母と暮せば

劇場公開日:

解説

小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかった物語を、日本映画界を代表する名匠・山田洋次監督が映画化。主人公の福原伸子役を「おとうと」「母べえ」でも山田監督とタッグを組んだ吉永小百合が演じ、その息子・浩二役で二宮和也が山田組に初参加。「小さいおうち」でベルリン国際映画祭銀獅子賞(女優賞)を受賞した黒木華が、浩二の恋人・町子に扮する。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる。2人は浩二の恋人・町子の幸せを気にかけながら、たくさんの話をする。その幸せな時間は永遠に続くと思われたが……。

2015年製作/130分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2015年12月12日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第39回 日本アカデミー賞(2016年)

受賞

優秀主演男優賞 二宮和也
優秀助演女優賞 黒木華

ノミネート

優秀作品賞  
優秀脚本賞 山田洋次 平松恵美子
優秀主演女優賞 吉永小百合
優秀助演男優賞 浅野忠信
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(C)2015「母と暮せば」製作委員会

映画レビュー

4.0浩二の婚約者、町子(黒木華)は浩二のことを想い続けていた。 町子は「結婚する気はない」と伸子に告げるのだった。 苦悩の末に町子が出した選択とは?

2024年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

動画配信で映画「母と暮せば」を見た。

2015年製作/130分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2015年12月12日

吉永小百合
二宮和也
黒木華
浅野忠信
加藤健一
本田望結
広岡由里子
小林稔侍
辻萬長
橋爪功
山田洋次監督

長崎で助産婦をしている伸子(吉永小百合)。
戦地で長男を亡くし、長崎の原爆で次男、浩二(二宮和也)も亡くした。

浩二は死後3年経って、伸子に会いに来るようになった。
浩二は頻繁に現れて、伸子と長く会話した。

戦後の庶民の生活の苦難も描かれている。
庶民は闇物資などに頼った生活を続けていた。

浩二の婚約者、町子(黒木華)は浩二のことを想い続けていた。
町子は「結婚する気はない」と伸子に告げるのだった。
苦悩の末に町子が出した選択とは?

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

5.0いつまでも続いてほしかった

2024年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

戦争の悲しさ、親の有り難さ、ささやかな幸せの尊さ、いろいろなものが詰まった作品だった。

望んだことが現実になる悲しさは何とも言葉で表現できないが、この映画でよく伝わると思います。

戦力ばかり増やそうとしている今の日本。ぜひ今見てほしい映画です。

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Baffy

4.0死者とはいっしょに暮らせない

2023年11月12日
iPhoneアプリから投稿

古事記においても語られているように死者と生者は一緒にいられない。愛する妻に会いに黄泉の国へ行ったイザナギも、変わり果てたイザナミの姿を見て逃げ帰る。
これは直接的な話として描かれているけれど、たぶん、死者、いや、追憶の中にどっぷり浸って生きようとすると、生命力を失い、弱っていくということなんだと思った。
我々は追憶の中から何かを学んだり掴み取ったり、ときには癒されたりすることがあってもいいが、追憶とズブズブだと、未来をなくす。そういうメッセージを感じた。
たとえ死んだ人とまた出会えたとしても、それを生活にしてはいけない。
前を向いて生者の世界を生きていかなきゃいけないんだ。

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せせり

3.0親子が成仏するまで

2023年8月25日
iPhoneアプリから投稿
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movie mamma
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