劇場公開日 2013年4月20日

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セデック・バレ 第一部 太陽旗のレビュー・感想・評価

全17件を表示

4.5一番の犠牲者は女性と子供

2022年7月1日
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鑑賞方法:VOD

日本人である事が嫌になる話だと思いました。
また、一番の犠牲者は女性と子供。僕は老人の男だから、恥ずかしくなる。でも、プラン75にはサインしませんよ。

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マサシ

5.0観て良かった

2021年5月27日
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4時間にわたる長編でしたが、こんなにものめり込んで観てしまうと思っていなかった。それくらい素晴らしい作品です。日本でこれは撮れないだろうな。

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快晴

4.5見て良かった

2020年12月16日
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鑑賞方法:VOD

映像がとても美しいので、見入ってしまった。荘厳な山や太陽や虹。桜。
しかし内容はとても切ない戦いの話。
台湾の住民の暮らしに日本軍がズカズカと入り込んできた様がすごくわかりやすかった。日本軍は文明をもたらしたと思っているが、彼らはそんなこと望んでいなかった。
やがて鬱憤がたまり、彼らは蜂起するが、
日本軍がやられているのを見ると、実はすかっとしてしまう日本人の自分がいる。
いつの間にか感情移入をさせられている。それは何故かと言うと、彼らは別に悪いことをしているわけではなく、当然の行動だったように思えるからだ。
日本軍もまた、当然の行動しており、なぜ人間はここまで戦いしかできないのだろうかと悲しくなってくる。
歌もとても美しかった。ちょっと歌長くてうるさい時もあったけれど。

この、自分たちの誇りに生きた男たちの死に様を最後まで見とどけようと思って次作まで見たけれど、女子供まで死んでいく姿には涙した。
良い作品を見た。
ただ、一部をのぞき、全員が同じような顔に見えてしまって、どっちが敵てどっちが味方かちょっとわかりづらかった。
小島が、奥さん子供に死なれて悲しむ姿が1シーンあれば、もう少し小島の行動が理解できると思う。
あと、俺はもう疲れたと言うモーナ•ルダオに、おいおいそれはないだろうとちょっと思った。放棄したのは自分なんだからけじめもちゃんとつけて欲しかった。
なんにせよ、このような素晴らしい作品は、もっといろいろな賞を取っていてもおかしくないし、話題になってもいい作品だと思う。

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りょう

5.0たった今鑑賞しました。

2019年12月9日
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宇多丸師匠が大絶賛していて、気になっていたので、今更ですが見ました。結論から言うと、凄まじい映画です。

セデック族の価値観は理解できません。住んでいる世界が余りにも違いすぎます。でも、血の儀式が凄い…戦慄に溢れていました。ただひたすらに凄かったです。
台湾の植生は照葉樹だったと思います。僕が実際に見たことのある美しい照葉樹林を、ここまで完璧に表現した映画が他にあるのでしょうか。

照葉樹林といえば、宮崎駿監督にも影響を与えた照葉樹林文化、そして、その一部でもある縄文文化を連想させる描写がありました。セデック族も、縄文人の血を引き継いだ我々日本人も、ルーツは同じなのでしょうか?個人的に気になるので、今後調べてみようと思います。

最後に、この映画は正直長いですが、この長さは必要だと思いました。見れば分かります。兎に角見てください。僕はご飯を食べたら続きを見ようと思います。

追記:一言でいうと「‪神々のいないもののけ姫‬」です。ジブリファンは必ず見てください。

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無二村鷲美

3.0台湾のウェイ・ダーション監督が、日本統治下の台湾で起こった台湾先住...

