コンテイジョンのレビュー・感想・評価
全222件中、161~180件目を表示
過剰な演出はない。
だが、なかなかにえげつない内容となっている。
公開時は鳥インフルエンザの蔓延が騒がれたのに最近はあまり話題にならない。
突然流行した脳炎と感染拡大を防ごうとするCDC、パニックになる社会と金儲けに暗躍する輩を描いている。
だが、この作品のタイトル「ホントは怖いウィルスの進化」ではないか?
コウモリから養豚、さらに人間へと言う流れ。
感染していく過程で予想外の進化を遂げるウィルスは現実に何処かで起こっているのではないかと不安を抱かせる。
開発で森林からコウモリを追い出した事が始まりとしたら、やり過ぎた事が帰ってきたと思わせるラストに納得する。
もうひとつ恐ろしいのは企業の利益追求である。
ワクチン早く作って儲ける姿は現実と重なる。
これから先の未来ではウィルスを作ってばら蒔いて、そのワクチンを素早く売り付けるような自作自演もあるかもしれない。
.
自宅で鑑賞。タイトル通りで捻りが無い程のストレートな内容。豪華キャストを鏤め一定のテンションを維持しつつ圧倒的なリアリティを持って多角的に骨太に描く。ラストの感染経路の種明かしも鮮やか。僅か十日間で撮影を終えた“Dr.エリン・ミアーズ”のK.ウィンスレット、このテの薄幸な役が似合う。G.パルトローの“ミッチ・エムホフ”、臨死~『ソウ4('07)』を思わせる検死シーンの迫力ある演技は流石。更に“アラン・クラムウィード”のJ.ロウが凄く佳い。控え目乍ら効果的なC.マルティネスの音楽も佳かった。80/100点。
・豪華なキャスト陣はモブキャラに迄至るがそんな中、小林義明が東京のバス内の犠牲者役で出演している。亦、G.パルトロー演じる“ミッチ・エムホフ”役は当初、J.コネリーがキャスティングされていた。S.ソダーバーグ監督も“ジョン・ニール”の声でカメオ出演している。
・鑑賞日:2012年6月30日(土)
主役級のキャストがずらり
個人評価:3.9
淡々と物語と共に感染が広がっていき、誇張する事がないストーリー展開がよりリアルな恐怖と、現実に起きてもおかしくないと考えさせられる。
また配役が豪華キャストで固めてる為、登場人物が多く、場面転換が頻繁でも話が散らばらずに頭に入ってくる。
このオーシャンシリーズも作った監督さんの作品は、キャスト陣だけでも楽しめてしまうが、本作はそれを束ねるストーリーも良い。
普通
ストーリーはとてもいいが
特に印象に残るシーンもなく普通
最初の感染が広まっていく描写は
とても好き。
こうやって感染していくのか~
と、現実でも有り得ることなので
インフルエンザのようで少しこわかった。
しかし、死に至る感染症が世界中に広まったら
感染経路も定かではないのにマスクや手袋もせず
外に出たりできないんじゃないかと
少し違和感があるシーンが多かった。
オチもいまいち。
もう少しどうにかできなかったのかなと、、
残念でした。
10億人!そこまで感染する
【コンテイジョン:おすすめポイント】
1.感染元は?最期に明らかになる!!!
2.ワクチンをめぐる死闘!!
3.超豪華なキャスティング!
