古城の妖鬼

解説

「宝島(1934)」「小連隊長」のライオネル・バリモアが主役を勤める映画で、ガイ・エンドアとバーナード・シューバートが協力して脚本を書き、「怪物団」「街の伊達男」のドッド・ブラウニングが監督に当たり、「影無き男(1934)」「奇傑パンチョ」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影した。助演者は「白衣の騎士」のエリザベス・アラン、「黒猫」のベラ・ルゴシ、「西班牙狂想曲」のライオネル・アトウィル、「猫と提琴」のジーン・ハーショルト、「空の軍隊」のヘンリー・ウォズウォース、「俺は善人だ」のドナルド・ミーク、「復活(1934)」のジェシー・ラルフ、「巌窟王(1934)」のホームズ・ハーバート等である。

1935年製作/アメリカ
原題:Mark of the Vampire

ストーリー

ヴィンカの村には古い伝統があった。その地の古城の主モーラ伯爵とその娘のルナの霊が吸血鬼となって闇に現れると言うのだ。村人は植物を門傍に吊るして妖魔の襲来を防いだ。所が村の長者カレル卿が変死をとげ、村医の診断によれば正に吸血鬼の仕業であると言う。カレル卿の1人娘イリーナは後見人のオット男爵のもとへ引き取られたが、父の死後間もなく許婚の青年フィドールがまたまた吸血鬼の襲撃を受け危うく生命をとりとめた。プラーグから招かれた泰斗ツエレン教授は吸血鬼の存在を肯定し、イリーナが次の犠牲者になる事を警告した。イリーナは果たして妖魔の襲うところとなった。続いて多くの人々がモーラ伯爵とルナ及び1年前に変死したカレル卿の亡霊が夜の世界を徘徊する姿を目のあたりに見て驚いた。恐怖がイリーナを中心とする人々の間に伝わった。しかしついに吸血鬼の正体は意外な所に発見された。ツエレン教授がよく人々を驚かしたのは彼が犯人と睨むオットー男爵の反抗の確証を握る為だった。

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