ターミネーター:新起動 ジェニシスのレビュー・感想・評価
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ニューフェイトがあるからこそ過去作を振り返る
今更ながら「新起動 ジェニシス」を再鑑賞レビュー。
よく考えてみたら真っ新リブートでは無いのか?
「ターミネーター」「ターミネーター2」ありきで観客に脚本を楽しませる初心者様お断り感があるこの映画。
過去未来を行き来するタイムリープ脚本でかなり捻っているのはいいが、捻り過ぎても面白くならないと証明もしてくれる映画である。
疑問点も出て来る。
1984年から2017年にサラとカイルを転送する際T-800は「俺は電磁波を通過出来ない」と話す。これはターミネーターが電磁波を利用せずにタイムリープ出来る装置があると言う事か?
シュワちゃん演じるT-800が1984年以前から居た理由は明らかになっていなかったが、ホントは続編などで語られる話だった?闇に葬られた?
ツッコミ所はここまでにしておこう。
出演者の老い→ロボット外見的老いを同期させたのもこの映画。
今更ながらシュワちゃんの特権の様な気がしてきた。
「ターゲットに追い着くのが速いよ?」とかツッコミ所あるものの、アクションはある程度面白いし楽しめる。
闇に葬られた作品に罪は無い。
気軽に再鑑賞して楽しんで頂ければなぁと感じる映画です。
なかなか楽しい、ターミネーター祭りや
今までのターミネーターやキャラ全部出てくるし、ストーリーもてんこ盛りです。
なにより、ヒロインが超かわいくて、エロい、クロエモレッツをもっと美人にグラマーに可愛くした感じ、観たいでしょ。
単品として観ればそれなりに楽しい。
2020鑑賞。
本編のボスT-3000の描写には面白い部分がいくつかあるし、アクションも頑張ってる感。
「I'll be back」などの”お約束”もこなしていて好感。
物語的には「時間改変によってパラレルワールドが生まれる」という概念をようやく持ち込んでおり、「ターミネーター2で全て終わったはずなのに…」というストレスからも解放された(笑)
ーって、こんな事を言ってる時点で「単品として」は観れてないな(汗)
とは言え、鑑賞の感じはあんまりよろしくない。
具の出てこない菓子パンを延々と齧らされてる様な気分になる。
ジョンの正体をはじめとして、もっと盛り上がっても良い物語要素はあるんだがなぁ…
エピソードの繋がりと、出し順と、シーン立てと、演出に問題があるのかもしれない。
(ん?それって全部じゃ…??)
まあ、シュワルツェネッガーに敬意を表して見ておくべきかなと言う程度で見始めたので、
思ったよりは良かったという事で(笑)
あ、サラ・コナー役のエミリア・クラークは可愛かった。
エミリア・クラークが可愛すぎるかな笑
作品はすごく面白かった。
ターミネーターは2がもっとも面白く、1はホラー要素が強いがハラハラドキドキは一級だ。3、4はそれを越えることができないことで評価が下がってしまっている感があるが、本作は全く違った味わいがあった。もしかしたら3、4のおかげで、それほど期待せずに観たことがよかったのかもしれないが、それは内緒の話。
時間軸があっちに行ったりこっちに行ったりと、頭の中が混乱しそうだが、もう一度1から観てみたいと思わせる。
全ての作品を通して思うに、やはりターミネーターは面白い映画だし、アーノルド・シュワルツェネッガーが出て来ると「きたー!」って心の中で雄叫びをあげる。
個人的に3に出演のクレア・デーンズが好みだけど、エミリア・クラークは可愛すぎて・・・ちょっと違うかなと思ったが、可愛いは全てを解消する作用がある笑。
唯一の見どころは銀髪じゃないデナーリス
ジョンがあんな感じになったにもかかわらずなんのフォローもないとか。サラとシュワのきずな的なものも表現できてないし。情報過多でわけわからんし。バトルもアクションも既視感満載。
金満でタレント豊富であろうハリウッド映画は、取るに足らない作品にしてもそれなりに見られる水準であることが多いが本作の見どころはタイトルのとおり…残念でした。
2019年の今見てみたら
ニューフェイトのおかげで ちょっと過去作を振り返り。
これは映画館に行ったんだけれど、アホな話で
その前の4を見ないで行ってる。
が、
逆に4の存在を知らずに行くのが正解だったりする。
見ないで行ったから出だしは結構面白かった。ジョンが父を過去に送り出すシーンとか、これ見たかったわーって思った。しかし
実際、家で4と5と続けて見たら違和感ありまくり。
ジョンコナーとカイン(父)の出会い年齢設定が全然違う。
顔が全然違う。
未来も変われば過去も変わるとか。
なんでもありじゃん、これじゃ。
あと ママのサラさん なんだこれ?