【コンテイジョン:名言名セリフ】
1.ミッチ・エムホフ役マット・デイモンの名セリフ
→「僕に免疫があるなら、僕の血を使ってこれを治せるかな?」
2.エリン・ミアーズ医師役ケイト・ウィンスレットの名セリフ
→「人は毎分3回か5回顔に触れ その同じ手でドアノブ エレベータボタン そして他人に触れる」
→「飲み込めないし、ひどい頭痛」
3.エリス・チーヴァー医師役ローレンス・フィッシュバーンの名セリフ
→「死亡率が20%後半の新種のウイルスなんだな」
4.アラン・クラムウィディ役ジュード・ロウの名セリフ
→「10億人!そこまで感染する」
5.エステル役ヘイリー・ベネットの名セリフ
→「ウイルスは箱の中で何日も生きられません」
退屈だった
そもそもソダーバーグと相性が悪いのか、ソダーバーグ作品を面白いと思った事がない僕には今作も退屈だった。
ウイルス感染のパンデミックを淡々とリアルに描いているのだけど、リアル過ぎるのか、実際に起こったとしても自分には関係ない他人事でいるのだろうか、大袈裟な嘘でワクワクさせてほしかった。
ただラストの見せ方はとても良かった。ゾワッとした。
静かに、確実に進行する恐怖
いわゆる感染パニックを描いた作品だけど、キラリと光るのは脚本と配役の妙。
特にマット・デイモンとジュード・ロウの役どころが印象的で、
作品に新味と深さを与えていたと思う。
例えばマット・デイモンは作中で唯一、ウィルスに免疫を持つ男性。
本人が感染しないから平気かと言えばそんなことはなく、
妻を失った悲しみを飲みこめないまま、
それでも愛娘に感染させないため奔走する“強い父親”だった。
ジュード・ロウは影響力を持つブロガー。
ネットを通じて簡単に、真偽の怪しい情報が蔓延する様子はまるでウィルスのよう。
作品全体を通して淡々と物語が進み、“煽り”のような演出も控えめ。
それでも感情が揺り動かされるのは、良い映画だからだと思う。
ウイルスの伝染が
淡々と確実に、そして爆発的に広がっていく様子が、現実に起こってもおかしくない怖さ。
発生源を解明して、ワクチンを作るって本当に神業だと思う。
そんな神業の上に成り立っている現実が怖くなった。
淡々と。
ウイルス感染が広がるようすを
個々人の感情に迫りすぎず
ある意味機械的に描いていく。
受け手の感情移入は少ない一方で
あくまで歴史の一部に過ぎないかのような、気を抜くと他人事に思えてしまうような怖さがある。
その「ニュースを見ているかのような気分」があまりにリアルで、同じようにウイルス感染が起こってそのニュースを目にしても、この映画を見たときと同じ感情になるんじゃないかってくらい。どこか他人事に思っている自分にぞっとしました。
そんな普通のパニック映画とは全く別の楽しみ方だったので、【恐怖は、ウイルスより早く感染する】ってキャッチコピーは的はずれかな。
リアル
未知のウイルスによる感染が世界規模で拡大、人類がそれに立ち向かう!というパニックムービー。
わりと新しい映画だけあって、その世界観がすごいリアル。ネットでデマが流行したり、ワクチン摂取の優先権問題が出たり。主人公…というより、色んな立場の人がそれぞれの状況、環境下で、自分や大切な人の生きる道を模索する。
マット・デイモンが、こんなおっきな娘のお父さんか…てとこも ちょっと感慨深い。
感染からの時間経過がカウントされてく形式は、映画の中の人々のみならず観ている私達も同様、もどかしいような不安な気持ちにさせる。が、これが布石になろうとは。。。
ストンと落ち着くラストシーンは結構好き。
大災害だけど実に静か
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
個々の場面はいいし、全体の質感は高い。だが全体の流れをはっきりと映し出さないので大筋を掴みにくい。暴動が起きた場面はあっても、社会の混乱があったのに混乱した社会があまり映し出されない。それでどれだけの人が死んだのか、どれだけ悲惨な状況だったのかをあえて映さないことで迫力が弱い。実際の社会は破壊され流血があり悲惨な状況だったはずだが、そのようなものが控えめになっている。これだけの悲惨なことがあっても、実に静かに物語が進んでそして終わっていく。それがゆえにじわじわと来る怖さはあるものの、心に直接響く迫力や恐怖、人々が発狂するようなものが薄い。
本当だったら怖いと思う映画
今年、韓国でMERS流行があったので
それなりに現実味をもって見られたが
途中が省略されたような作りだったのが残念。
マリオン・コティヤールも途中から出て来なくなったし(笑)
ウイルス怖い。
ウイルス怖い。流行病の恐ろしさを痛感できる、とても良い映画でした。映画だから良いようなものの、現実にこんな事が起こったとき、自分なら対応が遅くて困ったことになりそう…。あらかじめシミュレーションできてると対応が変わる。そういった意味で、この映画を観れたことは、大きな価値がある。
実世界での今後の対応にも影響しそう。
全222件中、161~180件目を表示