ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコルのレビュー・感想・評価
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ミッション完了‼️
これまでの数字表記から副題ゴースト・プロトコルへ、シリーズのセールスポイントであるトム・クルーズ命がけのアクションが今作から本格的に始まった、「アイアンジャイアント」「Mr.インクレディブル」などのアニメ界の名匠ブラッド・バード監督初の実写映画演出、とまさにいろいろな意味で記念碑的な傑作です‼️
◎ロシア、チェコのプラハ、アラブのドバイ、インドのムンバイ、カナダのバンクーバーと、世界を股にかけた冒険スパイ活劇となっている‼️
◎冒頭の暗殺シーン‼️
◎レア・セドゥ扮する殺し屋サビーヌ・モローの小悪魔的魅力‼️
◎モスクワでの刑務所脱獄シーン‼️
◎導火線からのテーマソング‼️
◎公衆電話からの指令‼️
◎クレムリン大爆破‼️
◎ブルジュ・ハリファでのハラハラドキドキ宙吊りアクション‼️
◎階を違えての偽装取引シーン‼️
◎ジェーンとモローの女同士のキャットファイト‼️
◎砂嵐の中でのカーチェイス‼️
◎立体駐車場を舞台にしたブリーフケースの争奪戦‼️
◎核ミサイル発射のスペクタクル‼️
◎ラストのイーサンのセリフ "ミッション、完了!!" ‼️
◎巨大化する衝撃吸収クッション、高性能スマートフォン、CG背景を偽装投影する装置、マスク製造マシーン、粘着グローブ、検索機能やカメラ搭載のコンタクトレンズを始めとする小道具の数々‼️
◎現場に昇格しても笑いを誘うベンジー、愛する人の復讐に燃えるジェーン、イーサンの妻ジュリアの死に関わってしまい苦悩するブラントなどのキャラクター描写‼️
◎前述の3人にイーサンを加えた4人によるチームプレイの数々‼️とくにブラントとジェーンはイーサンと同じスパイスキルを持つため、アクションに見ごたえがある‼️
以上、思いつくまま見所を書いてみたのですが、私はこの「ゴースト・プロトコル」から「ミッション:インポッシブル」という映画シリーズが本当に始まったと思っています。TVシリーズの持ち味だったチームプレイの再現、007を思わせる小道具の数々、トム・クルーズの命がけのアクションの数々など、前3作が出来ていなかった、または中途半端だったシークエンスをほぼ完璧な形で観客に披露した監督ブラッド・バードの演出手腕と、プロデューサー、トム・クルーズの力は素晴らしいと思います。愛する妻ジュリアを見守るイーサンの、プロの厳しさと男の哀愁を感じさせる眼差し、それに気づいたジュリアが手を振りながら微笑むラストシーンも忘れられない余韻を残します‼️こんな素晴らしいラストシーンのスパイ映画というのは「女王陛下の007」以来じゃないかな・・・
安定のトム・クルーズ
youtuberが推薦するプライムビデオのオススメ映画は、偶に当たりもあるが、やっぱり打率は悪い。掘り出し物探しも疲れたので、安定のミッション・インポッシブル。しかもアラブの高層ビルをよじ登るとなれば間違いなかろうと、気楽に見てみたら案の定、安定感抜群だった。
どうみても只者とは思えない分析官も良い!
トムクルーズの走り方は姿勢がいい。
今回も世界各国が舞台となる。ロシア・インド・ドバイが主な舞台。
今回は核爆弾のスイッチを巡るミッションで、前作までとは違い、相関図が分かりやすくなっている。
外国人勢揃いの作品だと敵!?味方!?いい人!?とかを判別しながら見ないと分かりづらいが、今回はシンプルなストーリーになっていてスッキリ見れた。
ロシアの核爆弾のスイッチ・・・あまりにタイムリーな話題だけにこうならないことを願う。
世界一高いブルジュ・ハリファ/برج خليفة
世界一高いビル、ドバイのブルジュ・ハリーファ・ビル(828㍍)、日本人に分かるように言えば東京スカイツリー(634㍍でタワーしての記録は世界一)かあべのハルカス(300㍍で高層ビルとしての記録は日本一)をイメージすれば分かりやすい。ちなみに京都なら法勝寺八角九重塔かな(TDSタワーオブテラーの建物自体の高さは59㍍、八角九重塔の高さは約57㍍、千葉県の銚子ちょうしポートタワーが57.7㍍)。
最後に世界新記録を目指すのがキングダム・タワーと噂されるサウジアラビアのジッダに建設中のジッダ・タワー(石油産出国として石油ビジネスで稼いだ巨万の富を建設費に全額投入)。完成すれば1,008㍍で千㍍超えは世界新記録のギネス記録。完成記念の杮落としはミッション・インポッシブルの新作のワールドプレミアで世界初の記念式典が開催されると思われます。ちなみにサウジアラビアはクリスティアーノ・ロナウドを国家予算並の巨額の年俸で獲得したと世界的なニュースになってます。
トム・走りまクルーズ🏃💨 タマヒュン必至の高高度スタントから目が離せない…!
スパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第4作。
核ミサイル発射を阻止するため、イーサン・ハントと彼の仲間たちがインポッシブルなミッションに挑む…。
○キャスト
イーサン・ハント…トム・クルーズ(兼製作)。
ベンジー・ダン…サイモン・ペッグ。
新たなキャストとして、IMFの分析官ウィリアム・ブラントを演じるのは『ハート・ロッカー』『マイティ・ソー』のジェレミー・レナー。
殺し屋サビーヌ・モローを演じるのは『イングロリアス・バスターズ』『ミッドナイト・イン・パリ』の、名優レア・セドゥ。
前作の監督であったJ・J・エイブラムスは、本作では製作を担当している。
『M:I』シリーズも4作目。ここからタイトルのナンバリングが外れてしまうので、順番がよく分からん。これが4作目で合ってるよね?
…まぁこのシリーズは順番とかどうでも良いんだけど。教官?結婚?そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!
ストーリーのスケールはシリーズ最大。毎度受難続きのイーサン・ハントだが、今作では成り行きで核戦争の脅威から世界を救うことになる。
刑務所での大乱闘から洒落の効いた導火線OP。そしてロシアの象徴でもあるクレムリンをぶっ壊すという国辱ムーヴ。これロシアで放映したのかな?
開幕直後から怒涛の目玉シーンがオンパレード。いやはや景気の良い映画だこと!
その後もドバイからムンバイへと、世界中をぶっ壊しまくりながら悪の科学者を追うイーサン。
相変わらずの焦りまクルーズ、そして走りまクルーズ🏃💨
ドバイでのトム・クルーズの走りっぷりはフルマラソンでもしてるのかっていうくらい長い!
それでも全く飽きることなく観続けられるんだから、やはりトム・クルーズのスター性は凄いのであります。
このドバイでの砂嵐演出が冴えてる✨
最初ははるか遠くにある砂嵐が徐々に近づいてくる。
砂嵐が近づくにつれて、イーサンを取り巻く状況もどんどん混迷を極めてゆく。
そしていざ砂嵐が到達した時、そのカオスもピークに達する。
このもう走るしかねぇ!的状況への道筋を、砂嵐という予測不能の災害を用いることにより直接的かつ比喩的に表現するという巧みさには唸らされました!
シリアスさは全く違うものの、『アメリカン・スナイパー』のクライマックスがここに類似しているが、まさかイーストウッドはこの映画からインスパイアを得たのだろうか…?