2019年9月8日
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鑑賞方法:映画館

台湾のウェイ・ダーション監督が、日本統治下の台湾で起こった台湾先住民族セデック族による抗日暴動「霧社事件」を全2部作で描いた歴史大作の前編。

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てかる

5.0まさしく侍だった。

2019年7月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

知的

時代劇映画を中心にDVDで見まくりましたが、全く同じカテゴリだとかんじました。会津藩の悲劇に重なり合うし、首狩りは日本の侍も同じだったし。戦に赴くときの心構えも同じでした。死は終わりではなく向こう側に行くだけのことだし、誇りの方が生きることより大事なのも同じ。当時の日本人が侍魂を忘れ去った士族と、元から侍魂を持ち合わせていない町人や農民出身の官憲だったことが悲劇だったのだろうと想像を膨らませました。あっという間に時間は過ぎて、とても見ごたえのある映画でした。モーナは最高ですね。その瞳に吸い寄せられます。

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すおうけんいち🗾🎍🍙🥋🇯🇵

5.0長い・・・けど面白い

tさん
2018年5月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

DVDにて。有名な映画ですが、今更鑑賞。霧社事件を描いたもの。
すげー面白いんだけど、これ色んな映画連想させる笑。
ブレイブハートとアポカリプトとランボーともののけ姫を足したよう感じ。
特にブレイブハートっぽいと思った。台湾版のブレイブハートと言っても過言ではないと思う。
首狩り族とか人間狩り映画というと、他にも色々な映画が連想されそうですが。。。

他の映画にはない点は、セデック族の文化を描いてくれているところ。
「人殺し、自決、狩猟」とか怖いだの野蛮だの危険だの言ったら、人種の多様性なんて達成できねーぞ、ということがこの映画を観るとよくわかる。
だから、PTAの皆様もせめて映画の中でくらいは、そういう価値観を許していただきたい!

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t

5.0最高!

2016年11月17日
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鑑賞方法:映画館

今は無き吉祥寺バウスシアターで鑑賞。
復活しないのかな?

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うんこたれぞう

4.0どちらが善でどちらが悪じゃない

2015年5月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

日本統治下の台湾で起きた台湾先住民族セデック族による坑日運動“霧社事件”を描いた2部作からなる歴史大作。
第一部では、山奥で狩猟など自由に生活していたセデック族が、日本軍の侵攻によって支配され35年、ある衝突で一触即発となり、遂に武装蜂起するまで。

何とも複雑な気持ちになった。
映画としては素晴らしい見応え。歴史背景や重たい題材など最初は鑑賞を躊躇するが、見始めたら最後までグイグイ引き込まれた。が、

日本人の描写がまあ酷い。
暴力的。血も涙も感情の欠片も無い。
権力を振りかざして偉そうにしているくせに、中身は弱く、情けない。
日本の悪行は事実にしろ、見ていてあまり気分いいものではない。

それと真逆のセデック族。
強く逞しく、どんなに虐げられても屈しない。
民族の誇りを懸けて立ち上がる姿は感動的ですらある。
その名の通りの“セデック・バレ(真の人)”。
(頭目モーナを演じた演技初挑戦のリン・チンタイの存在感は凄まじく、その息子役が佐藤浩市そっくりでびっくり!)

もしこの映画、セデック族を誇り高い英雄としてだけ描いていたら嫌悪していただろう。
そう感じなかったのは、クライマックスの武装蜂起シーン。
日本軍が集まった運動会の日、一斉に奇襲をかける。
この時セデック族は、日本人を誰彼構わずほぼ皆殺しにする。首を狩るなど残虐な方法で。女子供まで。

セデック族を虐げてきた日本軍の行いは愚か。
日本人を虐殺してセデック族が流した血の量はあまりに多い。

善悪を描いた映画ではない。
双方の哀しき歴史、罪に心揺さぶられた。

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近大

5.0映像化の効果は圧倒的

2015年2月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

霧社事件を扱った映画だが映像化の効果は圧倒的.あまり知らずに日本の台湾経営は比較的うまくいってたを思ってただけにちょっとショック.

