プロメテウスのレビュー・感想・評価
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よく作り込まれたSF映像作品
と言うだけの作品ですね。
未来を想像して作ったのはよく伝わってきましたがそれだけ。
オマージュ作品と言うならばまぁ有りですが、CMで散々煽ったにしてはお粗末な内容。
序盤まで主役かと思っていた役があっさり死んだりヒロインが手術台に行くところでまったく妨害がなかったり何で出て来たの?って言いたくなるほど退場の早かった出資者の社長だったり。
そもそもエンジニアと称される異星人が何で襲ってくるのか意味不明でした。
異星人はそう言うもの、と言うならもっと会ったら致命的にマズイ!って思わせれば何とかなったんじゃないかと。
それこそ、エイリアンみたいに。
声優が、、、、。
作品自体はまあまあ及第点かと思うが、吹き替え版だったのが大失敗。
何ですかねあの主演の声優は。棒読みが酷く、ほぼ素人と言っていいでしょう。映画が台無しです。これから見る人は字幕版を強く勧めます。
単独ではそれなりに面白い作品
予備知識なしでみるとエイリアンのパロディかと思えるほど全体の雰囲気は
似ている。いろいろ盛り込んであって面白い。
ただ、とって付けたようなストーリー展開はエイリアンのシンプルな凄みと比較して少し恥ずかしくなる作品でした。
つっこみ好きにはたまらない安直な試供品
予告編はうまかった。古代文明の遺跡から発見された星座の暗示するものは・・・なんて知的好奇心のくすぐりとしてはインディジョーンズやスターゲートに通じる王道のイントロ。期待が大きすぎたせいか落胆も大きい。
まずキャラクターが弱いし薄い、CGに金をかけすぎたせいか俳優陣が存在感がない。何より欲張りすぎてみんな薄くなった、本が悪い。エイリアンはやっぱりキャメロンの第2作が最高だったと思っているのかおばさんが凄いのは同じ。万能手術機の伏線の張り方もロボットスーツの伏線を意識したのだろうが遭遇に必然性がなくすぐにばれる。アンドロイドも変わって陰湿な策謀までやってのけるのだが親父(探索プロジェクトのスポンサー)の命令とは思えない、親父は自分の不老不死しか頭にない、娘(プロジェクトリーダー)は金儲けのために新種の生き物を獲ろうと考えアンドロイドに命じたのか、その割にはサンプルをいの一番に焼き払うのはなぜ。人に寄生する種だということは端折ってもこの種の映画を観に来る濃い客とは暗黙の了解でよしとすべきなのか、だとすると武器の装備がない宇宙船ででかけることも辻褄があわない。娘が自身の延命のためにサバイバルゾーンを作り万能手術機まで設置した、完全に娘専用のはずだが女性の手術メニューが欠落。ただハラハラ度を増したいだけとしか思えない後からとってつけたような展開。イオンエンジンで体当たり特攻って何?ハルマゲドン?ヤマト?はやぶさで勉強したけどイオンエンジンの出力なんて雀の涙、波動エンジンくらいの嘘のほうがまだまし。映画会社も最初はキャメロンで考えていたらしいが折り合いがつかずスコットの登板となったらしい。キャメロンで作ってほしかった。構成の熟慮が足りない。このくらい大風呂敷をひろげて新シリーズにつなげたいなら拙速に作ってはいけないだろう。創造主らしき巨人も力が強いだけの野蛮人にしか見えない、「カウボーイとエイリアン」のエイリアンもひどかった、「インディアンの弓矢で死んじゃう」って名レビューが前にあったけど他のひとはなんて評するのか聞いてみたい。まだまだあるがこの辺で。これだけ突っ込めて悪口が言えるのだからある種、入場料は良しとするか。それが映画会社の狙いだったりして、とほほ。
『恐怖の根源』と『テクノロジーの傲慢』の二重螺旋構造
なるべくネタバレ無しで書くが、真っ白な気持ちで観たい方は読まないで下さいね。
未見の方にひとつ言うなら——『エイリアン』ほどの純粋な恐怖は期待しないでほしいという事。
それは決して『プロメテウス』が『エイリアン』に劣るという意味ではない。
そもそもこの2作はベクトルが微妙に異なる。
本作は『エイリアン』の世界観の根源だけでなく、それ以上のテーマをも描いている。
即ち、知識欲を満たす為なら人命をも軽視する、科学の傲慢さ。
この2つのラインが、さながら冒頭の遺伝子の二重螺旋構造のように交錯している。
あるアンドロイドの問い。
「なぜ私を造ったのですか?」
