シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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「卒業であり、新たなる門出」
◎我々一人ひとりがエヴァンゲリオン
さようなら、全てのエヴァンゲリオン。
14歳の少年が放ったその言葉は、どこまでも清々しかった。
TVアニメが始まって25年。
新劇場版が公開されて14年。
そんな長い年月、社会現象を巻き起こしたエヴァンゲリオンというひとつのコンテンツに遂に終止符が打たれた。
このご時世、2度の公開延期を経て公開された今作は、、
そう、言うなれば
「パターン青、傑作です!」
全てのエヴァファン、そして大人になりきれない人達、そして、生命ある生きとし生けるものへの、アンサー映画であり、庵野監督がエヴァの呪縛からようやっと解放される特別な一本。
この映画を観終わって、凄く感じたのは
“我々人間一人ひとりが、エヴァンゲリオンだ”
ということ。
何を訳分からんことを仰って、と思うだろうが
要は、自己理解・自己確立といったところか。
私というエヴァンゲリオンには、私しか乗れない。
私の身体を動かせるのは、他の誰でもない、私だけ。
だからこそ、自分の道は自分で決めるべきだし、そのリスク・責任は当然自分で負うもの。
じゃないと、みんなエヴァでいう所のインフィニティのなり損ないになってしまう。
あなたは、何者でもないあなた。
流されるだけの自我無きモブ人間になってくれるな。
そんなことを言われてる気がした。
◎終焉で解放で。
庵野秀明が生み出したエヴァンゲリオンという作品は、瞬く間に人気を博し、そしてそれはのちに一つのビッグアイコンと化し、庵野秀明と言えば、誰もが口をそろえてエヴァンゲリオンというのが当たり前であり、絶対になっていた。しかしそれは、人気と同時に彼自身を苦しめる”呪縛”という形に変わっていった。
そんな自身の命を削りながら作り上げられた今作は、言うなれば全ての終焉と解放。
シリーズ通して感じるのは、14歳の主人公・碇シンジは庵野監督自身なんだろうということ。大人になり損ねた人庵野秀明と大人になることを拒む碇シンジは、まさにシンクロ率100%
だからこそ、シンジの父親であるゲンドウとも自然とシンクロする。
そんな碇シンジが、今作でようやっとH2Oの思い出がいっぱいのように、大人の階段に足を踏み出す。
彼が色んなことにピリオドを打つ姿は、庵野自身が呪縛という名の絡まった糸を一つ一つほどいていくようにも感じた。
そして鑑賞後には、絡まるものなど一切無く、清々しさまで覚えるほどだった。
どのシーンで止めてもWindowsの壁紙のように絵になるくらい、一瞬一瞬一コマ一コマにまでこだわってるビジュアルもさすがスタジオカラーだし、シンクロ率無限の宇多田ヒカルの主題歌も最高だし、いやーー、庵野監督、本当にお疲れ様でした。そして、また頑張ってください。
ありがとう、そして
ありがとう、全てのエヴァンゲリオン。
そして、さようなら全てのエヴァンゲリオン。
予想を超越する創造性に脱帽。
絶対に人工知能(AI)なんかには作り得ない、この世界観を味わえた事に感謝。
良かった!ちゃんと終ってくれて
Qが猛烈にクソだったから心配しかしてなかったけど良かった!本当に良かった!ちゃんと終わってくれて(笑)序から見てよく解らん部分も多々あるけどそれはもういい、シンジがウジウジしない、ゲンドウの目的が解った、ちゃんと終わってくれた。これが本当に嬉しいです。
自分のなかで「結局何だったの?」になっていた最初の劇場版まで回収してくれたので何も言うこと無し!