シリーズが進むにつれて、着々とトム・クルーズのアクション・ジャンキーぶりが加速している訳だが、本作でそれが臨界点に達する。
世界で最も高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」でのスーパー・スタント。
高所恐怖症の自分にとっては直視することすら厳しいシーンだったのだが、ここがCGではなく、しかもスタントダブルすら使っていないという事実に震える…。
こんな事出来るのは、世界広しといえどもジャッキー・チェンかトム・クルーズくらいのものでしょう。
まさかジャッキーの後継者がトム・クルーズになろうとは、お釈迦さまでも気が付かなかったに違いない…。
このシーンのインパクトは本当に凄い💥
これを観ることが出来ただけでも、このシリーズを追いかけてきた甲斐があったというものです!👍
これまでなんかパッとしなかったイーサンの仲間たち。
しかし今回、大物新人ジェレミー・レナーの加入によって華やかさが一気にUP⤴︎🌸
トム・クルーズと張り合えるレベルの役者が彼の相棒になったことで、イーサンのアクション以外にも映画の見せ場を用意することが出来るようになった。
これはこのシリーズにおける大きな前進のように思います。
その反面、悪役の魅力という点においては前作よりも大きく劣る。
原爆を愛しすぎている元軍人の物理学者、という面白くなりそうな要素モリモリの設定にも拘らず、キャラクターがいかにもスパイ映画の悪役って感じ。まるで書割的で面白みのカケラもない。
このキャラクターに説得力を持たせるには、ドルフ・ラングレンをキャスティングするしかない。やっぱロシアの悪役といえばドルフっしょ。
極真空手の達人にして化学工学の修士号を持ち、さらには7カ国語を操る天才ドルフ・ラングレン。彼が演じていれば、この悪役にもリアリティが出て魅力的になったと思うんだけどねぇ。
レア・セドゥ演じる女アサシンは面白いキャラクターだったんだけど、これからって時に退場。なんて勿体無い使い方…。ジャン・レノの時といい、このシリーズは名優の扱い方が雑すぎる😅
彼女がメイン・ヴィランだったら、もっと映画は面白くなっていたことだろう。
銭形警部的なポジションであるロシア諜報員のオジさんも、ちょっとキャラが弱い。
結局このキャラってあんまり意味なかったよね。もっとイーサンとの掛け合いが見たかった。
頭からお尻まで見せ場だらけの映画ではあるのだが、そのせいでシナリオが少々鈍重になっている。
132分という長尺の映画なのだが、これ絶対あと20分くらいは短く出来ただろー。
ムンバイ金持ちシークエンスなんて女スパイのお色気シーンとトム・クルーズのキスシーンを見せる為だけに存在しているわけで、こんなところ全カットしても物語的にはほとんど影響ない。
本作はこういう寄り道が多すぎる。こういうのは楽しいといえば楽しいんだけど、やっぱり映画の全体像がボヤけてしまう。
ドバイで十分楽しませて貰ったんだから、その他の部分はもう少しタイトに纏めて欲しかったところ。
とまぁ不満点が無いわけではない。しかし十分すぎるほど楽しませてもらったし、トム・クルーズの著しいジャッキー・チェン化には驚くを通り越して大いに笑わせてもらった😆
次回作はどんなスタントを見せてくれるのか!?興味が尽きません〜♪
…いやしかし、この『ゴースト・プロトコル』ってサブタイトルがいまいちピンとこない。もっと独創的な邦題をつけても良かったんじゃない?
『ミッション:インポッシブル ロシアより愛をこめて』、もしくは『ミッション:インポッシブル 消されたライセンス』なんてどうでしょう!!…やっぱダメ?
何回目だろう
もう何回も観てるんだけど、久しぶりに観たら、
「こんなに怖かったっけ!?」
というぐらい、高所恐怖症にはスリリング。
もぉ縮み上がりました。
イーサンが若くてカッコいい。
今のイーサンもきっと渋くてカッコいいだろーな。
どんどんポッシブルにしていくイーサン、新作待ってます!
観光地巡り
今回はドバイのシーンが見どころ。かつて、007シリーズが世界各地でロケを行って、メインのアクションとともに観光地巡りも楽しめたが、このシリーズもこの回あたりからその色彩が強くなってきた感じだ。
妻への愛は永遠に不滅です
イーサン・ハント、なぜロシアに? こんな冒頭から、スピーディーに物語は進み、ハラハラドキドキ。ツルッツルの超高層ビルでのスパイダーマン、怖すぎる〜。CGは当然使ってるにしても、よくあんなアクションできるよなぁ。それにしても、小道具の動作確認は、くれぐれもお願いしますよ、ベンジーくん。
けっこうコメディー要素多めで、楽しかった。あと、MIシリーズではおなじみの顔マスクが使われず、他の道具が目新しく、面白かった。導火線の火花をたどるイントロとか、おしゃれなところもよい。おしゃれといえば、サビーヌ・モロー。きれいで色っぽい。ジェーンとの対決シーンと、落ちていくシーン、最高だった。
ブラントの哀愁。ジェレミー・レナーかっこいいね。でも、最後持っていくのは当然トム様。彼のために歌おう、オー・マイ・ジューリアー!
フジテレビの放送を録画で。
頭のおかしいスタント(褒)を存分に堪能!
何回観ても面白い!
ベンジーが3から引き続き参戦して現場エージェントに!
