛ものなんて観る必要ないでしょ?感動ヒューマンドラマとかアクションでも見とけと、言われている時代になっていたんだなとこの映画で気付かされた。

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ろろ

4.0考えさせられる映画

2017年10月8日
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知的

難しい

松本潤さんと有村架純さんで映画化されると聞き、興味を持って、原作を読んだら、すごい引き込まれました。
楽しみに映画を観たのですが、途中スローペースで長いと感じたり、原作ではもっと葉山の心情が書かれていたのに、良いセリフが削られていたりして、少しガッカリする部分もありました。でも観終わった直後のモヤモヤが胸に残り、後からジワジワきました。再度鑑賞してみたいと思います。
松本潤さんが、なぜおじさん役を?と思っていましたが、ただのおじさんでは泉の忘れられない人にはなれないんでしようね。よく見るとイケメンだから、泉がどうにかしてあげたいって思うんでしょうね。
分かりやすい胸キュン映画では無いので、好みさ別れるかも。
でも何回か見てみたくなる映画かな。

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ゆるキャラ

4.0静かな映画。

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

美しく物悲しい景色と共に日常が過ぎていく感じ 心地よかった。
葉山先生は、静かで憂いを帯びた瞳で泉を見ます。泉がその瞳に惹かれる気持ちはよく分かる。人は、いつも強い気持ちを持ち続けてはいられないから。優しい人に助けて欲しい時もある。余計辛くなったりもするけど。
しっとりとした映画だった。私は、昔の苦しかった恋愛を思い出した。
エンドロールの主題歌好き。

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春

4.0リアルな恋愛

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

おまえが好きだ、好きだって
たくさんのイケメンに言われるみたいな
女を気持ちよく乗せて金出させるみたいなスイーツの対極にある映画です
みなさん見て下さい

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jun jun

5.0原作を読んで

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

原作ファンなので、取りあえず観てみようと足を運んだ。
そんなに期待していなかったが、なかなかどうして良作だった。
原作の世界観そのままに、いい意味でラストも少し違うのがまた良かった。
原作同様、映画のラストもとても好き。

映画は、大人も楽しめる恋愛と言えば確かにそうだけど、本気で人を好きになってのめり込んだ事がある人なら、若い方も関係なく感情移入してしまう(彼女と観にいった息子談)
私は、過去の恋愛をしていた頃の感情が蘇って切なく感情を揺り動かされた。久しぶりにもう一度観てみたいと思える作品だった。

終わった後の映画館の静けさ。椅子から立って歩き出す観客のザワザワのない静けさが、それぞれの余韻のように感じた。
余韻に浸る良作だった。

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まい♪

2.5有村架純の演技が光る映画(レビュー長いです)

2017年10月8日
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鑑賞方法:試写会

レビューと言うより
自分の気持ちが済むように
自分の考えばかり書いてます

好きな俳優さんばかりで
予告的には
あまり好きそうじゃない映画と
感じていたが試写会に当たったので
見に行かせていただきました

皆さんが言う通り
結構なスローペースで
最初は寝てしまうんではないかと思った

作者が20歳で書いたことに
驚愕する作品だったと芸能人が
コメントしていたが
私は20歳だからこそこの作品に
なってしまうんだよと思った

学生の頃の孤独は
世界が終わってしまうほどの
孤独を感じる
そこで手を差し伸べてくれた人
すがりつきたくなる気持ちはよくわかる
でも、その頃からしたら
自分は大人になってしまった
1人の自由を知ってしまった
だから自分で自分を制御出来ない気持ち
学生らしいなと感じた

不倫
だけど不倫という感じがしない映画
男側が既婚の場合
やましい気持ちがある
女の気持ちを利用していいように扱うような
ここまで優しく出来るだろうか、
こんなにも
甘えてしまうのだろうかと考えてしまう

そんな作品

ローアングル多いのに
有村架純の気持ち、息遣い、
なぜこんなにも心に訴えてくるところが
あるんだろう
有村架純の演技が上手いと感じる
そこを切り取った監督も
テレビではわからない有村架純の闇を
見た気がした
有村架純のお姉さんを知っているせいか
お姉さんと似てないと思っていたが
時々お姉さんとダブるような闇を持っていた

出てくる男は
奥さんが好きなのに自分の不甲斐なさで
迎えに行けない、そんな自分に
頼ってきてくれる生徒に甘えてしまう男

好きなのに傷つきそうになったら
好きな女性を苦しめてしまう自分大事男
こんな男はよく世の中にいる

いつもだったら主人公になりきって
見てしまう映画もどうしても
主人公の気持ちに共感できず
第三者の目で見る
「そんな男止めればいいのに...」

自分が女性だからか
先生の気持ちが全くわからない
なぜ甘えるのが守らないといけない生徒なの?
なぜ奥さんが好きなのに
キスできるの?Hをしちゃうの?
キスした後にゴメンてどういう気持ちでしたの?
有村架純(泉)には気持ちがないんだよね?