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ykono

3.0史実とは多少違います。が、首狩り族が台湾にいたことに驚愕

2014年5月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

難しい

日本統治下にあった台湾で起きた大量虐殺事件がベースになっている本作。
まず、お話しのベースとなった霧社事件と本作とでは、史実、特に数字の面で大きく異なります。なので、あくまで娯楽作品として見る方が適当だと思いました。
霧社事件でセデック族が実際に手をかけた日本人の数は、帝国軍人と警官をあわせてもたったの28人です。
もちろん、最初の霧社での運動会では女や子供を含め140人近くが犠牲になったそうですが、、劇中、掃討作戦時に描かれているような帝国軍人をばったばったと斬り倒し、撃ち殺すなんていうのはなかったのです。あくまで映画的な脚色、つまりフィクションです。
ただ、史実と違うからといってダメだとか駄作だとは思いません。台湾の首狩り族の存在や、殺戮描写は驚愕ですし一見の価値アリ。
また、台湾は極東地域で唯一といっていい親日国家ですしね。そこが作っているだけに、いわゆる韓国や中国のつくる反日・抗日プロパガンダ一辺倒の作品とは一線を画すものです。が、これを見て気分が良くなる日本人がいるかと言えば少ないでしょうね(左巻きな人や売国奴を除けば)。
日本統治下の50年で犠牲になった台湾人(原住民含む)がいなかったわけじゃありません。犠牲者は数千人に上るそうです。でも、終戦後に蒋介石率いる外省人(中国人)が入植し、そこで粛清された台湾人の数は一桁違う数万人ですよ。描くならそっちのほうを、と思ってしまうのは自分だけなんでしょうか。。
現在、台湾は親日ですが、主要メディアの多くが中国資本におさえられており本作同様、ちょっとづつ反日傾向にあります。台湾の歴史教科書は日本統治下を肯定的に50頁に渡り紹介していますが、来年以降は縮小並びに否定的になるそうです。台湾の学生達はこうした中国化を嫌って大規模なデモで頑張ってはいますが、、本作を見ると中国の影が気になって仕方ありません。。

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BQGMAN

2.5台湾セデック

2014年5月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

てっきりフィリピンか何処かの先住民かと思っていたら、台湾先住民セデック族の抗日ものだった。なので台湾映画ということになる。ただ台湾らしさは殆ど感じられず。台湾らしさって何って話もあるが。台湾には結構な数の先住民がいて、蜂の羽音を指す単語を持つ民族もいて、彼らの歌はECM系の人とやったサイケCDで聞いたことがあったけれど、セデックは首狩り系の武闘派。歌も男らしい感じ。民間人もバンバン首狩る。聖なる狩場を侵されて、民族のプライドを傷つけられたからという理由で。なので主人公も人徳がある抗日ヒーローな感じではなく、相当なバーバリアン。優しさが微塵もない戦闘派で、同部族間で縄張り争いもバンバンする。終盤の殴り込みで、セデックの子供が、日本人教師を殺し、女子供を殺す。殺したのではなく、血の儀式だって言い切る野蛮さが素晴らしい。一歩間違うとカルトになってしまうのだけれど、できればもっとちゃんと殺し、首を狩るシーンを見せるべき。セデックにとって命を奪い奪われるのは自然なことであって、全く別の倫理観で動いており、それは実はバーバルじゃなくて、90年前の台湾の森の掟だったわけで。監督は多分所謂漢人だからか、白人マイケルマンが、ディルイスにモヒカン役をやらせたラストオブモヒカンを思いだす。熱いけど、そもそも何のために描いているのかよく分からない印象というか、単に面白い話が身近な歴史に転がっていた感が。あの白人達はもっと反抗するにたる圧倒的に悪い力強い奴らとして描かれていたけれど。まぁとにかく長い。

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ssspkk

3.0誇り高き獣たち

2014年5月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

不勉強でなかなか世界に入っていけなかった。価値感が違うし、命や魂の重さ、血の繋がりなど今の僕らには理解しがたいけど侍なんかは意外とセデックに近いのかもしれない。日本人だけど、先住民が立ち上がる後半はグッと来た。命を投げ出してと見えたけど、その感覚も違う気がする。とにかく不勉強を恥じる。

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奥嶋ひろまさ

5.0野蛮人はどっちだ?

