インセプションのレビュー・感想・評価
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【248832】
世界に最も蔓延している「アイデア」の寄生がインセプションする瞬間は無数にある。
この映画のように謀略を巡らすまでもなく、思い込みはそうだし、僕達はインセプションからは逃れることはできないはずだ。
人を好きになる瞬間はロジカルなものではないし、
愛情、
後悔、
恐怖体験、
強迫観念、
失望、
郷愁、
きっと、トラウマや、
何らかのコンプレックス
だってそうだ。
心の隙間に様々な思いが寄生していくのだ。
この映画の中に出てくる、
「サイトーだったら犯罪経歴を消せるはずだ」とか
「故郷のアメリカに帰れるかもしれないのだ」とか
「保証はないが飛び込むだけだ」
も、心の隙間に入り込んだ思い込みのように思える。
この作品は、コンセプトを通じて、アイデアとは何かを考えさせながら、映画の登場人物の思い込みを対比させ、現実と夢、現実と妄想、その境目が曖昧になる場面は、そこかしこに転がっているのだと教えているかのようだ。
阿片窟のようなところで寝て夢を見て過ごし、それを現実のように感じていたいと願う老人達。
ゲームの世界で過ごす時間が圧倒的に多くを占めるようになった人はどうだろうか。
似たようなものではないのか。
最愛の人とのコブの夢の中に作り上げたビルが林立する世界はゲームの世界と同じではないのか。
また、ネットの世界で自分の作り上げた世界のルールを、あたかも正義のように外にぶつける誹謗中傷を厭わない連中や、人権が法律で守られた世界で、差別的発言や行動を厭わないレイシストも妄想の世界で生きる輩と同じはずだ。
こうして人は夢と現実の境目を曖昧にしていくのだ。
ゲームやアニメの中のキャラクターを本当に愛せるのか。
Twitterの中で匿名であれば、相手に誹謗中傷のような特殊な正義をぶつけても許されるのか。
そんなことはないだろう。
現実に対して、
一層目の夢の世界では12倍の速さで時間が流れる、
二層目では144倍、
三層目では1728倍、
四層目では20736倍…
一層目の夢で、橋からバンが落下し着水するまで、時間はどれくらいかかるだろうか。
それが、四層目ではどのくらいの時間の長さになるのだろうか。
仮に、バンが水面に達するのに3秒かかるとしたら、3×1728=5184秒、つまり、86.4分。
作戦遂行には十分だ。
2秒であっても可能だろう。
そして、サイトーを救う為に、コブが更にその下の五層目の夢の階層まで降りていく。
そこでは、現実に対して、248832倍の速さで時間が流れている。
サイトーが歳を取るはずだ。
クリストファー・ノーランはすごい。
夢という誰でも持っている自分だけの世界。
その唯一の世界を映画として限りなく膨らませた、
その発想とストーリーがとにかく凄い。
個人的に記憶に残る作品としてランクイン。
前半部分はインセプションの独特なルール、
その説明だけでもかなり難解。とっつきにくい。
だが、トーテムやキックなどを含めた、
細かな設定がとにかく素晴らしく秀逸。
何となく理解し始めた頃にストーリーは動き出し、
どんどんその世界観に引き込まれていく。
幾重の夢の世界を、上手く時間描写で表現しつつ、
登場人物たちがしっかりと自身の役割を認識。
細かなカットを挟み、時間経過を意識させつつ、
その時間の危機感を高めていくのはさすが。
コブのモルに対する揺るぎない愛、そして後悔、
最後まで渇望し続ける子供達との再会。
どの夢の中でも現れてしまうモルが、
コブの愛と後悔の深さを物語っているのが悲しい。
観客すらインセプションされる計算されたラスト。
最後の30分をじっくり味わう為の興奮の2時間。
観た人の記憶に残り、あれこれ考察したくなる、
誰が何と言おうと名作。
夢、夢、夢!?
当時、映画館にも行きそびれ、DVDも借りる事なく、気になりながらも観そびれ今に至る、、、せっかくのノーラン祭りも明日まで。もう今日行くしかない‼️
普段はまず自分のレビューを書いてから、皆さんのレビューを拝見するのですが、今回はどうにも難しそうで脳内パニックは確実だろうと、先に読ませて頂きました。予習したにもかかわらず、わからない😭
夢が3層になっているのはわかるが、、、ややこしい、どういうこと?????
