雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのレビュー・感想・評価
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ジェイクギレンホールの素晴らしい演技
そしてこの邦題、好きです!
けど、いまいち意味がよく分からない。
妻からのひそかなメッセージだったのか、本当は妻は寂しかったのか、夫は本当に妻を愛していなかったのか…。
好きなシーンはいっぱいあったけど、結局テーマがよくわからなかった。
一見淡々と進む話の中に、妻を亡くして悲しくない自分にイライラする主...
一見淡々と進む話の中に、妻を亡くして悲しくない自分にイライラする主人公が悶々と解体と破壊を続ける姿は意外とリアルに感じれて面白かった。すくらっぷ&びるど。
ジェイクさんはやっぱり男前💕
奥が深い映画らしい
映画の最初で奥さんが死んじゃってから、とにかく感情の吐き出し方がうまくない主人公が色んなものを壊していってて、、、その段階ではあんまり意味が分からず見ていました。
つらいんだろうなぁとは思うけど、とにかく壊し方がダイナミックすぎてビックリでした。
VODで見ていたので途中であらすじやネタバレを調べたところ、この映画は本当にメタファーが多いので、何回か見ないと意味が理解できないかも、などとあって、映画の見方が分かって、なるほどなあ!と思いました。
これから何回か見たら(見るかどうかはともかくとして)もっと映画の意味が理解できるのかな、と思います。
破壊
妻を失った夫の再生の過程が『破壊』という方法だったのが斬新。
色々なものを破壊していく過程で、亡き妻との生活、自分の行動や想いを蘇らせて、納得いくまで 破壊しまくる感じがクレイジーだった。
防弾チョッキ着ていても、あれはビックリ。
家庭環境はこどもの情緒にダイレクトに影響するなって確信が持てた!
色々な形の愛があるけど、包容力ってことなのかな。
・・・
ぼくは彼がすきじゃない。
どーしてかな、ブロークバック・マウンテでホモを演じたからかな?(笑)、それとも複雑な性格な役柄をいつも演じているからかな?。こればっかりは仕方が無い。きっと、多様なひとへ対する、ぼくの好みの問題だ。
理由はない。ただ、偏向した自分、つまりひととしてそうなだけだ。そのことに対して彼に申し訳ないと思っている。
映画のはなしへ戻ろう。
こうしたオトコはたくさんいる。つまり、根本的な何かが欠けている。自分に正直になれば、カタチを壊すって、そういうことだ。
オトコ達は社会性を期待されるから、結局のところソレをかくして社会性を身についているように見せる。
それをやめたら、より苦しくても質の良い世界が待っている。ベストじゃないけど、ベターな世界だ。最悪よりもっと良い。
自分もそうだが、彼等もあらゆる意味において「自分がしたいことをする」を選択している。
ひとは迷うのだ。未来を間違えるのだ。
予定を変える勇気のある判断が現実の自分を救う。失敗が、世界への理解を深める。
たった1年の森の暮らしが自分を変え、主義主張や何かではなく、ただちがう場所で生活をする、身を置くことが必要な時がある。
きっと、そうだと思う。
その閾値が彼のダンスで、ダンスで解放される。
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」
ジェイク
最近のジェイクは外さない。永い言い訳と比較する必要はないのだけれど、比較にならない。背筋の厚みが違う、脚本と演出が雲泥。素直に、乗れる。ロバートベントンのクレイマークレイマーをちょっと思い出した。
ダラス・バイヤーズクラブのジャン=マルク・バレー監督作品なので、期...