ってなる。ニューフェイト見てからだと尚更。
よくもまあ
こんなにシリーズ物を勝手にいろいろ出来るものよ。
観客 置いてきぼり。
10年前もジョンコナーの役の人にはかなり違和感持ってしまった、とは言え正直めっちゃ忙しい中バタバタと駆け込んだせいで
開始 20分くらいで爆睡したんだった。
シュワvsシュウとかあったよねえ
と言う記憶くらい。
今回 ちゃんと見てみたけれど
う〜ん。
なんだこれ。言いたいことはわかるが
理屈っぽ過ぎるんじゃないだろうか?
顔も違い過ぎだし、
ジョンをこんな悪役にしたらこの顔ね、っていうのはまああるとしても
それじゃ身も蓋もないわ。
これで終わって10年、だとすると
今回のニューフェイトみたいに
難しい事一切なしのドタバタアクションもありだったのかなと思えるのもわかる気がした。
劇場公開から10年を経て見るといろいろ見えてくるものがあるなあ。
とりあえず今 アレクサってのと Siriさんがいますが
ジェニシスになっちゃったら嫌よね。
お帰りシュワちゃん
個人評価:3.8
ターミネーターの世界観を保ちつつタイムトラベルの物語をさらに追求した脚本。
ジョン・コナーが深みのない役柄になってしまったが、その分、今まで影が薄かった父親カイルが主役の位置付けとなり、各シリーズ通して全ての主要人物の物語が完結していき、いい締めくくりになっている。
しかしながら、やはりターミネーター作品は、シュワちゃんによって支えられてると実感する。4の駄作っぷりと比較し改めてそれがわかる。
予備知識なしで観に行ったおかげで楽しめました。
序盤から若いシュワちゃんが若いシュワちゃんを倒したり、いきなりイ・ビョンホンのT-1000が登場するので、『ターミネーター』と『ターミネーター2』を融合してリメイクしたものなのかな?といったイメージでしたが、話はタイムパラドクスを無視した感じのややこしい方向に進みます(笑)。
カイルがタイムトリップする際に自分では記憶にない幼少の頃の風景が浮かび、ジェニシスを起動させたらスカイネットとなる!という意味不明のコンピュータ世界。せっかくビョンホンを倒したのに1997年の“審判の日”の前ではなく、カイルは2017年に行こうと言うのだ。
T-1000がしつこく追ってくるのではなく、今回は未来から来たジョン・コナーがしつこいのだ。完全に敵となった息子のジョンを相手にサラは・・・という雰囲気。時間軸が変わってしまったら、タイムパラドクスなんか関係ないというのはちょっと残念。サラを殺したら自分は生まれてこないんだもんね。
これはこれで面白いけど…
物語が『1』と『2』の凝縮軽量版みたいで、おまけにタッチも軽すぎるから、『2』好きにはピンとは来ない。
ただ面白いところもあるにはあるから、侮れない。セルフパロディ&オマージュがどれだけ分かるか探すも良し、「自由」の為に悪へ堕ちたジョン・コナーの行く末だったり、「運命」を変えるために戦うサラとカイルのドラマ。よーく見ると注目ポイントが豊富だから、飽きは来ない。でもやっぱり、もっと重厚でシリアスな話が見たい。ターミネーターのテーマ上、それを避けたらダメだと思うし。
続編が立ち消えなのは、残念とは思うけど、その分秋のダークフェイトで、憂さをたっぷり吐いて欲しい!
お願いしますよ、キャメロン×ミラー!
2015年の二次創作!!
ジョン・コナーが悪人顔です。使い古されたプロットで怠いですが、もう少し2015年の映画らしい映像でテンポが良ければと言う感じです。制作側がいつまでも二次創作で満足しているようでは、完全新作は難しいと思います。
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自宅にて鑑賞。TVシリーズやWEB公開のスピンオフ作を挟んだシリーズ(映画化作)第五弾、原題"Terminator Genisys"。“サラ・コナー”のE.クラーク、頑張ってるが荷が重かったのか、演技にやや無理有り。“ジョン・コナー”のJ.クラークに魅力が乏しく、見劣りする。判った様な判らない様な設定が散見出来、はぐらかされた感が残る。アップデートして再登場するのは、必然性や意味が理解出来ず、明らかに蛇足。更に一旦、流れ始めるエンドロール途中にも続きがワンカット有り、色んな意味で諄い。50/100点。
・本作はトリロジーの初作と予定されているが、A.シュワルツェネッガーは次作がシリーズ最後になると噂されている。
・『ターミネーター3('03)』以来の出演となるA.シュワルツェネッガーは、一日平均三時間、(撮影時から)12年前と同じ身長・体重になるよう肉体改造に半年を掛けた。亦、彼のクレジットは“Terminator”ではなく、“Guardian”となっており、パラマウント・ピクチャーズ初の出演作となる。
・J.キャメロンは正式に本作を支持した。
・当初、“ジョン・コナー”役はT.ハーディにオファーされた。亦、『ターミネーター4('09)』から同役のC.ベールにもオファーがあったと云う。
・E.ブラント、E.クラーク、B.ラーソン、M.ロビーは“サラ・コナー”役にオファーされていた。この内、E.ブラントは最終選考迄、残っていた。
・シリーズ中、何度か触れられるが、初めてタイムマシーンが画面に登場した。
・鑑賞日:2016年1月21日(木)
リブートとは、なんなのか?
最初のパートは、昔の作品が現代技術で帰ってきた感じや、少しずつかつてのストーリーと異なって行くところなど、わくわくしながら見れたけど、2017年に移動したあたりから雲行きが、、
シリーズの英雄であるジョン・コナーの扱いに疑問が。なぜ悪役に。何かインパクトのあることを求めるあまり、やってほしくないことをやってしまった感が。また、ストーリーも説明がややこしく、いまいち入ってこなかった。
前作(4)との設定矛盾があって、もはや前作はなかったことにしてるのもいかがなものかと。
ただ、サラ役のエミリア・クラークが良かった。良かったというかきれいだった 笑 エミリアのおかげで+0.5 笑
もう止めた方が…
第3作、4作と失敗に終わり、製作サイドがかなり焦っている感が強い本作は、ついにご都合主義を越えた禁じ手を使ってしまった。そう、過去を変えるというものだ。
タイムトラベルを扱う本作にしか使えない「逃げ道」だと思うが、そこまでしてシリーズを続ける必要は果たしてあるのか。
ジェームズ・キャメロン自身が「今回は傑作だ!」と話していたが、それもそのはずだ。過去を変えてしまって、新しくできたシナリオと元々あったストーリーを繋げて見せれば面白いに決まっている。無論、個人的には楽しめた。第1,2作には及ばずとも、ちゃんとした「ターミネーター」だったからだ。シリーズ初期をだいぶ意識しているのもそう感じさせる要因だろうが、ファンとしては嬉しく思うものだ。
しかし、あの有名で人気な本シリーズが
これほどまでゴタゴタになるとは…
結果、本作もそれほど大ヒットとまではいかず、また同じような結果になった。
また新作の公開を控えているような形だが、ここまで来てしまうと正直どうでも良いように感じてしまう。
詰め込み過ぎたからいけない。
「ターミネーター」シリーズ第5作。
DVDで再鑑賞(2018/09/02)。
仕切り直して、意表を突いたストーリーをつくるぞ! ―という強い意気込みは感じられましたが、いかんせんいろいろと詰め込み過ぎた感があるなぁ…(笑) 「T1」の冒頭を再現しながら、新たな展開を盛り込んで来たのは上手いなと感心したものですが、そこからがいけなかった…。
リスペクトとオマージュが満載で、最初だけでお腹いっぱいになってしまいました。リブートなんだからそこまで旧作の要素を取り入れないで良かったのに…と思いました。T-1000がいちばんいらんかった…。マジで余分でした…。
ジョン・コナーを悪役にするのは見事な発想の転換で、初鑑賞では「ありだな」と思いましたが、今回改めて観てこれが一番無いなと考えを改めました。
変えて良い前提と悪い前提がありますが、これは後者の好例だなぁ、と…。物語が混迷し、一応終止符は打たれましたが中途半端感が否めませんでした…。
シュワちゃんを出さないと始まらないので出てくれるのはめちゃくちゃ嬉しい限りですが、本人が高齢になったことで、ターミネーター自身も人間の生体組織を被っているから「当然歳を取るんだよ」と言われても都合良過ぎやろ、とツッコむしかありませんでした(笑)
コケるべくしてコケた映画だなと思いました。エミリア・クラークのかわいさとタフさが本作唯一の救いだなぁ…。
――
リンダ・ハミルトンがサラ・コナー役で復帰するという、ジェームズ・キャメロン完全監修の新三部作に大期待です!
予想外に良かった!
YUKIの希望により。
ターミネーターは2作品くらいしか見たことなくて、あまり興味なかったけれど…
なかなか良かった!時間軸がコロコロ変わってちょっと混乱するけど。
今回、「オジサン」役のシュワルツェネッガー。笑いもあり、優しさもあり、感動もあり。良かったなー☆
シリーズのファンだけでなく、シュワルツェネッガーのファンも楽しめる作品。
2015年7月中旬に“TOHOシネマズ六本木ヒルズ”のスクリーン2にて3D字幕版で鑑賞。
1984年にジェームズ・キャメロンの監督・脚本、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で製作され、SFアクション映画の金字塔と言われるほど世界中で愛され続けている『ターミネーター』シリーズ。キャメロン監督の手を離れた『ターミネーター3(2003年)』以降、そこまで成功しなかったシリーズとなったために、時代の流れに乗っかって、遂にリブートされたのが本作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』であり、『スター・トレック(2009年)』シリーズのデイヴィッド・エリソン製作、『マイティ・ソー ダーク・ワールド(2014年)』のアラン・テイラー監督等の新たなスタッフで作られた力作です。
自我を持つコンピュータ“スカイネット”と人類の戦争に決着がつきかけていた西暦2029年の時代において、敗北を悟ったスカイネットが人類抵抗軍の指導者ジョン(ジェイソン・クラーク)を過去に遡って葬り去るために一体のターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー/ブレット・アザー)を1984年に送り込み、母親であるサラ(エミリア・クラーク)を抹殺しようとするが、そこには彼女を守っていた別のターミネーター“ガーディアン(シュワルツェネッガー)”が立ちはだかり、サラを守るために自ら志願し、その時代へやって来た兵士カイル(ジェイ・コートニー)はガーディアンによって鍛えられた戦士となったサラに困惑する(あらすじ)。
このシリーズを愛してやまず、世界的に酷評された『ターミネーター3』も大好きなので、リブートされるというのを初めて耳にした時は戸惑いが半分ありましたが、三作に及ぶスピンオフ小説、自分としては退屈すぎなドラマ『サラ・コナー・クロニクルズ(2008年)』、シリーズの一つだとは思いたくない『ターミネーター・サルヴェイション(2009年)』といった『2(1991年)』のその後が枝分かれし過ぎて、メチャクチャになっていたので、シリーズを延命させるには、これしか最善な方法は無いのかもしれないと思い、それを受け入れ、その後は首を長くしながら楽しみにしていました。その甲斐はあり、これは完全にシリーズの一つとして認められるぐらい、大いに楽しみ、とても気に入りました。
冒頭の未来のシーンから掴みはバッチリで、ピカピカのエンドスケルトン(過去作よりも少しスリムになったような)と抵抗軍の兵士たちがプラズマライフルを撃ち合いながら激戦を繰り広げ、空をハンターキラーが飛び、そこから初登場の蜘蛛型タンクを投下するといった新たな戦術が描かれ、プラズマの色も『1』や『2』と同じ、サウンド(ここが唯一、残念。『1』のリマスター版DVDがリリースされた際に整合性に拘ったキャメロン監督が音を作り直して、統一しただけに、その統一を貫いてほしかったところ)は真新しく、不満は殆どありません。『1』の世界の再現、『2』の要素(同作の没ネタの流用など)が加えられたり、ドラマ版や『〜サルヴェイション』で大きく不満を抱いた部分を再利用(過去から未来へ行ける、進化したターミネーターの登場など)して、リブートしたからこそ通用する形で巧みに描いて見せたりと、面白い点が沢山あり、ワクワクとニヤニヤが止まらず、大作としては久々に興奮できた作品で、個人的にそれは『トロン・レガシー』以来の一作です。
