ルームのレビュー・感想・評価
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作り込まれている
前半
2人にとっての日常生活を穏やかに過ごしていたけど、話が進むにつれてどんどん出てくる違和感、異常性、、、
また、オールドニックは女の子を誘拐して7年間も監禁して子供を孕ませて、って行動はとてつもないサイコパスだけど話が全く通じないわけではなく、ママ側の要望もある程度聞いてくれるギャップがあり、不思議に思いました。
後半
そりゃ7年も逃げられなくてあの部屋狭い部屋に監禁されていたら気が狂うよなママ、正常でいられるわけないな。
ジャックの、初めての世界で刺激が強くて訳がわからない感じ、あんなに表現できるのすごい
細かい足の指の動きとか、目線とか、動作とかに「慣れていない」感じがすごい現れていて、、
世界が眩しくて情報が多い感じも、カメラワークから体験できました。
必死に生きて人生の選択肢を手に入れた2人が、今後幸せであることを祈りたい
親から子へ子から親へ、愛のパワー
天窓とテレビと母と息子の暮らし。
中盤から部屋も変わり目標も変わる。
息子役の表情が最高。
カメラワークもBGMもセンスの良さを感じる。
最後の最後まで夢中になって一喜一憂した。
父親不在の子ども(生物学的な父親が誰かは明らかにしても一緒に暮らしていない)ってだけじゃなくて、とてもレアな境遇で興味深い。
母親と、母親の母親の愛が素敵。
私的に傑作
序盤はサスペンス?!
中盤のシーンはドキドキ。
最後の方はヒューマンドラマ。
中盤のピントが合わないカメラワーク、編集や初めて見る景色の驚きの演技など釘付けになるし目が潤む。
応援しながら見る婦人警官のパーカー巡査の優秀さにも引き込まれる。
世界は広い
終始ドキドキしながら見ていたが、最後の方はずっと泣いてしまった、、
最初こそ何の話かと思ったが、進むにつれてどんどんと人間性、ストーリー性に惹き込まれた。
家族の尊さ。世界の広さ、対する視野の狭さ。
子供の視点から見れば生活の充実さに立ち返ることが出来るのではないだろうか
嫌なものは見ようとせず、自分だけが異質であると悟ってしまう。
辛い時こそ誰かに吐き、逃げずに支え合っていくことが大切
辛いと感じている人にパワーを分けてあげる。
そんな人間になりたいな
心理描写が秀逸
子供を持ってないので、普段親子ものには
あまり共感出来ないのだけど
これはエンタメ作品として普通に観られました。
前半は脱出ものとして面白いし
脱出後に物語の熱を冷めさせないために
用意された仕掛けもしっかりある。
ある人が犯人に良く似てたり、
ある厳しいインタビューシーンがあったり
主人公の戸惑いと子供の成長から観客は目を離せない。
にしても、子役の子がとにかく可愛いくてよかった。
でも正直、この子が大人になってどんな顔になるのか心配〜〜
物語的にも、子役的にも…。
途中、チラッと出て来る白いワンコが
絶妙にくたびれてて、
緊張感が続く本作の中で
凄くホッとさせてくれました(笑)
監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外...
