劇場公開日 2016年10月14日

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永い言い訳のレビュー・感想・評価

全179件中、121~140件目を表示

4.0共有する時間、 本音と建前

2016年10月28日
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なかなか奥深く、どう上手くレビュー出来るか難しくもある。

一見愛情の無いダメ男に見えるが、知人の子供の面倒を見る事になり、日々世話をすることで、子供に愛情が生まれる。

妻が事故で亡くなっても 悲しくなかったのは、一緒に居た時間が無かった。
すれ違いの生活に愛情が薄れていったのではないか?

知人の親子であっても、息子と一緒に居る時間が無く、すれ違い、反抗してしまう!

一緒に居る時間の大切さ?
それは夫婦だけでなく、家族でも。
他人でも、友達でも。

引きこもってネットでしか繋がりの無い現代のメッセージではなかろか?

そして、彼は小説家の有名人で、テレビでインタビューに応じるが、テレビでは視聴者にウケるよう、言われた通り、視聴者に同情してもらうようなセリフを言わされる。

映画では有名人として建前のセリフだが、本音と建前があるのは誰でもそうかもしれない。

私たちは 建前で 自分が良く見られる様に 作られたセリフを言ってるのかもしれない。
まるで役者の様に。。

知人の親子が仲直りしてダンスするシーンは不自然で、違う形か、要らなかったかなぁ、、、

良い作品ではあるが、もう少しなんとかならないかなぁ。。と言う印象だった。

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NOM

4.0伊右衛門

2016年10月27日
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鑑賞方法:映画館

さりげなく伊右衛門が写りこんでいた。ダメ男を演じるモッくんの演技が光る。食事のシーンで露骨にある人に嫉妬タラタラの文句をいうところが良かった。ちゃぷちゃぷローリーも良い。

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hanataro2

4.0失ってから気づく事

2016年10月27日
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捻くれ者で、嫌味な男…幸夫と
どこまでも真っ直ぐで、ちょっと頼りない男…陽一
うーん、どっちの男も嫌だな!笑。やっぱり人間バランスが大事ですね。

幸夫と子供達とのシーンはとても自然で、思わず笑みがこぼれてしまったし、陽一が泣く姿には思わずもらい泣きしてしまいそうになったし、自分が嫌な奴だってわかっている幸夫の最後のセリフはなんだかグッときてしまった。
それぞれのキャラクターが良い味だしてました!
自分を大切に思ってくれている人は、大切に、大事にしよう。そして、大切に思ってる事を伝えようと、思いましたとさ。

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gyasu0915

4.0他人事ではない話

2016年10月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

結婚、子育て、勢いで
やって来たおじさんも
考えさせられる映画!
どちらの男にも共感!

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ほやかわ

5.0傑作

2016年10月27日
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とにかくこの言葉しか表現できない。
ラストの終わり方が秀逸。

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シティボーイ

5.0キャスティングがすばらしい!

2016年10月26日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

試写会にて鑑賞。
モックン演じるところの、きぬがささちお、イヤな奴なんだけど、亡くなった妻の友人の家族や周囲の人と関わって行く中で、ただのイヤな奴から変化していく様子がおもしろかった。
この映画はもともと、西川監督作品ということと、深津絵里さんが出演していたことで、見たいと思ったのだけれど、キャスティングがもうすばらしい。特に竹原ピストルさん。私、初めて見ましたけど、役のイメージそのもので、原作時点で竹原さんをイメージして書いたのかなと思ったくらいです。そうではないらしいですけど。
あと、こどもたちの演技には見えない演技に、思わず泣いたりクスッと笑ったり。
この試写会の後、TBSラジオ「東京ポッド許可局」に西川監督がゲスト出演した時、黒木華さんのことを「ボタンの一番上まで閉じた色っぽさみたいな」と話していて、その表現が妙にピタッときて、上手いこと言うなぁと思いました。

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rk

5.0『妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。』...