ジェイ・コートニーがカイル役に抜擢されたという知らせを耳にした時には、あまり良くない人選だと思いました。彼は『ダイ・ハード ラスト・デイ』での細身で幸が薄い印象しかなかったので、オリジナルのマイケル・ビーンには程遠いとしか思えなかったものの、その後に『アイ・フランケンシュタイン』のマッチョな天使役などでイメージが変わり、全く悪くなく、今の時代にビーンのような俳優が居らず、仮に居たとしても、そのコピーにしかならないので、コートニーの起用は正解だったのではないでしょうか。逆にエミリア・クラークがリンダ・ハミルトンに似せていたのも良い印象があります。リブートなのだから、独自の感じを出すことも出来た筈ですが、『1』と『2』の続きとして作られた筈のドラマ版でサラを演じたレナ・ヘディが美人過ぎて、微塵もサラ・コナー感が無かっただけに、今回は少し似せて、サラとして違和感の無いようにしたという製作陣の気合いが見ているだけで伝わってきました。
本作は『ターミネーター』シリーズのファンだけでなく、シュワルツェネッガーのファンも十分に満足できる作品だと感じています。政治家へ転身した頃は「もう俳優復帰は無いのでは」と思わせただけに、また復帰して、ターミネーターを演じたというだけで既に嬉しさはありますが、一つの場面で二体のターミネーターが対決するというシュワ・ファンなら狂喜乱舞する演出をやってくれたのは胸が熱くなります。過去にも彼の主演作においては、一つの場面で二人も出てくるというのはあり、『トータル・リコール』、『ラスト・アクション・ヒーロー』、『シックス・デイ』で行われましたが、それらで「一人でも最高なのに、二人も居る構成なんて、まさに感動」と思えた為に、本作の二体のターミネーターの激突シーンに感慨深く、今まではオープニングとエンドロールでしか流れなかったメインテーマとその一部が随所で流れ、ファンサービスに徹しているのも良いところの一つで、斬新な映像と表現を常に生み出してきたシリーズなのに、その表現が少ないというマイナスはあっても、それを帳消しにしているほど好印象な部分です。
製作時の段階で“三部作”構想があったので、もし、本作が内容的、評価の面で成功していたら、きっと、今頃に第二弾か第三弾が公開されていたでしょうが、残念ながら、そうはならず、本作公開前には「私にとっては第三弾だ」と評価していたキャメロン監督の手で本作をも無かったことにされ、2019年公開を目指して、『1』と『2』に続く“本当の正統な続編”が作られる事が明らかとなっていますが、本作から数年しか経過していない短いスパンでの製作・公開となるのは間違いなく、監督は変わっても、デイヴィッド・エリソンが製作で続投するようなので、当初、予定されていた本作の続編で用いる筈だったアイディアを流用している可能性もありますが、そうなった場合は中途半端になる事もあるので、一つも流用されず、本作の続編に関する話をスピンオフ小説かコミックで出てほしいと願っています。勿論、次の作品にも期待したいですが、現段階では本作を気に入っただけに、無かったことにされるという点での戸惑いは本作が製作されるというのが明らかになった時よりも大きいです。もし、可能ならば、本作が成功していた時間軸に入ってみたい、そんな気持ちで本作のレビューを終えさせていただきます。
全438件中、21~40件目を表示