途中で匙を投げた🥄もう私の頭では無理だ!映像だけを楽しもう🧐夢の中の景色は圧巻。特に街がサイコロのように折り畳まれるところは感覚がヘンになりそう😳
ラストもやはりわからない、現実なのか夢なのか、、、コマは回っている。
インセプションが理解できないとテネット、大丈夫だろうか。いや、絶対無理だな🤣でも観よっ‼️
難解だったけど、凄い斬新な映画。
『インセプション』鑑賞。
*主演*
レオナルド・ディカプリオ
*感想*
クリストファー・ノーランの最新作がもうすぐ公開されるにあたって、この作品をアマプラで鑑賞しました。インセプションの他に「インターステラー」を公開当初、映画館で観に行きましたが、難しくて自分には合わなかったのを覚えています。
レオナルド・ディカプリオ主演ということで、期待してました。噂ではこの作品も難解ということで、見る前は多少、覚悟してましたが、やはり難解でした。。(^^;
難解でしたが、ん~なんとなーく解るようで分からないw
解説見てもいまいちピンと来なかったですw
要は、夢の中に入ってアイデアを取るスパイのお話ってことで合ってるのかな?
ラストは確かにモヤモヤ感ありました。
キャストも凄い豪華だったな~
ジョセフ・ゴードン=レビット、渡辺謙、トム・ハーディ!ていうか、脇が主役級じゃん!トムハが出てたとは知らなかったな。。
夢の世界の描写の迫力が凄いし、町の中に突然列車が突っ込んできたり、街が逆さまになったり、なんかもう・・・ドクターストレンジかよ!って思ってしまいましたね。(笑)
インターステラーより、インセプションの方がギリギリ解りました。でも、難解作品でした。
最新作のテネットも難しいのかな~w
うぅ、、、でも、観に行きたい!(^^)
夢の中へ行ってみたいと思いませんか、うふっふー
私は本格的(?)に映画が好きになってまだ1年ほどです。
したがってお恥ずかしながら、クリストファー・ノーラン監督作はもちろん、IMAXというものも実は初めてで、結構身構えて行きました。
インセプションの前に最新作TENETの冒頭映像が流れました。
鳥肌がたった。
心が震えた。
あれ、これから観るのはイン…ターステラーだっけ?
いいえ、インセプションです。
いざ。
夢の中の夢の中の夢の中へ。
発想はごく身近な『夢』だし、実際夢の中の話なので、現実世界では大したことは起きていない。
にも関わらず、ここまで出せる臨場感。
どうしたらこんなストーリー、世界観を思いつくんでしょうか。
本当にノーラン監督素晴らしいと思いました。
時間、空間、夢、現実、重力。
さまざまなものを感じ取れる今までに類を見ない映像体験になりました。
映像は評判からの期待を遥かに超えてきましたし、音楽、役者の演技、どれをとっても欠点が見当たらない。
よく難解といわれるノーラン作ですが、分かりやすい方なんじゃないかなと(他の作品観ていないのに偉そうなことをすみません)。
テーマが夢ということや東京が舞台で渡辺謙さんがメインで出ているということで、割と実感が湧くし、一部ん?となる部分はありましたが、展開の流れは大体取れました。
ただ、IMAXの映像、音響によって映画の世界に引き込まれ、あのストーリーを集中してみなければならないので、結構疲れましたね。
映画冒頭、いきなり日本語で話し始め、それに英語字幕がついたので、違う映画か吹き替え版を観ているのかと焦りました。
主要キャラクターは皆魅力的、その中でもやはりディカプリオの存在感は凄かった。
彼のJesus Christにはかなり心を動かされました。
虚無での妻との対話のシーンは涙が出ました。
何の涙なのかもはや分かりませんが、物凄い感動に襲われることは間違いないと思います。
再現したくなるようなアクションシーンも満載。
個人的にはやはり第二の夢のアーサーのように無重力で飛んでみたいかな。
ラストで空港に到着するところは、まるで民衆が英雄を称えているかのようで、夢を見ていただけというのが信じられませんでした。
正直、最終的に夢から覚めるまで夢を見ていたことを忘れるほどです。
パンフレット買う予定はなかったのですが、買ってしまいました。
インターステラー、TENETも観なくては!
追記
エンディングでJRを発見(新幹線ですね)。
最後はスクリーンいっぱいに
INCEPTION
字幕:アンゼたかし
凄いシナリオな作品…。
である事を,今更ながら感じたのは正直な処だが…。
そっかぁ〜もう10年立つんだぁ❗️公開当時は,“うわぁ〜!何じゃこれ難しくって、解りにくいぞ!&だから面白さを感じさせた記憶が甦った。 正直,そういう事だったんだぁ⁈とまぁ,思い返すシーンも多々あったが、新しいものを創った訳じゃないから,当たり前だが新鮮味も全く無いので、面白味も激減しちゃったのも本音。 だから,新作「テネット」だっけ?を期待度を高らか増せる事が狙いで,公開したのかなぁ⁉️(一寸嫌らしい見方で我ながら,嫌味な奴だが…)
理解しがたい難解作!