2016年10月26日
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鑑賞方法:映画館

『妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。』
この映画のキャッチフレーズですが、とても深いです。

人気作家 津村啓 (本名 衣笠幸夫)とその妻 夏子。
冒頭から夫婦の倦怠期を思わせるシーンが続き、その後、不慮の事故で妻は亡くなってしまう。

モッくん演じる幸夫は、とてもゲスで自己中心的な嫌な男。妻が亡くなっても、無表情で淡々と後処理をこなしていく。不快感極まりない。

妻と同行していた親友も亡くなり、残された父子家族との交流がきっかけで、幸夫に徐々に変化が。。

キャッチフレーズにもある『そこから愛しはじめた。』

この言葉の意味は、ラストのシークエンスに集約されますが、そこに至るまでの過程がとても素晴らしい。ゲス男が、人間として、とても愛おしくなります。怒って笑って共感して、ラストは落涙必至。

主演の本木雅弘はキャリア最高の演技、助演の竹原ピストルがまた上手い。

『君の名は。』『怒り』『海よりもまだ深く』『淵に立つ』『恋人たち』など今年 鑑賞した邦画はレベルが高い。『永い言い訳』は、それらの映画をも凌駕する秀作だと思います(^ ^)

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かずし

3.0すごく丁寧に丁寧に作られた作品

2016年10月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

見る人によってかなり受け取り方、感じ方が変わる作品です。

内容は妻が事故で死んでしまい、妻の友人の夫とその家族との交流を通じて、、、。と言った内容なのですが新婚で、もうすぐ子供が生まれる今の自分には全く共感できないないようでしたw

しかしながら、色々なシーンで節々で非常に心の琴線に触れる様なセリフや言い回しがあり今とは違った心境や状況では良くも悪くも感じられるでしょう。

ですので評価の星3は4にも5にもなると思います。

もっくんの演技は間の取り方や話し方も非常に素晴らしく、本当に演技がうまいなーと素直に感心しました。ちょっと話し方がおネエっぽくて、竹原ピストルさんもそれっぽくて途中で「ちょっとおもろいシーンやなw」と感じる場面も、、、、w

あと子役の2人も本当はアドリブでやってんのかな?ってな感じで自然体での演技で非常に良かったと感じます。

深津絵里さんは言わずもがなの素晴らしい演技でした。

しかしオープニングのもっくんのやりとりを見てて「めんどくさい男やなー」と感じながらも自分も同じ様な所があるな、とも感じました。

PS.もっくん演じる幸夫の子育てスキル高すぎるww

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ポップコーン男

3.5もっくん、よく演じた。

2016年10月25日
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本木雅弘さんが、とても憎たらしい主役を見事に演じていたと思います。
終始心の中にわだかまりを残す、目が離せない映画でした。
子どもの役者さんもとても良かったです。
人にお勧めしたい映画とは思いませんが、とても共感でき、自分を見つめ直そうと、いくつもの場面で思いました。

追記:小説をこの間読みました。
一つひとつの文がとても丁寧で、こちらもとっても味わい深かったです。
終わり方が映画と少し違います。
久々に買ってしまいたいと思える本でした。
お勧めします。

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ハクタカ

2.5永い映画

2016年10月25日
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鑑賞方法:映画館

本木と竹原ら、出演者の演技は良かった
しかし、全てのカットが長い・・・
カラオケのシーンや撮影シーン、どんなシーンでも2/3にはできるはず。
テレビ番組の間隔での制作かな?
話としては面白い題材なのに、盛り上がらないままで残念でした
後味悪く、奥さんカワイソ!

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シネパラ

5.0何気ないシーンに

2016年10月24日
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人となりを感じる映画は貴重です

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きるあ

4.0自分のことを気にかけてくれる人を大切に

2016年10月23日
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鑑賞方法:映画館

年月を経て移り変わっていく男女の愛情、家族の愛情。たとえ、自分が望んた形でないにせよ、自分という存在を気にかけてくれる人をないがしろにしてはならない。粗野だが、自分の気持に真っ直ぐな男を演じた竹原ピストル、思春期を迎えつつある少年と、わがままでおてんばな幼い女の子を演じた子役二人、妻への愛が冷めきった夫を演じた本木雅弘。それぞれの演技が、それぞれの人生の時期をうまく描いていると思った。

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つなやん

4.0余韻

2016年10月23日
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鑑賞方法:映画館

映画を観たあと、余韻に浸り続けられる映画。映像が美しい。特に海のシーンで、現実と夢想が入り乱れる朧げな色合い。
メインビジュアルの撮影は上田義彦で、本木とは伊右衛門の広告ビジュアルでタッグ。この色合いが本編にも反映されたような印象。
子供役の2人が素晴らしい。

