劇場公開日 2015年12月12日

母と暮せばのレビュー・感想・評価

全168件中、1~20件目を表示

4.0浩二の婚約者、町子(黒木華)は浩二のことを想い続けていた。 町子は「結婚する気はない」と伸子に告げるのだった。 苦悩の末に町子が出した選択とは?

2024年3月17日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

動画配信で映画「母と暮せば」を見た。

2015年製作/130分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2015年12月12日

吉永小百合
二宮和也
黒木華
浅野忠信
加藤健一
本田望結
広岡由里子
小林稔侍
辻萬長
橋爪功
山田洋次監督

長崎で助産婦をしている伸子(吉永小百合)。
戦地で長男を亡くし、長崎の原爆で次男、浩二(二宮和也)も亡くした。

浩二は死後3年経って、伸子に会いに来るようになった。
浩二は頻繁に現れて、伸子と長く会話した。

戦後の庶民の生活の苦難も描かれている。
庶民は闇物資などに頼った生活を続けていた。

浩二の婚約者、町子(黒木華)は浩二のことを想い続けていた。
町子は「結婚する気はない」と伸子に告げるのだった。
苦悩の末に町子が出した選択とは?

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

5.0いつまでも続いてほしかった

2024年3月10日
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泣ける

戦争の悲しさ、親の有り難さ、ささやかな幸せの尊さ、いろいろなものが詰まった作品だった。

望んだことが現実になる悲しさは何とも言葉で表現できないが、この映画でよく伝わると思います。

戦力ばかり増やそうとしている今の日本。ぜひ今見てほしい映画です。

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Baffy

4.0死者とはいっしょに暮らせない

2023年11月12日
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古事記においても語られているように死者と生者は一緒にいられない。愛する妻に会いに黄泉の国へ行ったイザナギも、変わり果てたイザナミの姿を見て逃げ帰る。
これは直接的な話として描かれているけれど、たぶん、死者、いや、追憶の中にどっぷり浸って生きようとすると、生命力を失い、弱っていくということなんだと思った。
我々は追憶の中から何かを学んだり掴み取ったり、ときには癒されたりすることがあってもいいが、追憶とズブズブだと、未来をなくす。そういうメッセージを感じた。
たとえ死んだ人とまた出会えたとしても、それを生活にしてはいけない。
前を向いて生者の世界を生きていかなきゃいけないんだ。

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せせり

3.0親子が成仏するまで

2023年8月25日
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movie mamma

出演者は恥しくないのか?

2023年8月21日
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マサシ

3.0皆に優しい母が最後口に出してしまった言葉が本音だろうな…

2023年8月15日
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泣ける

悲しい

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ぽん

4.5感動。息子がお迎えに来た説を強く推す

2023年1月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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うめ太郎

3.0映像として戦争を描いていないけれども、戦争について伝えている。 家...

2022年6月19日
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映像として戦争を描いていないけれども、戦争について伝えている。
家族、恋人、残された人々の気持ちが伝わってきました。

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よっしー

2.5長い朗読を聞かされているようだ

2021年6月10日
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過去にあった事などを会話であんな事あったよねーと説明されても、レストランで隣の席の人の話が聞こえちゃったくらいの興味しか湧かない。
ただのマザコン君のお話にしか感じられなかった。

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おこげ

5.0良い映画を観れた幸せを感じました

2020年10月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

自然と感動の涙が溢れ出ました
降り積もるようにいろいろな想いが積み重なって、いつの間にか胸が一杯になっていました

元々舞台の為の原作なのだから舞台劇ぽいのは当たり前のこと
それをここまで映画にしたのはやはり山田洋次監督の力でしょう
山田洋次監督作品だから、人情もの、笑い声のあがるユーモアを期待する向きもあるのでしょうがそのような作品では有りません

劇中、劇伴の音楽が要所ごとに鳴っているのですが、それと気付かない程に自然なものです
それ故に浩二のかけるレコードなど、劇中で実際に流れているものだけがクッキリと浮かび上がって記憶に刻まれます

劇的に盛り上げることなく、淡々と静かな日常生活を描いていきます
私達はその日常生活の中で一緒に暮らしている印象を受けるほど

それだから冒頭の坂本龍一の格調高いタイトル曲と、それが展開されたラストシーンの葬送曲とエンドロールに流れる賛美歌のようなコーラスが圧倒的な感動を呼び起こすのだと思います