男性になってこの映画をみたいなと思った

編集が気に食わないところがあり
話の流れが少し飛んでいる??
会話のキャッチボールが出来てないから
そこは察さないといけないの?
そこは自分たちで考えろってこと?
と言うようなところがあり

だから坂口健太郎が
突拍子もない人に見える
原作がこんなんなのか?

有村架純(泉)が別れを切り出すタイミングは
そこなの?
もっと先生への気持ちを溢れ出させてからの所
(別れを告げる前にここをもっと出して欲しかった)や
彼氏の嫌な所を見た時点でしてほしかったな
(それでもずるずる付き合うってしまう心情をもっとだして欲しかった)
有村架純(泉)も変な人に見える

なんともあれ
泣きに来た映画なのに
泣けずにため息ばかりついた映画でした
人がいなかったらずっと
文句を言ったであろう。

有村架純の演技に圧巻した映画でした
それだけでも見てよかった

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あいら

4.0最後に感情移入してたんだと気付かされた

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

途中まで、主人公にイライラするし、言葉と言葉の間が長い!ちゃっちゃとしゃべらんかい!と思ってたけど、その間に含まれているものが大事なんだなと。全てをさらけ出さないその思いが表現されてるんだと思いました。最近のどこかおとぎ話のようなドキドキ感なんてないけど、この歳になると、実際はこうだよな。って思える映画でした。映画は娯楽だから、ドキドキ感、ワクワク感、劇的なラスト!!とかを求めるもんだけど、この映画のラストがなんだかとってもせつなくて、珍しくエンドロールまでその世界観に浸ってしまいました。

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ひまわり

2.0期待しすぎたかな

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

松本潤さん、有村架純さんが主演で行枝監督の作品。
まぁ、松本潤さんの演技は期待してなかったけど予想通りかな。
作品の性質上仕方ないけど、終始笑顔が無くて、くらーい感じ。
終始の2人から切なさがあまり感じられなかった。
なんか残念。

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☆ふくきたる☆

5.0ナラタージュ

2017年10月8日
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しょうもない恋愛の話で、登場人物に共感もできないし、なんともついていけないと思いながら観ていた。でも作品全体が、人間が誰でも少しずつ持っている歪さ、不完全さ、異常さを様々な側面から少しずつ描き、それらを混ぜて1つのアートにしようとしてるんじゃないかと思い始めてから、とても引き込まれた。画が訴えかけてくる感情と情報量が凄い。余韻に浸れる映画。もう一度観たら初めからのめり込みそう。

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KOKU

3.0上戸彩の昼顔とダフったが?

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

イメージの良い有村が脱却をかけた作品
ただこうした作品はエロ専門の女優で濃厚にしてほしいが彼女にはこんな役はしてほしくないし不向きのような?!

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ゆたぼー

4.5様々な感想があって当然、その感想を語りたくなる映画。

2017年10月8日
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難しい

時間を置いた後に見返したくなるであろう作品であり、いろんな人と感想語り合いたくなるであろう作品という印象を持った。

役者の演技はとても良かった。しかし、クレジット順には少し疑問もある。

このナラタージュの主役は有村架純。確かに葉山先生の存在感もすごく大きいのは言うまでもないけども。

この映画は松潤、有村架純、坂口健太郎のほぼ3人の演技だけで成り立っている。

有村架純さんは、まさしく新境地っていう感じで見たことのない有村架純がスクリーンにはいた。まさに怪演と言うべきか。確実に、彼女は時代を代表する大女優への道を歩み始めているであろう。役者としてこんなにも振り幅があるんだと私は感心してしまった。

そして、アイドルの松本潤ではない、葉山先生がスクリーンにはいた。完全にオーラを消していた。代表作である花より男子のイメージが強かったが、道明寺の正反対である葉山先生に見事になりきっていた。かっこよくはなかったけれども。彼には、できることなら、主役に限らずいろんな作品にでて、いろんな役を演じてもらいたい。

坂口健太郎さんの狂った演技もとても良かった。こんな坂口健太郎見たことがなかった。役柄はクズ男だけどもはまり役。役者としての格も一つ上がったのではなかろう。

この3人のファンは映画を見に行くべしと私は思う。濡れ場も週刊誌などで言われてるほどでもない。富山の情景の中で、とても美しく描かれている。

しかし、一つ一つのシーンが断片的すぎる。
特に編集には納得がいかない。
140分もあるわりに、ところどころが断片的すぎて意味がわからないところが多々ある。
特に最後のクライマックスに近づく前、海辺で葉山先生が泉に今後のことを話すシーンをダイジェストにしたのは正直いただけない。
もっと忠実に描いて欲しかった。

