劇場公開日 2008年8月2日

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「最強兵器ドリルブラ!ゲテモノ好き集まれ!」片腕マシンガール kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5最強兵器ドリルブラ!ゲテモノ好き集まれ!

2021年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 ようやく見ることができ、うれしくてしょうがない。主人公アミの八代みなせの魅力、そして相棒となる杉原ミキの色っぽさがたまらん!ともにアクションもこなしているし、無敵ではなくかなり切られたり無茶苦茶されているところが痛みをともなって、ますます好感度が高まるのです。

 復讐モノとはいえ、やりすぎ感満載でカルト作品化してるのも納得の珍品。真面目に鑑賞したら即行で退場するであろうほど客を選ぶ内容ともいえるし、途中からは感覚がマヒしてしまい、ハイテンションのまま笑わせてくれること間違いなし。ロドリゲス監督のプラネットテラーの模倣品だと思っていたけど、わずか1年後に作られたことを考えれば相当の早業だ。

 ストーリーや設定もばかばかしい。服部半蔵の血を引くヤクザとその息子が復讐のターゲットだが、キレやすいタイプの親に比べて冷静沈着・極悪非道の息子。それに最初に向かった先の両親のとんでもない行動には呆れてしまい、主人公を応援したくなるほど。まさか腕を天ぷらにするなんて・・・

 弟と一緒に殺された友人の自動車修理工の両親も凄い行動力。医者の息子だと言ってたけど、これは笑いどころ。おいおい・・・突っ込みどころも中盤からヒートアップ。指寿司も痛々しかったし、拷問されるアミも痛々しい。首は飛ぶ、腹にどでかい穴は空く、顔さえも切断される。もう無茶苦茶スプラッター。既視感のある痛いシーンを集めきった特殊メイクも雑ではあるけど素晴らしい。とにかく満足できた。

kossy