ダラス・バイヤーズクラブのジャン=マルク・バレー監督作品なので、期待して観た。邦題からは想像できない面白さだった。原題はDEMOLITION(解体)、まさに主人公の人生そのものをリセットしていく筋運びだ。
何と言ってもクレイジーなキャラがいい。クルーな映画だ。
邦画のような余計な説明セリフもなく、深い映画だ。
唯一の難点は他のレビューでも書かれている邦題。
これは配給会社が考えるのか?あまりにセンスがない。
フジの月9じゃないんだから、ティーンエイジャー狙いのクサいタイトルは
勘弁して欲しい。それこそ作品の解体だ。星5にしなかったのは邦題のせいだ。
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
妻の突然の死で心が壊れ、
ふとしたきっかけから破壊衝動を抑えられなくなった男の再生への道のりを見つめたヒューマン・ドラマ。
妻を亡くした男がいろいろあって心を取り戻すお話。
デイヴィス演じるジェイク・ギレンホールは、
本作でも鬼気迫る熱演を見せてくれます。
妻が死んだというのに悲しむ様子もなく、
手当たり次第に物を解体してしていく、
デイヴィスの奇怪な行動は気味が悪いようにも見えるが、
それ以上に奇怪なのはカレンでした。
クレームの手紙をもらって感動し夜中にお客さんに電話しないと思うけど。
原題「DEMOLITION」は映画のテーマ(破壊・解体)そのものを指しているに対し、
邦題「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の詩的な長いタイトルは、
妻が車のサンバイザーに残した付箋(妻からの愛の言葉)でした。
本作はデイヴィスが自分の心を修理をする為に、
一度オーバーホールして本当の気持ちに向き合う物語でした。
妙にリアル
これは、放題という事で、主人公が過去を思い返すきっかけの言葉ではあるけど、物語からするとしっくり来ないというか、ミスリードのような気もする。
突然妻を失って、それなのに涙も出ない何も感じない。何か周りのことに気になりだして破壊を繰り返し、本当の自分を取り戻し妻との時間を振り返ると言うのはとても分かる気がする。
自分も妻を失ったら、こんな感じなんじゃないかな?と思う。
愛なんて目に見える物じゃないし、毎日「愛してる」なんて言うもんじゃないから忘れがちだけど、すぐ近くにいつもあるもんじゃないか、なんて事は時間をかけて回り道してようやく気付くもんじゃないのかなと考えさせられた。
男の子の怪我を目の当たりにして、妻を失った事に気付きナオミワッツとの愛にも気付くと言うのも納得できる。
ジェイクギレンホールに外れなし。
粋な邦題だけど主旨わからんで賞
音楽が凄く良かった!エモーショナルな雰囲気が出てる。
破壊・破壊・破壊!のシーンも、ポップさが同居しているせいか暗くなり過ぎず美しい映像にすら見えた。
ジェイク・ギレンホールのちょっと精神的に未発達な部分を抱えた影のあるキャラクターがハマリ役。
故人との思い出に浸り、懐かしく想う事だけが追悼の手段ではない。
破壊しつくして初めて失った事を自分の中に受け止め、亡くした存在に気付き再生に向かう。
本作は喪失と再生の物語ではなく、喪失に気付く物語なのだと思う。
主人公は妻に興味がなさ過ぎて、失った事すら気付けないというか、失ったという感覚がなかったから。
ファッキンワード連発する映画ってあんまり好きじゃないんだけど、この作品は別かな。
言葉の使い方を主人公とおチビが一緒に練習しあう感じが可愛い。
でも、銃のシーンはクレイジー過ぎるw
邦題についてはサンバイザーに隠されたメモが切なくて愛しいけど、言葉がいいからそのままタイトルにしちゃったのかな。
原題もベタ過ぎるが、この邦題はちょっとふさわしくないかな。
ふつう
ウォール街のエリート銀行員として出世コースに乗り、富も地位も手にしたデイヴィスは、高層タワーの上層階で空虚な数字と向き合う日々を送っていた。そんなある日、突然の事故で美しい妻が他界。しかし、一滴の涙も流すことができず、悲しみにすら無感覚に自分に気付いたデイヴィスは、本当に妻のことを愛していたのかもわからなくなってしまう。義父のある言葉をきっかけに、身の回りのあらゆるものを破壊し、自分の心の在り処を探し始めたデイヴィスは、その過程で妻が残していたメモを見つける。それから彼の心は徐々に変わっていく。デイヴィスは脳に障害があったのだが・・・
fuck off!
カッコイイーfuck の使い方が学べる映画。
登場人物の個性もはまっていた。
音楽もいい。
Demotion という原題をそのままつけるのはどうかと思うが、この邦題はチャレンジが過ぎるぜ。
あまりにも主役が、ヒトのココロと触れ合わずに生きてきたか。
でもまー破壊シーンは結構楽しかった!
