私の男のレビュー・感想・評価
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キャスティングが良かった
原作が良かったので見た。これを見た当時は、ドロドロ系に心奪われていたので、とてもはまった。今見たら、また別の感想になるかも知れない。
ただ、変わらないのは、二階堂ふみと浅野忠信が適役で、とてもいいということ。
奥尻島の地震を思い出すし、流氷、釧路とか根室とか、思い入れのある場所が北海道には多いので、前半の北海道パートが特に好きです。
微妙。
多分、私は熊切監督が合わないんだろうなあ。
「夏の終り」を観た時、そう思った。
こんなにも満島ひかりの良さを消せる人もすごい!!と。
けれど、熊切監督の映画のキャスティングは
すごいなあと、思う。
だから、期待が大きいのかもしれない。
その分、幻滅も大きい・・・・・。
瞬間瞬間の切り取り方、特に二階堂ふみが海に飛び込むカットは綺麗だった。
あと、朝からの情事の血まみれのシーンは
安っぽかったけど
良かったと思う。それだけ浮いていたけれど。
他の監督さんで
実写化されてたらどうなってたんだろうなあ。
そこそこかなぁ
つまらなくはないけど、いまいち理解できないシーンが多くて、めっちゃ面白いというほどまでいかなかったなぁ。二階堂ふみはこういう映画の常連になっちゃった感じでまた別の役を演じてるところも見てみたい。
んー。分からない。 10代であれば共感出来る部分はあったのかな? ...
んー。分からない。
10代であれば共感出来る部分はあったのかな?
ふみちゃんが可愛いかったので0,5。
幻想的
原作を読んで、面白くて楽しみにしていました。幼少期の花役の子の演技が二階堂ふみ並に素晴らしくて驚きました。
愛とは。血縁とは。
花と淳吾2人だけの、世間から浮いたような世界がよく表現されていたと思いました。
題名がずっしり乗っかって来た。
女って怖いなと見終わって、まず思った。
二階堂ふみが蜘蛛女のようで、浅野忠信は蜘蛛に囚われてもがく虫のようにも見えて苦しかった。
全編「私の男」という題名がずっしり重く乗っかって来て東京辺りから耐えれなかった。
初め二階堂ふみって田舎臭くてタイプじゃないわぁと思ってたけど、それはすでに二階堂ふみの術中にハマってたらしく、どんどん女らしくなって行く様に目が離せなくなった。浅野忠信の「可愛くなったな」のセリフに納得。
あーー浅野忠信最高!二階堂ふみいい!二人の絡みはあんなにやらしいの...
あーー浅野忠信最高!二階堂ふみいい!二人の絡みはあんなにやらしいのに、なんであんなに美しいと思えてしまうのか。本来は吐き気がするほど気持ちが悪いことなのに、不思議だ。タブーのタブーという感じで話にも引き込まれた。この後に原作を読んだ。描かれ方は違うが見事に実写化されていると感じた。
愛か、エゴか
前日見た時は途中でギブアップしてしまい、評価1の採点。
でもどうしてもしこりが残ったままの感じだったので、万全の態勢で再鑑賞。
確かに取っ付き難い部分はあるものの、力作であった。
震災で両親を失った花は遠縁の淳悟に引き取られ、紋別で寄り添うように暮らして来た。ある日、地元の名士が流氷の上で死体となって見つかり、二人は逃げるように東京へ…。
言ってしまえば、男の妄想&変態映画。
幼い少女を引き取り、やがて美しく成長した娘と…。
義理とは言え、禁断の近親愛。
しかし、当人たちは激しく求め合う。
その激しさが、ある事件を起こす…。
何処か気だるく、退廃的な前半から、スリリングな展開へ。
激しすぎる愛故に罪を犯す。
その愛の為に、また罪を犯す。
それは真の愛なのか、エゴなのか。
モスクワ国際映画祭で男優賞を受賞した浅野忠信も素晴らしいが、やはり二階堂ふみに圧倒される。
あどけない中学時代から、美しい大人の女性へ、滲み出る妖艶さ。
流氷の上での叫び、さらにその極寒の海にまで浸かる大熱演。
国内賞レースでほとんどノミネート止まりで受賞ならず、納得出来ない!