吉永小百合は、少女時代の彼女自身の性質と彼女の役が一致していた頃のように、役と自身が久々に高いところで入り混じり折り重なった演技を見せています
彼女の作品で初めてその演技を素晴らしいと思えました
長崎ぶらぶら節に続いての長崎弁がとても彼女に似合います

もう70歳
なのにそれでも美しさが失われてはいません
十分、二人目がもう医大を卒業しようかという歳になった子を持つ、50代半ばぐらいの母親に見えます

彼女の役は、家族を全て失い、健康状態も悪く、栄養も取れずに孤独に生きている女性なのですから、実際なら彼女以上に老けていてもおかしくないのです
だからちょうど良いぐらいです

二宮和也も、黒木華も素晴らしい演技だったと思います

良い映画を観れた幸せを感じました

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あき240

3.5イエスの奇跡

2020年8月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

知的

たまたま録画られていたこの映画
そしてたまたま今日は何も用事がなかったので見始めたらなんと長崎のこの日からの話だったのですね
あまりの偶然に驚きましたよ

こんな風に亡くなった人と暮らせたならどんなに幸せかわかりませんね
やはりこの時期になると「戦争」がテーマのものが映画やドラマなどで増えてきますね
人は人を愛し慈しみ幸せになってほしいと願うもの
よほどの出来た人でもなければ羨ましがったり妬んだりしてしまいがちですよ
そんな事思っちゃいけない事は誰だって分かる、分かるけど考えてしまう、そしてまた苦しくなってしまう
そんな思いをした方がどれだけ沢山いたのでしょうかね

この作品は深いメッセージとは裏腹にとてもテンポ良く楽しくお話が進むのが良かったです
息子は明るくとてもよく話 母は嬉しそうに二人の時間を楽しむ
冒頭に出てくるシーンの続きを見ているようです
是非時間を作って長崎という土地へ行ってみたいものです。
あのお墓のある場所から長崎の街を眺めてみたい

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カルヴェロ

3.5黒木華さん、素晴らしい。

2020年8月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

皆さん演技が素晴らしかったですが、そのなかでも黒木華さんの演技は際立っていたように思います。
戦争はたくさんの悲しみをもたらしますね。

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光陽

2.0「父と暮せば」は名作なのに…

2020年8月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

初めにお断りしますが、
山田洋次は私の大好きな映画監督の一人です。

「男はつらいよ」シリーズはもとより、
特に「息子」「たそがれ清兵衛」「故郷」
は素晴らしい作品だった。

しかし、この作品の出来は?

共に井上ひさしの原案で登場人物が、
「父と暮せば」の
死者と生者、親と子、男と女、
それぞれのひっくり返しだが、
そこで同じテーマを扱おうとするのは無理が
あるのでは?

「父と暮せば」では
反戦テーマと
戦争に苛まれた娘の再生物語が
上手い絡み合いとなって傑作となっているが
「母と暮らせば」では
人物をひっくり返した結果、
再生物語の部分が主役の親子間では
意味を持たなくなってしまった。

母は一時的な混乱はあるものの
初めから息子の許嫁の結婚を望むことの
出来る等
なにかと完成された人間像だし、
息子は既に亡霊なのだから人間として
今更再生しても、という存在。
結局、早く母を連れてあの世に行くしか
なくなってしまう。

生き残る方が若年であることが
重要な要素ではないのか。
そうでないと子を亡くした親が
単に子を忍ぶお涙頂戴物語に
なってしまう。

黒木和雄監督は原案のその辺りの
無理栗感が解っているから
「母と暮らせば」の方は映画化しなかった
のでは?
しかし、山田洋次は何故?

(井上ひさしの発想では「父と…」と
「母と…」の人物入替案は初めから
セットであったものなのか
(では沖縄編では?)、
又は「父と…」が先にあって、
後でちょっとした発想の元で追加的に
「母と…」が生まれたものなのか、
御存知の方がいらっしゃいましたら
是非教えて下さい)

亡き息子の許嫁が結局は別の男性と結ばれ、
それを納得する親の話は珍しくも無い。
反戦の意図は解るが、
その他の要素はあまりにもまとまりに
欠ける。

映画の出だしは素晴らしいものがあり、
白黒画面の間は期待一杯で観入った。
しかし、カラー画面になっていきなり
ボルテージが下がった。

特に二宮が出てる画面は頂けない。
彼が出ている場面のなんと臨場感の無い、
間の抜けた雰囲気はなんだろう。
まるでプロの中にアマチュアが一人いる
ような感じだ。

私の映画鑑賞の最大の参考手引書は
キネマ旬報のベスト・テンの発表だが、
彼のキネマ旬報の主演男優賞は
青天の霹靂だし、
各映画祭での受賞も信じられない。
専門家は彼の何を評価しているのだろうか?