2014年2月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

1930年、日本軍統治下の台湾で起きた霧社事件の話。戦時中だったとはいえ、あまりにも無惨な日本では語られる事のない史実。衝撃的だった。よくもこんな映画を作ることができたものだ!

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サケビオース

4.0非常に中立

2013年5月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

日本が悪役、というのもいいですね。
軍服カッコいい。

文化を侵略しようとすると、うらまれる。
それが当然です。
たとえ、首狩りなどという野蛮な習慣を持つ原住民に対してでも、彼らの生活を文明化させたとしても、感謝はされない。
それは日本からすると野蛮であるだけで、そこに住んでいるひとは野蛮だと思っていないのですから。
子供が育ち、世代が交代すれば、一定の理解は得られる。
しかし、世代交代する前に反乱が起れば……

『先祖代々受け継いできたもの』は理屈抜きに非常に重要視されるので
勝手に来たよそ者を追い出せ!という気運が高まるのも当然。

一方的に悪役かと言えば、そうでもなく
やはり『現代人の視点』から見ると日本のいうことも分かる、と言う風に描かれています。
酒を断るシーンも単に「蕃族の酒など飲めん!」と言わせてしまえばいいのに
「唾で作った酒など」と付け加えていて、現代人からすると納得できる理由。そうだね、唾の酒は嫌だねー。
これって、やっぱり、好意的に、いや、中立的に描こうとした努力だと思います。

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いずる

5.0「歴史」に関心あれば、絶対見なさい!

2013年5月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

5月14日、吉祥寺で鑑賞。
朝10時半開映、2部が終わったのが午後3時50分。
途中、25分の休憩はあったけれど、この長時間をまったく飽きさせないすばらしく緊張感があり、中身の濃い映画だった。

映画を見ることで、自分が体験できないこと、知らない価値観、歴史を知ることは重要なこと。

この作品を残酷だとか、日本の暗黒史を描いている、と批判、否定するのはまったく自由だが、「作品を(日本で)上映するな」などという意見が出てくるのにはまったく驚く。
そういう人は、「映画」というものを見る資格がない!

迫力あるアクション、なぜ台湾原住民がそういう行動に駆り立てられたか、ということがものすごくわかりやすく描かれている。

日本人の描き方も、かなりしっかりしているし、単なる悪者ではない姿も感じられる。

ぜひ見てほしい。

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町谷東光

1.0残酷、陰惨、こんな映画、日本で公開するな!

2013年5月12日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

スポーツ感覚で、首を狩る民族を主役に据えているので、残酷な描写が際立ってしまうのは、仕方ないのかもしれませんが、それとは別に、日本人が徹底的に愚かで無様に描かれていたのには、腹が立ちました。中国では抗日ドラマなるものが、盛んに制作され、中国人の反日感情を醸成するのに大いに寄与しているとのことですが、この映画が台湾人の反日感情を煽り立てしまうことを私は危惧します。観る者に考える余裕を与えずに残酷な描写(動物を屠殺する場面もあります。集団自決の場面もあります)を並べ立てただけの、この映画を私は心の底から嫌悪します。観終わった後、感動なんてものは全く、ありませんでした。後味の悪さと徒労感でもうグッタリでした。この映画を観て、台湾を嫌いになる日本人が、ある程度、増えてもそれは仕方ないと思います。私は疑問に思うのです。この種の映画を日本で公開することに何か意味はあるのでしょうか。民族同士の対立を煽るようなアジテーションじみた映画を公開することに何か意味はあるのでしょうか。南京事件を扱ったチャン・イ―モウの「flowers of war」は現在のところ日本で公開されていないじゃないですか・・・。

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bashiba