ローマの休日のレビュー・感想・評価
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切なさ二倍の終盤・・・
午前十時の映画祭にて鑑賞しました。
この映画、別れのシーンが二回有ります。
ちゃんと言葉を交わせる別れと、他人のふりをしなければならない別れです。
特に後者は、笑顔なのに切ない。主演のお二人、流石です。
別れのシーン二回で、切なさ倍増です。
なのですが、少ししっくりこない所もありました。
アン王女がジョーに惹かれるのは、何となく分かります。
ただ、ジョーの気持ちの変化が、自分には上手く感じ取れませんでした。
叶った願い事が貼られた壁の場面では、少しずつアンに惹かれつつあるのかと思いました。
でも、船上パーティーの場面に至っても、躊躇なく隠し撮りに協力してる様に見えました。まだ惹かれていなかったのかと。
ラストシーンの哀愁ただようジョーの姿を見る限り、最終的には深い恋愛的な好意を持っていたと思います。
しかし、船上パーティーから別れまでに、そこまで愛情が深まるイメージが湧きませんでした。
これは、自分の鑑賞スキルの低さ、また恋愛経験の足りなさによるところが大きいかもしれません。
なので、切なさが割り引かれました。
名シーンの数々や、印象的な台詞はとても素敵でした。
この映画をスクリーンで観れて良かったです。
とても楽しかった
20年位前にレンタルビデオで見て以来だった。『トランボ』を見ていたので、これがトランボが干された時期に偽名でシナリオを書いてアカデミー賞を取った映画なのか~と思いながら見ると、そんなつらい時期にありながら、とても楽しいラブコメであることに何か重みを感じた。
アン王女も記者もそれぞれの立場で誠実で、とても素敵な人物だった。アン王女がソフトクリームのコーンをポイ捨てするのがかわいらしかった。ネタ晴らしで、カメラマンが隠し撮りで使用していたライターを示したのはちょっとダメじゃないかと思った。
ヘプバーン綺麗
午前10時の映画祭で映画館で鑑賞。映画館で観ると違う!ヘプバーンはやはり美しい。今観ると古臭いなと感じる部分もあるけど、素晴らしさは俳優2人、特にヘプバーンの魅力による部分が多い気がする。今の銀幕にはいない、まさに「スター」ですね。
これがラブコメの原点か
名前だけなら誰でも知っている作品だと思うが、何分大昔の白黒映画であるから実際に見たことがある人は意外と少ないのではないか。というわけで自分も「午前十時の映画祭」で初見となったのだが、まさかコメディだとは思わなかった。とにかく文句なしに楽しい映画で、劇場からも笑いが絶えなかった。
アン王女は序盤では中学生くらいの美少女に見え、終盤では大人の美女に見えたのは、もちろんそう見えるように演出と演技をしているのでしょうね。
不朽の名作
Amazon Primeで視聴。
不朽の名作。
おとぎ話の様な完璧な美しいストーリーと美しい俳優と美しい街並み。この様な完璧な映画は今では作ることが出来ないし、これからも作られることはないだろう。
白黒映画へ壁を壊してくれた素晴らしい映画
今迄白黒映画ということで敬遠してましたが
超有名なんで重い腰をあげてみました
白黒なんて関係ない!とてもすんなり受け入れることができました!
ヘップバーンが美しいといわれている理由がわかりました!白黒でも、今から60年以上前でもとても美しかった!
見終えたあとは清しいいいい気分になれます!
素晴らしい
オードリーが美人!!どの角度、どのシーンにおいても綺麗!!
ストーリーも良かった。女王の責任が生まれて駆け落ちしなかったからこそこの話は印象に残ったんだと思う。やはり、安くない!!
責任の自覚と自立
何度観ても楽しめるし、自分の人生経験によって、この映画の見方が変わるところが面白い。
今回は、これは一人の少女が自立した大人になる話なのだと思った。
一日の出奔の末、大使館に戻ったアン王女は「自分の立場や責任を知っているからこそ、いまここに戻ってきたのだ。」ということを世話係や大使たちに述べる。
これは、王女の自らが大人になったという宣言である。
例え市井の人々であっても、「人生はままならないもの。」であることを、新聞記者との邂逅で知る王女は、自らの生きるべき道を見つける。
それは、周囲のお膳立てに嫌気がさして、不平不満を抱え込んでいたときの彼女ではもはやない。自分の運命を受け入れて、その人生をいかに自分らしく生き抜くかという覚悟を決めた姿である。
翻って、図らずも王女に恋をしてしまった新聞記者は、この叶わぬ恋への未練を引き摺る。彼にできることは、恋慕の情を、終生変わらぬ友情へと変えて、王女の気高さに応えることだけなのだ。
この二人の心情の距離と、それを繋ぐ友情の固さを感じたとき、ラストの記者会見のシークエンスは涙なくしては観ることができない。
オードリー・ヘップバーンが妖精のように可憐であることだけが、この映画の価値ではない。少女が大人の女性になることを真摯に描こうとするシナリオと、それを端的なショットで伝える映像もまた素晴らしい。ヘップバーンに見惚れてばかりいてはもったいない。
純粋な心。
悲しい、けどやっぱり楽しい!
そんな映画ですかね。
王女の純粋な心を写した写真の数々、彼らがお金目的として使ってしまっていれば彼女の純粋な心を奪ってしまうと同時に、その写真が秘めている本来の価値観が全く違うものになってしまう…
そんな苦渋の決断を見事に晴らしたジョーはやはり彼女の純粋そのもの、ありのままの可愛さに惚れてしまったのだ。
階段のシーンと真実の口のシーンがとても印象深い、どれだけの人が同じことをしたのだろう。笑
誰が見ても面白い古き良き白黒映画!
意外とコメディ映画でびっくり!
10数年ぶりに再鑑賞。もっとラブストーリーなイメージだったけど、あれ、意外にもコメディ要素が強くて笑えます!オードリーヘップバーンがむっちゃ可愛いです!デートのシーンが大好き。幾つになっても楽しめる映画ですね♪
愛するからこそ離れる二人
①スクープをものにするか?二人は恋に落ちるか?というQ&Aで引き込む。
②王女は束縛された日々に嫌気が差し自由になりたい。お忍びで自由に街を歩くことができ楽しかった。しかし、公務を放棄したせいで平和な街に住む人々に不安を与えていることを知る。自分の公務が憧れていた生活を支えていたのだ。彼女は気持ちにけじめをつけて王宮へ帰っていく。もうわがままは言わない、その代わり自分の意見を言う。主体性のある姿がそこにはあった。
③ブラッドレー記者は、お忍びで街に出たアン王女と同じ時間を過ごしてスクープ写真をものにしたが、破棄してしまった。それはアン王女の苦悩を思ってのこと。彼女の美しい記憶を下世話に汚すことが憚られたためだ。二人は決して結ばれる事がないと解っている。お互いを愛するからこそ駆け落ちするのではなく、愛するからこそ元の鞘に収まったのだ。ブラッドレーは最後、余韻に浸りながら王宮を後にする。王女と過ごした日に未練を感じながら、しかしこれでよかったのだと自分に言い聞かせているかのようだった。
こんな映画だったとは!
タイトルやスペイン階段、真実の口などがこちらの映画で有名になった?のは知っていましたが、初めてちゃんと見てきゅんと、なってしまった映画です。
俳優さんとオードリーヘプバーンさんが画になりすぎ、とっても素敵でした!
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