監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外界へと脱出し、社会へ適応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマ。
ママも“部屋”にさよならして
部屋から脱出して終わりかと思ったら、脱出後も物語は続いていく。
事件が解決してめでたしめでたしじゃないんだよね。
被害者は事件の傷とともに生きていかなきゃいけないんだってことを改めて感じた。
途中で出てきたマスゴミはマジで消えてくれw
内容も衝撃的ではあるけど、その空気感を生み出している出演者の演技力に脱帽。
特にジャックがトラックから飛び降りるところは心の底から頑張れって思っちゃうくらい迫真の演技だった。
あと、親子で再び部屋を訪れて別れの挨拶をしていくシーンも好き。
最後のジョイの口パク。
辛い過去を受け入れつつも前を向いて新たな一歩を踏み出す瞬間を上手く表現してると思う。
子の答えに胸を打たれる
世界を知らない子ジャックと母としての役割を見いだせないジョイとの壮絶なストーリーに、心が揺さぶられ胸が締め付けられるようでした。
前半と後半で大きく雰囲気が異なり、サスペンス感漂う狭い“部屋”からの脱出劇から、母と子の心の葛藤を描くヒューマンドラマへと変化します。
様々な思いが交差するドラマ。
一人ひとり皆違う考えだけど、それぞれの意見は解る。
正解などない選択肢の中で中心となる子供本人の考えとは。
我々では考えつかないようなその答えに、切なくも考え深い気持ちになりました。
世界は果てしなく広い。
しかし子供の感性もまた果てしなく広く、プラスチックのように柔軟だ。
大人がもっとしっかりしなくちゃ
前半、正直観るのがしんどいなーって。日本でも時々ニュースになる監禁、虐待の話なんですよね。
中盤、無事脱出に成功して、後半にはどんな明るい未来が待っているのかな、犯人はどのように裁かれるのかなって観続けると・・・
決してそうではないんですよね。犯人には触れることなく、少年ジャックを待ち受けていたのは利己主義丸出しの醜い大人の世界。
そういう我々の不純な日常に対する批判をジャックの純粋な目を通して代弁させている。そしてこの子役はその役割を見事に演じ切っている。そういう作品だと私なりに解釈しました。終盤でジャックが、ワンちゃんに対して、ようやく心をひらいて見せた笑顔が印象的でした。やっぱり人間じゃあないんだって・・・
世間一般でも、虐待やネグレクトは論外だけど、子供に対する心ない発言だとか両親の不仲によるしわ寄せだとか無神経な大人たちが子供を傷つけて悩ませてる事例って本当に多いですよね。自分も含めて、われわれ大人がもっとしっかりしなくちゃ、と思う今日この頃です。
サスペンスと気持ちの葛藤。大切な人がいるから強くなれる。
前半は母が子を守るために必死にがんばる姿で、サスペンスっぽくて、トラック、ゴロンゴロン、ジャンプ、走る、がんばれ!がんばれ😭大丈夫かな?😭とドキドキする感じで、後半はよかったーと安心できたと思ったら、また別の悩み💦
けれど、前半も後半も母の愛を感じて育っているジャックの素直で純粋な気持ちやセリフに可愛くて癒やされました。
この作品が実話をもとにしていると思うと、
とても怖い。自分の子たちにも、人に優しくと伝えているけれど、その気持ちを利用して怖いことに巻き込まれたら辛すぎる😭
家では「わるい人から身をまもる本○とにかくさけんでにげるんだ」という絵本で伝えたりしているけれど、改めて伝えたいと思った。
そしていざ外に脱出してから、いろんな意見があって、子どもにとってこれでよかったのか。やっぱり子どもには幸せであって欲しい。
守るのに必死だったけど、この選択があってたのか不安になる母親の葛藤。
けれど世界はいろんなものがいっぱいある、
けど怖いときもある。けど大丈夫!
ママと一緒だからのセリフに😭ジャックーってなった😭
お互いが想い合ってるからこそ、悩むけど、少しずつ強くなっていく姿にぐっときました。
そしてどんなかたちであれ、昔幸せだった二人の場所、空間に戻りたい気持ち、懐かしい気持ち、幸せってなんだろう?と戻った部屋。だけどそれはただの場所であって、二人はいまここにいる。
世の中にはいろんな人がいて、傷つくこともあるけれど、親子、家族、友だち、人は助け合って強くなる。
家具ひとつひとつにさよならと挨拶するジャック、まだ5歳なのにまた新しい環境で一緒に強く生きていこう。幸せを感じようというジャックの決意と順応性はすごいなと思った。
ジャックのばぁばやそのお友だち、同い年くらいのお友だち、そして母、広い世界で戸惑うこともたくさんあるけれど、やっぱり大切な人がたくさんいる世界っていいなと思いました。
意外にめっちゃ泣いた...