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poyu

4.0幸福なシーンがしんどい映画

2016年10月23日
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見終わってすぐは、いい映画だったねー、という感想なのですが、次の日、その次の日、とふとした瞬間に思い出してしまう。ジワジワくる質の良い映画でした。

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りんご

4.0対比と変遷

2016年10月23日
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いい映画です。
本木と竹原の上手い演技。
対比と混じり合いによる変遷の表現が素晴らしい
本木と竹原
部屋の散らかり具合と片付き具合
本木の髪
本木の感情の移ろい
男の子の感情の変遷
季節の移ろい。
西川監督の演出が隅々まで行き渡っているのを感じる。

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SUZUKI TOMONORI

4.5先生は誰も抱いたことがないのよ、愛人からの捨て台詞で分かる自己愛の...

2016年10月22日
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先生は誰も抱いたことがないのよ、愛人からの捨て台詞で分かる自己愛の強さ。
妻をちゃんと愛さなかったことへの免罪符は子供と向き合うことで得る。
大人が子供と触れ合うことの豊かさって西川監督が言ってたけど、他人自分の子供どちらに限らず子供と関わることによって大人も成長するんだよね。

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みこ

3.5高を括った男の遠回り

2016年10月22日
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鑑賞方法:映画館

楽しみました。

大切なものに素直になること。
大切なものをちゃんと大切にすること。
簡単なようで難しい。

主人公が、
遠回りしても、失ってしまっても、
大切なものに向き合おうとする姿勢に、
涙しました。

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十ロ九

4.5クズ男でもダメ男でも

2016年10月22日
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鑑賞方法:映画館

クズ男でもダメ男でも、子育てはそんな自分を忘れるための免罪符になる。しかしそれを続けていけば、やがて自分と向き合い、いつかは前を向いて本の小さな一歩を踏み出すことが出来るのだ。という西川美和監督の辛辣で優しい視線で描かれたとても美しい映画。
失われたものはやっぱりもう戻らないのだけど、それは前を向くことで乗り越えるしかない。それを綺麗事や絵空事でなく見せているのがスゴい。
役者の演技がみな素晴らしい。特に竹原ピストルの存在感と子役二人の演技。脇役も含め文句の付けようがないほど。

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ぱんちょ

2.5悪くはないが

2016年10月22日
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ちょっと不完全燃焼気味かな。
西川さんにしては。

ただ、なるべく奥さんを出さずに、
夫だけで、やろうとしたら、こういう感じになるんでしょう。

スーパー16ミリで撮影した意図もわかります。

デジタルの画面ではあの感じは出ませんから。

しかし、夫がかなり性格が捻くれてて、
思った程感情移入できませんでした。

幾ら愛情が冷めてても、長く連れ添った夫婦なら
何かはあるはずですが、どうも監督自体の実体験のなさが、
お話に影響してる気がします。
いや、しました。

今回は深みが薄く、感じました。

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Y2K2558

4.0愛するべき人と暮らしていなかった本木雅弘と、 愛していた妻や子供たちと暮らす竹原ピストルを終始対比するストーリーである。

2016年10月21日
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鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ西宮OSで映画「永い言い訳」を見た。

ネットで空席を見て目星をつけていた席は到着時はすべて、おひとりさまの年配の女性に先に買われていて、カミさんと自分の席の後ろの多くは上映前に大声で話すおばさんたちのグループに占拠されている。
平日の朝一番の上映回ではあったが、チケットの4割以上は売れているようだった。
西川美和監督作品ははじめて見るのだが、一定のファンがいるのかもしれない。

人気小説家である本木雅弘は黒木華と不倫をしているのだが、
その逢瀬の最中に、妻である深津絵里が旅先で客死したとの報を受ける。

本木雅弘と深津絵里の結婚生活は20年以上になるのだが、冒頭の十数分間のシーンにおいてその仲がすでに冷え切っていることをがわかる。

愛するべき人と暮らしていなかった本木雅弘と、
愛していた妻や子供たちと暮らす竹原ピストルを終始対比するストーリーである。

子役の2人がかわいい。
上映時間は124分。長さは感じない。
話題作ではないが良作と思う。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック