劇場公開日 2016年10月14日

  • 予告編を見る

「愛するべき人と暮らしていなかった本木雅弘と、 愛していた妻や子供たちと暮らす竹原ピストルを終始対比するストーリーである。」永い言い訳 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛するべき人と暮らしていなかった本木雅弘と、 愛していた妻や子供たちと暮らす竹原ピストルを終始対比するストーリーである。

2016年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ西宮OSで映画「永い言い訳」を見た。

ネットで空席を見て目星をつけていた席は到着時はすべて、おひとりさまの年配の女性に先に買われていて、カミさんと自分の席の後ろの多くは上映前に大声で話すおばさんたちのグループに占拠されている。
平日の朝一番の上映回ではあったが、チケットの4割以上は売れているようだった。
西川美和監督作品ははじめて見るのだが、一定のファンがいるのかもしれない。

人気小説家である本木雅弘は黒木華と不倫をしているのだが、
その逢瀬の最中に、妻である深津絵里が旅先で客死したとの報を受ける。

本木雅弘と深津絵里の結婚生活は20年以上になるのだが、冒頭の十数分間のシーンにおいてその仲がすでに冷え切っていることをがわかる。

愛するべき人と暮らしていなかった本木雅弘と、
愛していた妻や子供たちと暮らす竹原ピストルを終始対比するストーリーである。

子役の2人がかわいい。
上映時間は124分。長さは感じない。
話題作ではないが良作と思う。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック
R41さんのコメント
2024年5月24日

コメントありがとうございます。
いつか地上波でもやっていたと思うのですが、酒を飲みながら見ていたのでほぼ記憶に残っていませんでした。
ちょっと重い腰を上げて見てみたというのが正直なところです。
しかし、このタイトル、小説のタイトルと言えばそれまでですが、そこにこそこの作品の秘密が隠されていると思います。
楽しんで見てください。

R41