また浅野忠信の登場は「父と暮せば」への
オマージュを通り越して、
パロディか悪ふざけとしか思えない。

それらに加えて
母が亡くなって、息子と共に自分の葬儀を
見てから一緒に天国へ向かうラストシーン、
何か三流映画でも観せられているようで
悲しい気分になったのは
自分だけだろうか。

私には、山田洋次監督の
終焉を告げるような作品としか、
思えなかった。

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KENZO一級建築士事務所

3.0もう息子には会えないと、思っていました。

2020年8月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2020年8月2日

映画 #母と暮せば (2015年)鑑賞

#黒木和雄 監督、#原田芳雄、#宮沢りえ 主演の #父と暮せば と対になった作品
#浅野忠信 は両方に出てる
ラストにコーラスを入れるのは #吉永小百合 さんの最近のブームなのかな?
最後の時間を子供と過ごせてよかったという感じなのかな?

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とし

3.0原爆。

2020年5月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

息子を原爆で一瞬にして失った。亡くなった息子を受け入れられない母、吉永さゆり。息子に二宮和也。

吉永さゆりがひとり寂しさのなかで息子が帰って来たと妄想し息子二宮と話している。
吉永さゆりが楽しそうに話す。息子二宮も母と楽しそうに話している。
ふっと。寂しくなった時に現れる。

もし。愛する人を失くしたとき誰でもあると思います。亡霊をみなくてもどこかで会話、もしくは独り言を言っていることが。

吉永さゆりと黒木華(二宮の恋人)のさりげない会話と自然な演技がよかった。
二宮のちょっと過剰な演技が気になりました。

映画を観てから時間が経っているので記憶がとんでいておぼろげです。

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しろくろぱんだ

3.0淡々か漫然か

2020年3月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

昔を思い出す母と子の愛情物語以上、被爆地の遺族の物語として絡めたい意図なら中途半端。母子の会話以外の情報が少なすぎて、映画に起伏も展開もなく終わってしまった感じ。
投下直後のはっとする映像以外は、苦労したはずの母も婚約者もあえてか触れないので、被爆後の凄惨さとか混乱とか伝わらない。かなり暗くならないと電燈をつけないところは、時代背景を感じさせるリアルさがあったけど。
徹底した平和教育を受けた60歳以上の世代か、長崎・広島に関係ある人じゃないと、単なる亡霊ものにしか見えないかも。

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Bluetom2020

2.0さて、何を感じれば良いのか、戸惑いを覚えるのです

2020年2月20日
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普通に考えると、吉永小百合が妄想していると、それが自然なんですが。
二宮の演技がわざとらしくて、どうかな、そう思って。
ただ、原爆が、ユダヤ虐殺以上に非道だと、ただ、それだけは再確認した、のです。
子役の本田だけ、演技を評価します。
こういうテイストは、数分なら、良いのですが、延々観るものではないですね。

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アサシンⅡ

3.5舞台の二人芝居のよう

2020年1月21日
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泣ける

笑える

悲しい

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りりまる

4.5【戦後70年の節目に山田洋次監督が世に送り出した静やかだが、強烈な反戦映画】

2019年12月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 長男を戦争で亡くし、次男浩二(二宮和也)は長崎のを原爆で行方不明になる。
 福原信子(吉永小百合)は次男の生存を頑なに信じ、浩二の恋仲だった町子(黒木華)と静かな交流をしながら、日々過ごしている。

 そこに現れた長崎医科大生の姿のままの”浩二”との穏やかな遣り取りと信子を気に掛ける”上海のおじさん”(加藤健一)を始めとする人々の姿。

 自分だけ生き残った事に負い目を感じ、自らの幸せを拒む町子の言動・・。

<穏やかな場面を描きつつ、山田洋次監督の強烈な反戦の想いが伝わる良作。>

<2015年12月17日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

2.0小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せ...

2019年9月7日
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鑑賞方法:映画館

小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかった物語を、山田洋次監督が映画化。

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てかる