今作からジェレミーレナー参戦。
見所は序盤のクレムリン潜入シーン。
そしてブルジュハリファの壁をよじ登る頭のおかしい(褒)スタント!
終盤の立体駐車所のスタント(これも大概なんだが)が地味に見えるイカれた作品!
シーンの全てがかっこいい
2022.50本目
興奮そのままに書いてるからアホみたいな文になってしまう。
まず。毎回恒例ながら、テーマソングの入りのかっこよさがずば抜けてる。
イーサン、まーたとばっちりで国ごと敵にまわしてるよー!展開どんどん変わっておもろすぎるよ!!情報過多!!!少しでも見逃すとついていけない!濃い!!
まぁでもあんまストーリー理解しきれてなくても雰囲気の臨場感だけでもう既に楽しい。
絶対不可能だろってルートを攻略していくいつものやつー!笑
イーサンのいる場所とか、背景が非日常すぎて、いつも面白い。超高層ビルとか、砂嵐の中とか、巨大駐車場とか。
あと120階の壁にへばりつく絵が豪快すぎておもれぇ。
ターザンも豪快で楽しい。
裏切り者がいなくて、裏切り者かと見せかけてのブラントがアツかった
スパイの秘密道具(笑)がいっぱいでてきて超楽しかった。CGを投影するやつ面白すぎるし、ベンジーのキャラが活きててよかった!
M:iシリーズ、どんどん良くなる!
オープニングから目を離せない、え!ベンジー残念だったって、どうゆうこと?奥さんどうなったの?色んなことが頭を渦巻ながらすごいスピードで展開していく。ドバイのブルジュハリファでは息をのむ、次元を超えたトムのアクションと、チームプレー。(もう一度映画館で観たい!)でも今回は、それまで完璧と思っていたスパイグッズの信用度に問題があることが出てきたり、諜報員のミッション失敗など、色んな側面からの完璧でない人間らしい面も多く描かれていたように思う。ラストのハントの優しい眼差しの先には。。それまでの緊張感が解れ微笑みになった瞬間でした。
それにしても、M:iシリーズが凄いのは回を重ねる毎に確実に良くなっていくこと。スケールだけでなく、スパイアクション映画としての完成度がどんどん上がっていく。それって簡単なことではないはず。
演者としてのトムの演技力、毎回、期待と限界を超えてくるアクションを観せてくれることに加えて、映画人としての才覚と情熱が尋常ではないんだろうなと、それだからこそ生み出される作品なんだろうと、心の底から本当に凄いとあらためて思う。
Ⅲからの流れもしっかりあって、ストーリー性が強くてよかったと思う。...
Ⅲからの流れもしっかりあって、ストーリー性が強くてよかったと思う。
ロシア、ドバイ、インドの展開もよかった。
基本、ミッションインポッシブルは高い所から飛び降りて、吊るされるってアクション好きですよね(笑)
チームワークもよくて、前作に引き続きけっこうおもしろく観れた。
Teamwork
トム・クルーズ主演の
MIシリーズ 4作目
『点火しろ!」の合図で始まる
オープニングロールも最高。
あの、カッコいい
テーマ曲を聴くとワクワクしますね。
冒頭シーンのプリズンバトルシーン
Dean Martinの曲が流れ
アンバランスなところも
面白かったです。
IMFのエージェント
イーサン・ハントのアクションが
とにかく、カッコいい。
最新テクノロジーの
スパイ道具にも注目!
ブルジュ・ハリファの
危険度Maxシーンや
砂嵐の中のカーチェイスも強烈でした。
余談ですが
2011年、12月に開催された
レッドカーペット
(ファンミーティング)に当選
トム、ブラッド監督、ポーラさんと
同じ空間にいられて感激でした。
(2022年10月4日 追記)
期待を裏切らないつくり
これは普通、というか個人的に印象が薄い。次作からの復活ぶりと新しい挑戦に驚きがあったぶん、今となってはこれは無難な感じに思える。
それでも印象的なシーンがあるのはこのシリーズらしいところ。
やっぱり本作だとビルのぺったんと張り付くシーンのあれかな。ストーリーはどうだろう、とくに凝ったところもなくこれまた無難。
期待を裏切らないつくりに徹した感じがちょっとする。
シリーズ4作目、
トムはあいかわらず走る、いろんなとこを走る。
超高層ビルでのアクションも途中やクライマックスのアクションもよかったけど、やはり近年の作品になってパソコンやらネットやらもあれこれハイテクの内容で、よく見てないとわかんなくなるとこがあったり(笑)。
そういう意味でより複雑なような、設定がちょいややこしいようなストーリーにも感じた。
俺には。
面白い映画だ、楽しめるのは保証できる 素晴らしいアクション映画で、是非観るべきとオススメする しかし名作かというと口ごもってしまうのだ
シリーズ第4作
前作の監督J・J・エイブラムスは製作に回った
「スパイ大作戦」に立ち戻った彼の手腕をトム・クルーズが大変に高く評価したということに他ならない
本当は本作も引き続き監督での続投を願ったのかも知れない
しかしJ・J・エイブラムスが固辞したのではないだろうか?