個性派・実力派が揃い、中でも藤竜也は「砂の器」の緒形拳を彷彿させるような好助演。
近藤龍人の撮影、ジム・オルークの音楽…熊切組の手腕は他の邦画と比べても群を抜く。
熊切和嘉の作品はやはりなかなかに取っ付き易いものではないが、その演出力は認めざるを得ない。
ラスト、花が見せる笑みと、絶対気になる台詞。
男の不甲斐なさを感じてしまった。
「そこのみにて光輝く」同様、こういう作品は一回だけじゃ評価出来ない。
見直しといて良かった。
で?
って最終的に感じた作品でした…。
映像、二階堂ふみの演技(学生から大人まで年齢不詳だな)、音楽、効果音などすべて一級品で、最後まで飽きることもなく見ることはできた。
がしかし親父になりきれない年の離れた近親相関カップルの域を越えることもなく、消化不良で終わってしまった感じが否めない。
なんか正直残念でした。
やっと観たのに
二階堂さんが出ていて気になり、またすごいという周りの声があったので、気になって観ました。
みなさんがいいと書いている流氷のシーンは確かにすごいと思いました。
二階堂さんの演技に魅了されてしまいました。
また、話を通して、浅野さんと二階堂さんの主演の2人の演技はすごいと思いました。
しかし、僕はこの作品は嫌いな方になります。
話がいまいちまとまっていなく、最後も意味がわからないまま終わってしまったので。
原作を読んだら、わかるのだろうが読む気になれないです。
演技と存在感
ミステリー(なのか?)としてはつまらないが主要登場人物の演技と存在感が半端ない.特に二階堂ふみはバケモノ.なぜに二十歳前でソレができる?原作未読で原作ファンの評判はよくないらしい(わかる気もする)が映画としてマル
これぞ、国恥映画!
以前から、気になっていた映画ですが、横浜、関内の二番館で漸く、観ることができました。午前11時の回。観客は、なんと私ひとり。お蔭さまで大きな欠伸をしたり、思い切りくしゃみをしたり、ついでに鼻糞をほじくったり、思い切りリラックスして鑑賞することができました。しかしながら、結果から申し上げると、今年、最悪だった「アデル、ブルーは熱い色」、「渇き。」と並ぶワースト映画なのでした。
二階堂ふみが何故、あのような色情狂になったのか、その過程が一切、語られていませんでした。浅野忠信が何故、あのような色情狂かつ残虐な殺人者になれたのか、一切、説明がありませんでした。このように感情の湧き出し口が判らない映画(尤も、これは映画に限ったことではありません。小説にしても同じことです)は観ていて非常にフラストレーションが溜まります。このような異常な映画が海外で公開され、日本人は全員、近親相姦的な性行為をしているのではないか、と思われるのが、一番、危惧されるところであります。
最近の日本映画は露骨な性描写、残酷な暴力描写、殺人描写が余りにも多すぎます。過剰な刺激は早晩、飽きられていきます。そのことに気がつかない日本の映画人は一体、どこまで愚かなのでしょう。
最後の銀座での面会シーン、あれは、まさに蛇足でしょう。この監督はもっと、脚本を練り上げてから撮影に臨むべきです。
私はこの映画で初めて、二階堂ふみ、という俳優を見ましたが、自分自身を安売りしてはいけません。現在のところ、私はこの役者に大きな将来性を見出すことはできませんでした。
二階堂ふみはすごいけど。
桜庭一樹については、この直木賞受賞作の前に日本推理作家協会賞をとった「赤朽葉家の伝説」というのがあって、そのときに注目していた。
例によって、まだ読んでいないのだが、あれよあれよという間にメジャーな作家になった。
奥尻島の津波がモチーフになっていて、そこでひとりぼっちになってしまった花と、花と出会うことで家族を作ろうとする淳悟の結び付きが物語の骨子である。
花と淳悟のことを、まわりはほっとかない。これが地方ということか。
都会でひっそりと暮らしていたなら、誰もふたりのことは気にかけず、ふたりは思いのまま生きていけたはず。
花は学校でもうまくいっている風、普通に就職し、また上京もして結婚相手も見つける。
この成長していく花を、二階堂ふみが説得力をもって演じている。
現在の若手女優のなかでは群を抜いた演技力である。「渇き。」であの程度の役しか与えなかった中島哲也は非常にもったいないことをしている。
北海道の風景と淳悟、花の荒涼とした生活はシンクロしていて、映画としてはすぐれているのかもしれない。
間違いなく熊切和嘉の力作だと思うが、僕とは合わなかった。
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