対する人間の回答。
「造れたからだろ」
無感情な筈のアンドロイドの顔が、一瞬歪む。
科学は人類を豊かにしたが、同時に人類を絶滅の淵に追いやってもきた。
毒ガスも原水爆も科学の産物だ。本作と関連が深いだろうクローン技術もそうだ。
無神論者の僕はクローン技術という代物が“神への冒涜”だかどうかは知らない。
だが、生命の価値を軽視しているという恐怖は抱く。
そしてその姿勢が、いずれ人類を恐ろしい方向へ追いやるのでは、とも。
知識欲が人の性(さが)である事は否定し難いが、
その欲望の終着点が必ずしも幸福とは限らない。
言うじゃないか? 好奇心は猫をも殺す。
『知りたい』と思わなければ彼等があんな恐怖に曝される事は無かった。
『造りたい』と思わなければ“創造主”が破滅の道を歩む事も無かった。
あの恐るべき“創造主”は未来の我々だ。
この物語は、生命を油粘土のように弄ぶテクノロジーへの警鐘なのだと思う。
難点は、
『エイリアン』を彷彿とさせるシーンがやや多過ぎる点。
J・ゴールドスミスと違い、些か騒々しいスコアに幻滅した点。
そしてやはりオリジナルと同じ位にねちっこい恐怖描写も欲しかった点……いや、
今のままでも十分おぞましい映画だと思うので、これは高望みってヤツかしらん。
だが僕はこの映画をメチャクチャ楽しんだ。
本作には恐怖、スペクタクル、カタルシスがある。
『エイリアン』前日譚としても単品としても綺麗に纏まっていると思うし、
スクリーンを埋め尽くす星々、荒涼とした惑星表皮、鈍色の激流など、
映像も「これぞ匠の業」と唸る出来。
ここ半年で、久々に3Dで観て良かったと感じた映画でもある。
評判イマイチのようだが、個人的には見事!な出来。
<2012/8/4鑑賞>
人類の起源は微妙、一応エイリアン前日譚。内容以上に映像には驚いた
はじめに この作品は映像がとにかく美しい 監督の映像センスが素晴らしい 内容抜きなら文句なしの満点!
しかも3Dでの撮り方、演出がすごいので是非3Dでの鑑賞をお薦めします
特に未来のはなしなので、機械をつかった未来的な表現が3Dを巧みに利用してあり、平面的な映像よりリアリティが格段に上がっています。
御年74歳のリドリースコット監督のモダンな映像センスと近未来な表現には、ただ感服致すところです。
ですが、内容がいただけない。
直接のエイリアン前日譚ではないが、もともとエイリアンの映画で映っていた”スペースジョッキー”を基に流行りのエピソード0として作り始めたこの作品ですが、たったそのシーンからここまで作り上げたのは素晴らしいが、人類誕生の秘密は無理やりねじ込んだ感が伝わる 別にすんなり納得できるような結末でもない
どうやって誕生したかはわかるが、なぜ誕生したかは明かされない
何者であって、何の目的で・・また多くの謎が残る終わり方
結局のところ、モヤモヤしたなにか物足りない感じが後に残る
それに俳優の無駄遣い 実力はあるもののシャーリーズセロンも有名女優というだけでキャスティングしたんではないかと思うほど見せ場に欠ける
登場人物でもう一、二騒動あってもよかったと思う 特にヴィッカーズと社長
第2作目の制作も決定したわけだし、単発で終わらせるつもりはなかったのだろうと思う 配給にとってはヒット作のシリーズ化はうれしいことだし、観る側もすっきりしておもしろいならいうことはないが、もう少し一作品ですっきりさせて欲しかった
ホラー要素も強くハラハラとグロテスクが苦手な人は控えたほうがいいと思う 映像にリアリティがある分グロさも倍増して、内容がもう少しついてくればいうことない作品だったかなと 続編に期待もこめて☆-1
まあまあ。
アクション重視ではなくストーリー重視で、僕はこの映画は、これで良いのでは?と思います。アクションに期待している人は、オススメできません。
でも、アレで始まり、アレで終わると言うことで、まあまあでした。
「エイリアン」ファンほど期待しない方がよい。
娘婿が監督するとの噂が流れた頃から
楽しみにしてたのに・・・見事に期待は裏切られてしまいました。
今年はじめ頃にyoutubeで流出した
特報が一番萌えたかな・・・。
“人類の起源”など言い始めた辺りから
怪しいと思っていましたが、
案の定、“大風呂敷を広げた割には・・・”という映画になってしまいました。
「LOST」の悪い部分(煙に巻くようなところ)のみが
際立って、スリリングさは皆無。