これでようやく私の中でもエヴァンゲリオンにさようならができました。
シン仮面ライダー楽しみにしてます。
エッフェル塔の扱いを見たフランス人の顔 :||
☆5を狙える芸術作。
しかし監督のスーパー自由がうかがえるが、物語とリンクしているから許容されている面もあったり、単なるやっつけととれることも否めない。今作はアート寄りなため前作序・破・Qほどの設定理解ハラスメントはなく純粋に楽しみやすい出来である。
ナントカインパクトはあるがそれほどインパクトはない、感動より感心をする作品。
作画は今回は村のデザインがとくに良い。キャラクターデザインもQから改善されているか、こちらが慣れたか。
内容的にもメカ一辺倒でなく、村の生活にウェイトを置いているのも良い。またテンポもよし、シンジの卑屈感を画面前に出し過ぎていないのも前作からの大改善である。
良い点
・村のデザイン
・村の生活
・様々な作風
・自由な展開
悪い点
・落ちそう
・マジカルな何かで街が復活
・関西弁の一人歩き。集団があるから方言があるのである。
・水分…
・脇役が死なない
・機体の色分け
・神木隆之介の安易な起用。記号的な狙いより強くでてしまう安易感。
・良いED曲だが地球環境に配慮して再利用。
その他点
・名前を…
・スイカ?
・アスカ?
なんか凄いものを見た
テレビアニメと映画を2本くらいつまみ食いしたけれど、物語の核心部分は全く理解していない人間の感想です。
正直なところそれほど興味もなく、宇多田ヒカルの歌声に釣られて鑑賞したのですが…。
なんか凄いものを見た。
映像の演出がとにかく凄い。発想が凄い。なぜあんな表現を思いついたのか。。
最近はCGも発達して、昔では考えられなかった表現を多く目にしていると思っていましたが、これは次元が違う。
ストーリーやキャラクターやそういったものでなく、単純に映像に心を大きく揺さぶられた気がします。もうこれ芸術の領域ですよね。
今後、アニメ、CGといった映像作品でこれの模倣が多数生まれると思います。芸術的な意味でも転換点というか、大きな影響を残したのではないでしょうか。
(このレベルの発想を求められるのは大変だなぁ…)
もうこれだけでお腹一杯。
これまでストーリーはよく分かっていなかったけど、最後にダメ親父とシンジ君の対決とお母さんが丸く(?)収めてくれたので納得した形で終わることができました。
ラストがあの二人の組み合わせというのはどうなのかと思いましたが。
しかし人類補完計画とかいうやつ(以前コレが分からなくて悶々としていた)は、みんな一緒にしちゃおう!みたいなノリでマクロスだと銀河ネットワーク?ですかね。
これ考えた人は隣のオヤジと繋がったり同化することも想定しているのだろうか。
ワタクシには理解できないんですよ。なんでこの方向に走るのかなぁ。。
(多くの人とは違うところだと思いますが)本当に感動しました。あと2~3回劇場で鑑賞したいです。
過去の作品も改めてチェックしたい思います。
エヴァのコアファンではありません
結局この映画は、コミュ障こじらせ碇親子の話かもしれない。(エヴァファンの人ごめんなさい)世界を巻き込んだ、親子のすれ違い。そして絆の話。しかし、今までウジウジしていたシンジ君は今作のための演出だったんだね!