突然本編から始まりなぜ日本にいて誰がどの様な組織に所属しどんな立場にいて何が目的なのか自身で観ながら理解していくしかないしレカプリオの妻の存在意義も不明 鑑賞前に中身を調べて鑑賞後ももう一度ストーリーを整理してネット等で再確認しなきゃ理解不能❗
二度目の方が面白い!
バカ頭の私には、ストーリーを必死に追う必要がない分、二度目の方が断然良かった!
日比谷のIMAXで10年ぶりの鑑賞。いやーこの映画は劇場で見なければダメなやつだと思います。日比谷は明日までです!
キャスト、夢の中に入り込むという夢のような設定、作り込まれた映像、ハンスジマーの音楽、コブとモルの悲恋、どれをとっても素晴らしかった。
私自身、今いる現実より夢でインセプションできるならその方がいいかも、などと考えてしまう。
明日も行こうかな!!
ごめんね🙏💦💦監督
凄い映像なんですよ。
ちんけなCGじゃなくて、それは見ていてすごく感心してしまいます。
でも夢の話で、しかも夢の中の夢とか「夢」ばっかりのせいか…。
ごめんなさい、クリストファー·ノーラン監督。
前半眠ってしまいました。ちゃんと眠気防止のコーヒーも飲んでたし、4DXだし、監督の作品だし…、まさか眠くなるなんて。
後半は大丈夫でしたよ。でも奥さんと子供たち、出過ぎじゃないですか。それに雪のシーンは夢の階層の違いを分かりやすくするためかもしれませんけど、絵的に魅力を感じないのは北海道民だからかなぁ。
コーヒーをもう一杯飲んでから観るべきでした。
さて今回のそっくりさんはもちろんこの人
Joseph Gordon-Levitt!
最初、日本人で渡辺謙の他にディーンフジオカも出てるのかと本気で思ってしまいました(笑)
多分何度観ても面白いはず
10年前の作品だが、こういう設定のアクション映画は初めてなのでとても新鮮だった。同じことを別の作品でやろうとしても相当に困難だろうから、おそらく唯一無二の作品なのだろう。
出だしからして難解だ。歳を取った渡辺謙?、いやデカプリオは若いけど?、若い頃の渡辺謙?、デカプリオはあまり変わらないような?などと思いつつ、前知識ゼロだったので何のことかさっぱりだったが、映画はそのへんの説明を後回しにして問答無用の戦闘に突入する。
エレン・ペイジ演じる女子大生アリアドネのリクルートに絡ませて夢と現実の行き来と夢のコントロール、それにクスリの働きを説明する構成はとてもよく出来ている。理論にはやや無理があるので完全な理解は不可能だが、要するにそういう設定なのだということは理解できる。
意識:無意識の割合は1:数万と言われているから、人間の脳の働きの殆どは無意識である。夢は大部分が無意識で、殆ど目が覚めたら忘れてしまっているが、中には印象的な夢もあって、家族に話したりすることがある。それは夢の中に意識が入り込むことがあるからだ。そもそも意識と無意識の境界線は曖昧で、同じ脳の働きだから日常的にオーバーラップが起きている。夢は意識の領域とも無意識の領域とも言い難いのだ。
しかしそんなことを考えているうちにストーリーはどんどん進んで、理由も疑わしい目的のためにプランを立て、仲間を集めていざ実行となる。エビデンスよりもアクションということで、ヒエラルキーのように上から下へ影響を及ぼす複数の世界でそれぞれがそれぞれの役割を果たす。登場人物の役柄が立っているからちゃんと区別しながら鑑賞できるところもよく考えられている。
世界観や善悪などを考えないで、この不思議な作品のアクションを単純に楽しむのがいいと思う。ハラハラ感もドキドキ感もワクワク感も十分にある。多分何度観ても面白いはずだ。
見てみろ、とぶぞ
あーあ、面白かった。序盤の説明が長くて難しくて気持ち離れかけたけど計画実行からの展開がもうただ面白くて、、没入しました。夢の階層を行ったり来たり、重力ぐわんぐわん、あれ?大麻吸ったっけ?てなりました。あとエレン・ペイジがベリベリキュート。
一番好きな映画という問いにいつも思い出す作品
そんなに何度も見直してはいない。
長いし壮大だし、のめり込みすぎて疲れるから。笑
でも本当によくこの壮大な構想をまとめて映像にしてくれたな、と感嘆しか生まれない
現実から入り込む裏側世界という私の好きな設定、これを見るまではマルコヴィッチの穴を例に挙げていたがこれには叶わない。
全385件中、81~100件目を表示