このくらいの年齢の子供に弱いせいもあり涙腺崩壊。
泣き所がありすぎた。
前半はルーム内の話で後半はルームの外の話。どちらもメインの人物の気持ちが伝わってきて、熱い気持ちで観た。さらに親子二人もそうだけどその家族の複雑な心境もあーわかるなあと。
二人の気持ちが少しづつ変わって行く過程を無理なく描いた脚本と監督も素晴らしいと思う。
とは言え一番素晴らしいのはやっぱりジャック。5歳の子の飾りすぎないそのままなセリフと演技が受け入れ易くめっちゃ泣かされた。
ついでに陰の功労賞はレオ。子供に寄り添うのが上手だし、あんなかわいいわんこ飼ってるとはグッジョブ。ジャックの心の支えに最高じゃないか!
壮絶
予備知識無しで鑑賞。
なんとなく違う内容を想像してた。
いやいや壮絶な内容。
こんなことありあるのか、と。
そういえば、日本でもあったな…あの人(女性)はどうなったんだろう。幸せに暮らしているのかな。
と、無責任に関心を持ってしまうけど、そうやって苦しめてしまうのか。
勇気ある行動…から、始まる後半戦。
脱出シーンは手に汗握る。
思わず拍手しそうに。1人で。
祖父母は離婚してたらしいが、あのじいちゃんがいまいち理解出来ず。
でも、再婚相手がすごく自然でいい感じで良かった。
犬と会うシーンも泣きそうになった。
長引くほど不幸になる人も増えるし、度合いも大きくなる。
身近な人達が気づいてあげられる世の中ならよかったな。
この壁の向こう側へ
数年間もの間、監禁生活を強いられた女性ジョイを ブリー・ラーソン、息子ジャックをジェイコブ・トレンブレイが熱演。二人が会話を交わす姿は親子にしか見えない。
優しく迎える母親に溜め込んだ感情を涙ながらにぶつけ、子供らしい遊びに興味を持てない息子に苛立ち、インタビュアーから心無い問いを投げかけられ深く傷付くジョイの姿が切ない。
母の深い愛情に守られ成長したジャックが呟く無垢な言葉に救われる。
ー さよなら天窓
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替)
ブリーラーソンが可愛そう。 母親も怒らずにもうちょっと優しく接しろ...
ブリーラーソンが可愛そう。
母親も怒らずにもうちょっと優しく接しろよと思った。
泣ける。
子供が脱出する時めちゃくちゃドキドキした。
個人的には残酷すぎてツラい
あらすじを確認せずに鑑賞したので、最初は非日常的なシーンばかりでどんな設定なのかと本当に焦ったが…ブリー・ラーソンと子役君の熱演はものすごい迫力!アカデミー受賞も十分うなずける。だが、この緊迫感と生々しさは私のキャパを越えてしまい、感動と言うよりツラ過ぎた。
その後を支える家族の温かさで、こちらも少し救われたという感じか。
良い作品だとは思うが、テーマがツラすぎて何度も観たくなるとまではいかないかな。
観客の僕たちは5歳児
過去の経緯をセリフで説明するのは基本的につまらないんですが、息子視点で観せる手法として効果的に生きています。観ている観客に悲惨な状況を映像無しで想像させます。
ずっと5歳児の視点だけで描き切るなんて、地味なことですけど圧巻です。
事件が1時間で解決しちゃって、ドキュメンタリー番組だったらこれで終わりなんですが、その後の息子の戸惑い、母親や家族の葛藤がリアルに描かれています。一時的に母親と離れたり、大人同士の話し合いが外で行われてるのも一切映さず、一貫して5歳の息子の見聞きできる範囲だけで完結します。(話してる内容は理解してないけど)
事前情報なく観たので、最初は何が何だか状況が理解できていませんでしたが、観客の僕たちを何も知らない5歳児になって観てほしかったんでしょうね。この手法は衝撃的でしたね。
本当の意味で一歩踏み出すこと
最初に部屋から脱出したのは、意味も分からず母親に従い、父親に担がれて脱出した。
映画ラストでは、自分から部屋にさよならを言って、部屋から一歩踏み出した。この時が本当の意味で部屋から一歩踏み出したんだと思う。
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