自分は製作に回って全体をコントロールしたいと、監督にはブラッド・バードを推薦したように思える
前作で大抜擢してもらって名前が世界に売れたのだから、また次作の監督をありがたく務めても良さそうなものだが、このシリーズの監督に何年も縛り付けられて、それだけの監督で終わりたく無かったのだと思う
せっかく売れた名前で、もっと沢山の仕事をやりたいということだろう
内容は素晴らしい
前作を踏まえて、「スパイ大作戦」とは、チームワークとスパイ道具の面白さだとキチンと押さえてある
その上でコミカル風味を加味して来ているのが本作の特徴
それ故にアニメ出身監督が起用されたのだと思う
さらに、前作では端役だったベンジー・ダンを大きく取り上げ現場工作員としてイーサンのチームメンバーにしているのもその方針に沿った対応だ
第1作からの主要メンバーのルーサー・スティッケルは、彼のキャラクターの存在自体がシリアスな空気になるので、ラストシーンにゲスト扱いで登場するのみ
前作で強烈な印象を残したのにマギー・Qが演じたアジア系女工作員のゼーン・リーは今作には登場しない
本作では女工作員はジェーン・カーターがその座を占めている
演じたポーラ・パットンも確かに美しいが、今ひとつ不満だ
キャラが立っていない、ありきたりの女工作員だ
アクションは更にスケールが大きくなった
前作の上海での超高層ビルでのアクションは夜であったが、本作ではドバイの世界一の超高層ビルを真っ昼間のアラビアの強烈な明るさの中での空中アクションだ
しかもIMAX の明るく広いレンズとフィルムで撮っている
そのカメラがまた室内からだけでなく、ヘリからのものなのだ
CG合成なしの、生身のアクションは壮絶だ
トムがスタントマンを使わずに144階の外壁から吊り下げられてアクションをしてみせるのは仰天
クライマックスの機械式立体駐車場内部での、3次元アクションも過去に観たことのないものだった
それぞれに大いに満足した
世界一のアクションシーンを撮るという目標だったと思うがそれは十分に達成されてんいると思う
スタントチームは世界最高の仕事をしたと思う
しかし星が5つにできなかった
何かが不満だ
なにかギクシャクしている
構成が悪いように感じる
どう考えてもドバイシークエンスが最終決戦のクライマックスにこそ相応しい
インドのムンバイシークエンスと立体駐車場は中盤にふさわしい
バランスがおかしいのだ
新キャラのウィリアム・ブラントの登場の意味は、シリーズをこれからも長く続けていくためではあるのは分かる
49歳と年齢があがってきたトムを、40歳のジェレミー・レナーで補強すると同時に、後継主役の準備しておくことなのだろうが、キャラ造形がどうにもブレブレでひどいのだ
しかも冒頭に殺される工作員ハナウェイが、ジェレミー・レナーに似ていた役者で混乱してしまう
ブラントの正体を観客はいつまでも怪しんでしまうのだ
もちろんミスリードを狙ったものなのだろうが、活かせてない
それきりになってしまっている
だから暗殺者のサビーヌ・モローとのドバイシークエンスが今ひとつ冴えないものになってしまった
もっとサスペンスが欲しかった
レジーは本作で名前をあげて、翌年の2012年競合アクション映画シリーズの「ボーン・レガシー」の主演に引き抜かれてしまう
そちらは1作だけに終わり、またこのシリーズに帰ってはくるのだが・・・
アクションも砂嵐が襲来する遠景の大迫力の割に、ただ単に視界が悪い中のカーアクションではガッカリした
想像していたのとは違う
超高層階で潜入用に無理やり開けた窓の開口部に、大風と共に大量の砂嵐が吹き込んで大混乱に陥る中でのアクションを観客は予期した筈だ
それを裏切るなら、その予想以上のことを展開してくれなればガッカリするだけだ
つまり脚本が練り上げ不足なのだ
しかしその責任は脚本家の腕ではないと思う