いろいろ思う点もあったが、最後の野田洋次郎作詞作曲の主題歌をはじめとする音楽、雨や万葉線をはじめとした富山の情景はとても美しく、役者の演技はとても良い。見終わった後、感じた不満も満足に変わるぐらいに、余韻が感じられた。

昨今、不倫や束縛は悪と取られがちだが、ダメだとわかっていても、こんなことがあれば想いを寄せたくなるだろうなあと。

良い点あり、納得もいかず腑に落ちない点もある不思議な作品だった。

これは、昨今流行ってるスイーツ映画ではなく、(大学生以上の)大人のための映画である。
(10代の人は、この映画を見るときっと理解できないとは思うが、きっと10年・20年経つとこの映画を不意に見返したくなると思う。)

見る人の年代・性別によって感じ方、考え方三者三様であるはずだ。だからこそ私は、いろんな感想があって当然だと思う。
この映画の見て、自分自身の恋愛に関する視野が広がったと感じた。

見終わった今、この映画を見た人と無性に直接感想を語り合いたくなる映画は初めてだった。駄目作と言う意見でも激しく絶賛する感想でもいろんな意見を聞きたい。そして語りたい。
1つ1つのシーンが、人によって感想が大きく違うのではないかと感じた。この映画の感想をいろんな性別・年代の人と語りたい。語ることによって、また新たな視野が広がり、そこに面白味を強く感じる作品ではないかと思った。

個人的にはとても好きな作品であった。また、ふとした時に無性に見たくなると思う。

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かほたろう

0.5退屈極まりなく、いろいろ気持ち悪い

2017年10月8日
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これにかかれば「ユリゴコロ」は随分見所があったかも、と反省するくらい退屈極まりなく、気持ち悪い映画だった。何もないストーリーは芝居と演出の魅力を観ていられるが、この映画には何もない。こういう役です、というのをただ人気者が綺麗に映ってるだけだった。間違いなく暫定ワースト。

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ONI

5.0切ない恋を思い出しました

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

見終わった後すごく余韻が凄くてまた観たいと思うくらいです。

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かお

3.5妙に余韻が残る。

2017年10月8日
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鑑賞方法:映画館

私にはとても余韻の残る作品となりました。
全編を通して、静かに流れて行くような映像でしたが、すごく美しく印象に残りました。

葉山先生をズルい男だと言う人もいますし、泉をバカだと言う人もいる。。

確かに、ありえない~と感じるところもあったけれど、でも共感出来る部分も多々ありました。

葉山先生も泉も、そして小野くんも、純粋で正直で真面目で、そして不器用な人たちなんでしょう。

恋愛って筋書き通りにはいかないし…
人の感情って理屈では言い表せないですよね。

「壊れるくらい、あなたが好きでした。」
このキャッチコピーが、妙に余韻を残しました。

鬱鬱とした葉山先生役の松潤も良かったと思います。
有村架純ちゃんも頑張っていて感動しました。

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Mi-chan

1.0あんまり面白くなかった。疑問な点も多々あった。

2017年10月7日
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あんまり面白くなかった。疑問な点も多々あった。

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かよ

4.0久々にこのような映画でもいいじゃん

2017年10月7日
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久々に行定さんのこの映画を見たら、今年こんな映画初めてかもと思う。
なかなかさほどにない雰囲気の流れる映画だと思うので、新鮮だったし、まあー映画館でこんな時間を少してもいいじゃないと思った。

特に雨の日で一人鑑賞でいいかも。

ほぼ原作を忠実に踏まえた作品だ。
時間を短縮するため省略したところもあるが。そのため、人物や出来事への理解も影響を与える一面もあるかもしれないが、全体の基調はよいので、まあ大した問題はないはず。

もともとこういう物語だったら、きっと私も葉山先生のこと好きにならないだろうけど、
この作品(特に原作)は上手なシネマティックな(言語的な)表現で、繊細に人それぞれの感情を描けた。そのため、誰のせいでもないと感じられる。
特にラブストーリーとか苦手でも、原作を読んだ時、二人の思いにかなり感動した。

だから葉山先生がずるいと言ったら、むしろ泉も彼女なりに一方的に自分の思いを先生に加担したりして...論理的に考えづらいことばかりなのだ。

だから行定監督はちょうど監督なりのセンスで、色彩やカメラワーク、さらに小道具や雨で感性を訴える。カメラだったら、ローアングルは人の立ち止まり、揺れるショットは心の不安定、フォーカスは思いの塊を伝える。最後電車から後景に残って、どんどん消えていく葉山先生の姿を撮影したショットもお見事。などなど。

ありふれた物語だが、行定監督とそのキャストたちによって一味違うものに仕上げられているに違いない。

スローペースだが、ショット一つ一つゆっくり味わえるところもいい。

ラブストーリー苦手の点も含めて全体3.5
キャストよく頑張ったところにプラス0.5

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レイン