ストックホルムでワルツを

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ストックホルムでワルツを

解説

スウェーデンの世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を映画化したドラマ。スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で監督賞、主演女優賞など4部門を受賞し、人口950万人の同国で50万人以上を動員した。スウェーデンの小さな田舎町で、両親や5歳の娘と暮らすシングルマザーのモニカ。電話交換手の仕事をしながらジャズクラブで歌手活動も行なう彼女は、厳格な父親から「母親失格」の烙印を押されながらも、歌手としての成功を夢見て励んでいた。とある評論家に誘われ、ジャズの聖地ニューヨークでステージに立つという大きなチャンスに恵まれたモニカだったが、ニューヨークでのライブは大失敗に終わってしまう。「自分にしか歌えない歌」を追い求めるモニカは、英語ではなくスウェーデン語でジャズを歌うことを思いつく。物語を彩るジャズの名曲の数々はもちろん、北欧デザインの全盛期である1950~60年代を再現したインテリアやファッションにも注目。

2014年製作/111分/PG12/スウェーデン
原題:Monica Z
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2014年11月29日

スタッフ・キャスト

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Carlo Bosco (C) StellaNova Filmproduktion AB, AB Svensk Filmindustri, Film i Vast, Sveriges Television AB, Eyeworks Fine & Mellow ApS. All rights reserved.

映画レビュー

3.0ストックホルムでジャズを

2018年6月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

スウェーデンの世界的ジャズ・シンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描く音楽伝記ドラマ。
母国では知らぬ者が居ないと言うが、この人の事は全く知らず。日本で言ったら…、何人か名前が浮かぶ。
こういう歌手の伝記映画を見る時、華やかな半生より苦難を乗り越えた半生の方が共感するし、歌声も響く。
彼女の人生なんか、まさにそう。

町の小さなバーで歌う傍ら、電話交換手として働き、一人娘を育てている。
歌手云々以前に、働く一人の女性、シングルマザーなのだ。
そんな彼女に願ってもない機会が。スカウトされ、ジャズの本場・NYで歌う事に。
ところが…、これが大失敗。
さらに、憧れの歌手に出会い、何か助言を貰うも、「あなたの歌にはハートがこもってない」と言われる始末…。
もし自分だったら、おっくうになって、二度と歌えないだろう。
彼女も一度は挫折するが…、また歌い始める。
やはり、歌う事が好きなのだ。

歌にハートがこもってない。
それは仕方ないのだ。
ジャズと言えば、英語。
母国語ではない言葉で歌うから、例え歌声が素晴らしくとも、心が込め難い。
ならば、母国語で歌う。
前代未聞の事だが、彼女はそれをやってのけた。
素晴らしい歌に、言葉の壁など無い。

彼女が歌う一番の理由…。
夢を信じ、夢を諦めない。そして、愛する家族の為…。
父は歌う事に対して快く思ってない。仕事も子育ても疎かにしている。(父の反対は、ある理由から、娘を思って…)
確かにクリスマスに娘のもとを離れ、歌っていた事がある。
でもその時、ひと時でも娘の事を忘れる事などあろうものか。
自分を信じ、大切な人の事を思って歌う。
ベタだけど、そんな歌が聞く者の心を震わせる。

主演のエッダ・マグナソンは本業は歌手らしいが、見事な演技を披露。歌声は言うまでもなく。
1950年代~60年代のスウェーデンを再現した美術や衣装もムーディー。
そして、数々のジャズ・ナンバーに酔いしれる。

さて、この邦題。
何故にワルツ?
センスや捻った上で付けたのだろうが、話もストレートな感動作なんだし、そこはズバリ、“ジャズ”で良かっただろうに…。

Wikipediaでちと調べてみたら…
彼女の最期があまりにも…。

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近大

3.0女優さんの顔がとても好みでした

2015年12月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ヒロイン役の女優さんがとにかく美しい。曲も良いし、スゥエーデンの風景、家の様子がとても興味深かった。実話としての彼女の人生としては、父との和解がぐっときましたが、それ以外はどうなんだろう?浮き沈みが激しいが、最後には名声も恋も父の理解も得られて、うらやましい人だな、ぐらい。むしろ、子供がいるのによくもまあ、みたいな、娘と両親には本当に感謝しなきゃ、タバコとお酒はほとんど病気でしょ、など、批判がしたくなった。

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Sheeta

4.0夢を追う者の栄光と苦悩。

2015年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

初スウェーデン映画です。
モニカゼタールンドさんの半生を描いた作品でした。
ジャズは少しかじる程度の知識ですが好きなので音楽が流れるたびにうっとりしちゃいました♩
モニカの生き方はかっこいいなあと思いました。夢を追う者は大変な苦労とか苦悩とかあるんだなと改めて感じます。
ラストステージが特に良かったです。涙してしまいました。
演じる女優さんもとっても綺麗でした。あと、劇中でのモニカの服装がとってもかわいいです。
今はとにかく彼女の実際の曲を聴いてみようと思います!
ジャズが好きな方、女性の方にはオススメしたい作品ですね。

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えり

5.0音響が…!

2015年11月12日
iPhoneアプリから投稿

映画館で観たからなのか、音が豊かで度肝を抜かれた。
モニカ役の女優さんも歌が上手だし美しいしスタイルもいいし、言うことなし!
ファッション、インテリアも楽しめる映画。
ひっきりなしにタバコを吸っていたので、心配になった。
本物のモニカ・ゼタールンドは、実際にタバコが原因で、亡くなったとのこと。(火事だそうです)

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barboyan
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