説明くさいゲンドウ氏の独白はシラけたな。多少強引な、ご都合主義なエンドも。悪いわけではないし、嫌いではないですが。
よくわからない用語が飛び交って、ストーリーも理解不能な所もあったけど、作画のクオリティ、カッコいいメカなど勢いで楽しめました。ラストの挑戦的な演出も面白かった。
良かったです
TVアニメでしか見た事なくて、映画版は、初めて見ました。
ぎゅっとまとまってて、これ1作で全てわかりました。
まとめとしては、良かったと思います。
ただ…
庵野さんの個人的な感情?を、キャラクターを使い、投影してる様に感じたのは、私だけでしょうか…
作品作りって、そんな感じなのかもしれませんが、余りにも、露骨に感じました。
その辺りが、マイナス要素でした。
みごとな完結でした。
評価しないという人もいるが、それは違うと思う。
エヴァの終わらせ方は幾つかパターンがあると思うが、変化球に逃げたりぜずきちんと終わらせている。そうすると展開というか結末は想像の範囲内という事になる。
評価をしない人はこういった点を指摘している事が多いが、この映画はエヴァ全体としての起承転結の結であり、その指摘はズレていると思う。
庵野秀明補完計画
終わった後膨大な数の関わった人たちの名前が流れるエンドロールを目の当たりにし、最後「終劇」の文字が現れたら、しばし茫然としてしまいどんな感想を言っていいか分からなくなった。それほど25年間のエヴァに幕が閉じたことを実感し感慨深い思いだった。
「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」というコピーの通り、すべてにケジメをつけたラスト。
これまでのエヴァンゲリオンシリーズをどういう思いでつくってきたかの総まとめであり集大成。登場人物たちの存在の真実が語られる。まさに完結編。これまでのテレビ版、旧劇場版も回収した内容になっている。
庵野秀明がなにを思いどう苦悩して創り上げてきたかを絞り出し代弁しているようだった。まさに庵野秀明監督の思考や感情や人柄…人生すべてが滲み出ている作品。
一言で言い表すのは難しすぎるが、人間の弱さに手を差し伸べたレクイエムだったように感じる。
前半これまでのエヴァンゲリオンらしからぬのどかな日常が描かれる。コロナ禍でも浮き彫りとなった、生きていくうえで本当に大切なことを伝えてくれている。
「おやすみ」「おはよう」「さようなら」「ありがとう」ってなに?の答えには心掴まれる。
分かりやすくストレートに伝えてくれている部分もあったが、やはり難解なメッセージも多く一度では理解できなかったためまたじっくり観返したい。
それと、タイトルの最後に付けられている楽譜記号が終止線ではなく反復記号なのは、人類補完計画の通り歪になってきてしまっている世の中を再構築して、本当に必要なものを復興させる意味があるのか。(ループ説もあるようだが…)
とにかく、日本のアニメ界どころか、世界の映画界、エンタメ界の伝説に残り続ける作品であることは間違いない。
未来は僕らの心の中に。
途中から次々と出てくるカタカナ文字たちに頭がフリーズしてついていけなくなったけど、訳がわからないのがむしろ楽しい。ただただ映像に浸っていた。
今まで重ねられてきた物語があるからこそ、どのキャラクターも光っていて、愛おしくなる。
そして、これから先の物語は、僕らの心の中で幾度も描くことができる、素敵なラストでした。
深すぎます。。。
エヴァ世代としてテレビ放映したのをみて、映画も出てる度に見てきました。そして、クチコミがかなり良かったので本日中レイトショーで見てきました。
結論、過去の映画を観てから見ればよかったとまず後悔。
今回の映画は長く深い内容で色々と考えさせられました。
バトルシーンや音楽の演出なども素晴らしかったし、生唾飲み込みながらドキドキしてました。
また、碇ゲンドウのセリフのが深いなぁっと思いました。
最後はスッキリしたけど。。。(;-ω-)ウーンって感じ(笑)
長く愛された作品だからこそ
旧劇場版を映画館で見た世代ではあるが、前作のQからの展開が急すぎて、今回のも一回見た限りではやはり難しく思えた。
考察などもされてるだろうが、理解していくのには時間が掛かりそう。
追記 やはり一回見ただけでは、難しい。
考察動画など見るとよくできた作品だと分かる。詰め込みすぎなのか情報量が多いため、賛否両論になるのではないだろうか?
無事終わって良かった
熱烈なエヴァファンではないのだけれど、当時からタイムリーで見ていたので楽しみにしていました。
見届けられて良かった。見送れて…かな。
クオリティもブレずに完成度高いままやり切ってくれて良かった。
序、破、Q、とまた順を追って見たいな、と思いました。
真っ赤な世界から
映画の中で、ひたすら真っ赤な世界を観てきたせいか劇場を出た後の青空がやけにキレイだなぁって。
宇多田ヒカルさんの『Beautiful World』も相まって、自分が生きている世界も結構いいもんだと思いました!
宇部に行きたいです!!!
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