前作から5年も間隔をおいたのだから、時間不足の話でもない
原案から脚本に落とし込むプロット段階の問題であるのだから、J・J・エイブラムスの責任だろう
また強烈な印象を残したブルジュ・ハリーファ・ビル外壁での超高層アクションも観せ方が単調だ
確かに仰天する映像なのだが、どこかCGとか特撮合成に見えてしまう
本当に実際の映像であるという観せ方があったように思う
もったいないことだ
これも、その脚本自体に問題があるのだから、撮影構想にまで影響は当然及ぶ
監督や、撮影監督、編集の責任でも無いと思う
監督は、特に立体駐車場での縦横無尽な動き、ジュラルミンのトランクケースが滑り回るのは、流石にアニメ出身の監督らしさがあり、動きの観せ方は上手かった
しかし全体を俯瞰して観客に状況を理解させるとか、登場人物の感情の動きを観せるとか、となるとどうも力不足は否めない
それでも面白い映画だ、楽しめるのは保証できる
素晴らしいアクション映画で、是非観るべきとオススメする
しかし名作かというと口ごもってしまうのだ
コバルトの妹はウラン?
前作『M:i:III』でイーサンの妻だったジェーンがクロアチアで殺され、復讐のためにセルビア人を6人殺した罪でモスクワの刑務所にいた・・・という設定が次第にわかる。彼ら夫妻の護衛にあたっていたのが分析官ブラント(レナー)。奥さんを死なせてしまい、イーサンに対して複雑な思いで行動していたのだ。もちろん彼には内緒で・・・
今回のミッションは世界終焉を目論むヘンドリクス(ミカエル・ニクヴィスト)から核爆発させるコードを奪回すること。“コバルト”と呼ばれる人物の情報を入手するためクレムリンに侵入したイーサンたちだったが、ヘンドリクスの策略によりコードは奪われ、クレムリンの建物の一部を爆破されてしまう。事件がアメリカの謀略だとロシア側に思わされ、それが引き金となって核戦争を起こそうという恐ろしい計画だったのだ。おかげでIMFは政府から“ゴースト・プロトコル”が発令され、事実上IMFは機能停止。イーサンたちは援助なしでミッションを行う羽目となった。
殺し屋サビーヌ・モロー(レア・セドゥー)がなかなかの美人で、彼女が奪ったコードとダイヤモンドと取引されるドバイの高層ホテルで阻止しようとするが、それがまた急きょ本物を掴ませることとなり、ムンバイにまで足を運ぶ面々。ダクトの中で空中に浮かせられることになったブラントも可哀そう。1作目でトムちんが演じたシーンを思い出す。
高層ビルでのアクションがクライマックスであるかのようで、その後の二部屋で繰り広げられる成りすまし取引も面白い。おかげでムンバイでのやりとりはトーンダウン気味。このインドではBMWのハイテクスポーツカーが気に入った。フロントガラスにカーナビを映し出す技術は開発中だろうし、まさしく未来を感じさせる瞬間。その未来を奪おうとするヘンドリクスの世紀末思想というか、人類は300万年毎に滅亡させるという思想にどきりとさせられる。しかも自殺してるんだし、頭の構造がよくわかんねぇ・・・
爆破シーン、カーチェイス、砂塵の追跡劇など、CG満載。しかもクレムリンではCGによって警備員を誤魔化すというシーンもあり、やはりハイテクが売り物の映画なんだな。イーサンの心情も察することができず、新たに仲間となったジェーン・カーター(ポーラ・パットン)とベンジー・ダン(サイモン・ベッグ)のキャラの面白さだけが伝わってきた。そして、心を読ませないイーサン。最後には妻は死んでない!というオチも披露してくれた。
娯楽の王道ですね
大晦日に、観てきました。
とりたてて新奇なアイディアは一つもない映画だけど、大金を掛けて撮影した娯楽映画の王道という感じで、予告編の時間も含めれば3時間も着席していたわけだけど、飽きませんでした。
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