別に「エイリアン」の二番煎じを求めるわけじゃないですけど、
ファンなら観たいじゃないですか、ビジュアルホラーを。
本サイトでコーナーを持っていらっしゃる
小西氏はどのように感じられたのかな。
ぜひ感想を伺いたいな。
海外版Blu-rayの発売情報を見ると、
監督お得意のディレクターズカットは今回ないようで、
ますます落胆しております。
しかし、良かった点もあります。
マイケル・ファスベンダーの役は魅力的で
次作でも見てみたいかな。
特にOPのシークエンスは素敵すぎます。
ピーター・オトゥールの雰囲気ありますよ。
あと、3D演出は「アバター」以来の立体感です。
やはり3DはSF映画との相性が一番良いと思います。
エンドロールの最後にウェイランド社の意味が分からなかったが
大した意味はないのかな。
この出来では「ブレードランナー」続編もあまり期待できませんな・・・。
思い切り期待はずれ
一応『エイリアン』の前日談的作品。
ただこの映画は冒頭から、何やら哲学的描写が多い。
『2001年宇宙の旅』にも通じるようなわかりずらさ。
リドリー・スコット監督はすでに70歳を超えているから、ドバーグチャーみたいな派手映画は撮りたくなかったのかも(笑)
ただここでの表現は深いというよりは単に退屈。みんなが知ってる例のエイリアンも出てこないし、異星人は『遊星からの物体X』の二番煎じ。
ここはもっと単純に作ればよかったね。とにかく退屈な時間帯長すぎで思い切り期待はずれ。
なぞり描き
プロローグは わくわくドキドキさせられて期待がふくらんだのに、ストーリーが進むにつれて「その時代で その格好?」「お約束の それ?」「あっそ…」と 後半は流れが読めてしまった気がしました。
人気の俳優陣をそろえてみたものの、皆さん個々の代表作キャラを引きずっての出演。 冷たいシャーリーズ(『スノーホワイト(2012)』)、裏表ありありの ファスベンダー(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011)』、強いのか弱いのか微妙な ノオミ(『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011)』など。
演技も演出も悪くないのに どこか受け入れられないのは 知っている作品を上からなぞっているように感じるから。 後半に至っては“似てる”というより“同じ”で 「壮大なスケールはどうなった?」と聞き返したくなるようなリドリー監督の真骨頂とも言える 〇内での撮影。 解説や宣伝に「エイリ〇ン」の文字が踊っていますが、絶対に外せませんので。
私は2Dで観たのですが、3Dを鑑賞された方の意見も 聞いてみたいです(内容より エンタメ重視の上で 3D効果を知りたいです)。
P.S. ローガン・マーシャル=グリーンは やっぱりトム・ハーディに似てるなぁと思いました(カッコいい!!)
リドリー・スコットの驚異
あのヒッチコックでさえ、我等の黒澤明でさえ、70歳を過ぎて創った映画にはささやかなキラメキ程度しかなかったのに、リドリー・スコットはすでに74歳にして、バリバリの最先端SFメジャー映画を創る!これは驚異以外のなにものでもない。
「エイリアン」や、単なるアクション映画の「エイリアンズ」と比べてどうこうなどは、映画ファンだったら無粋の極み。
最先端の技術を使いながら、歳を重ねた醸造された豊かな味わい、これが分からなくっちゃ。
なんでも「ブレード・ランナー」のPart2を計画中だとか。完成した時は恐らく80歳に近くなるというのに!この映画人としての精神を見るべし。
我らが市川崑という凄い人もいますけどね。
絶対的IMAX3Dデジタル推奨
とにかく映像が凄い。細部まで拘った描写が凄い。
宇宙船内部のデザインとか流石です。
エイリアン1と2を髣髴させるシーンが多い割りに、
両者を超えているとは思えないのが残念だった。
ディレクターズカットに期待。
セロンはスノーホワイトも良かったけど、
彼女はこうゆう役が良く似合いますね。
見終わってから思い返してみると、
「誕生」までの紆余曲折が凄まじかったこと(笑)
追記:
実はこの後2Dも見てみましたが、
IMAX3Dと比べたら屁みたいでした。。。
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