いい映画
最初は変な手紙と、分解と破壊を繰り返す主人公になんだかよく分からなかったけど、付箋、墓参り、メリーゴーランドにグッときた。エンドロールの曲も素晴らしかった。
子供との食卓、ホームセンターでのやりとりが印象的だった。
この監督の映画は全部好き。
邦題が勘違い
面白いんだけど、邦題は見る前の印象を変えすぎる。
センチメンタルな映画ではない。
原題はdemolition、解体。
その名の通り、ジェイクギレンホールがいろいろ解体しまくる。
彼のヤバい表情は普通の映画では無さそうであることを感じさせるが、
やっぱりやばかった。
でも何かを思いっきり壊したい衝動は誰でも共感できるし
どういう仕組みか知りたい気持ちも良く分かる。
みんなの上手く動かなくなった心を一度思いっきり解体することも大事なんだろーな。
解体することを恐れて臭いものに蓋状態なんだろうな、と。
妻の父親とかね。
でも最後にはconstructし始めたので良かった。
ジェイクギレンホールはやはりいい俳優。
あの表情はなんとも言えない。
思考停止男の悪あがき
突然妻が死んだ。だけど僕は悲しみを感じられない。
そういう始まりです。
西川美和監督『永い言い訳』とコンセプトが似ている作品です。
『永い言い訳』がとても好きなこともあって、ちょっと比べながら見てしまいました。
こっちの残された夫は、不倫していたわけはないです。
でも妻をとても愛していたかと言われれば、微妙。
何も感じずにただ無為に与えられた日常を生きていただけの人として
描かれています。おそらく巷にあふれる思考停止を生業としたような人たちの象徴なのかなと。
同じ車に乗っていた妻が死にました。
悲しくない。
悲しくなさにさすがにがっかりして、逡巡していたら、
妻の父に言われた「分解して再構築」というキーワードを
物理的に実践してしまい、妻関係でできた人脈に腫れもの扱いされていきます。
また、妻を失った病院の自動販売機が壊れており、
m&m(チョコ)が買えない。そのやるせない怒りを何度も
自動販売機のベンダーにクレームの手紙を書くことでちょっとずつ
吐き出します。まあ、クレームっつうか、自分語りの手紙でした。
その手紙を見て心配してくれたシングルマザーとその息子と知り合い、文字通り人生を分解して再構築していく話です。
ナオミワッツが最近どこでであってもよくて、今回もよかったです。
裕福でないシングルマザーで、一人息子を愛しながら、
少し心を閉ざし気味の息子をどう扱っていいかわからなくて、
人生の心もとなさを埋めようと、あんまりふさわしいとは
いえない人(会社の強面社長)と付き合っているという設定です。
心を閉ざし気味の息子ってのは、自分が何かってことにもやもやしているローティーンなわけで、有体にいうとゲイなのかもと悩んでいるんです。かわいい男の子なんですが。彼がディヴィスになついていく過程はとても好きでした。
ラストでね、ゲイバーに行ったのかな?そこでボッコボコに殴られちゃうのね、それが辛かったです。
正直ディヴィスの逡巡よりも、ナオミワッツとその息子の方に私は肩入れしてみていました。
そして、主人公ディヴィスです。
私は、思考停止した人が嫌いなので、実生活にいたらとっても嫌ってしまい、彼の気持ちを考えることはしないでしょう。
でも、映画なので、ちょっと寄り添ってみようかなという気になりました。
美しい妻となんとなく結婚して、妻の父の銀行で一生懸命働いているけど、それだけで。もちろんそれはがんばっているからなんですが。
妻がどう愛されたがっていたか分らず、
自分が妻をどう思っているかもわからず、
妻を失ったことで、その悲劇を悲しめなくなって初めて、
これじゃいかんと破壊を始めます。
トイレを壊し、家を壊し、パソコンを壊し。
妻のドレッサーを壊していて、妻の妊娠と中絶を知ります。
そしてその理由が、妻の浮気での妊娠だったからだと知ります。
妻は自分を愛していなかったか?
いや、そうではない。妻は、ディヴィスにもっと愛されたかった。
でも夫の愛を望むように得られなくて、悲しかったのではないか。
冷蔵庫のポストイット、車のサンバイザーの裏のポストイット、それから、記憶の中の妻の様子から、妻を思い、自分が見逃してきたものを後悔し、ついには妻を愛していたことに気づき、ようやく悲しめる、というお話でした。
まあ、デイヴィスの逡巡は、さしてわかりにくいこともないのですが、
鑑賞環境が良くなくて(他人の体臭や立てる音に集中を削がれ)、
ちょっと細々わからないまま見ていたんです。
特にサンバイザーの裏のポストイットは邦題の『雨の日は会えない、晴れた日は君を思う』と関連しているわけですが、なんのこっちゃわからんくって、
見た後でああ邦題!、だけどどんな文脈だった?っていう感じで、
ちょっと消化不良なんですね。
あと、描き方がちょっと抽象的な感じがして、あらすじから多分、
こういうことかなーと補完は出来なくもないんですが、
意図が読み切れない感じが、もやーーっとしたんですね。
機会があれば見直したいです。
『永い言い訳』との比較もあって、そっちが私的にすごく良くて、
なので、この映画はそれに比べりゃ踏み込みが浅いように思ってしまいました。
『永い言い訳』はもっと人とのかかわりから再生していく話で、
この映画は、自省がメインですね。それが悪いというわけではなく、好みの差です。
破壊
映画でよく観る会話しながらのよそ見運転、僕はいつもハラハラドキドキしながらそのシーンを眺めて結局何も起こらずに終わることが多いけど、本作はその“映画よそ見運転問題”に深く切り込んだ問題作だなと。
一度分解することで新たな発見が得られることは誰もが知っていることだが、少なくとも今の社会で普通に暮らしていたら到底無理なこと。
物理的にも精神的にも。
普通の人なら誰もが羨む美しい部屋をブッ壊しまくるあのシーンは映画史上でも最も体験したい場面の一つになった。
今までとはベクトルは違うものの、ジェイク・ギレンホールの静かな狂気っぷりはやはり凄い。
これは今季一番人におすすめしたい映画。
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