夕陽のギャングたち

劇場公開日:

解説

二十世紀初頭のメキシコを舞台に、アイルランド人の革命家とメキシコ人山賊の活躍を描く。製作はフルヴィオ・モルセッラ、監督はセルジオ・レオーネ、レオーネの原案を彼自身とルチアーノ・ヴィンセンツォーニ、セルジオ・ドナーティが脚色化した。撮影はジュゼッペ・ルゾリーニ、音楽はエンニオ・モリコーネが各々担当。出演はロッド・スタイガー、ジェームズ・コバーン、ロモロ・ヴァッリ、マリア・センティ、フランコ・グラツィオーシなど。日本語版監修は清水俊二。テクニカラー・テクニスコープ。

1971年製作/イタリア
原題:Duck You Sucker
配給:ユナイト
劇場公開日:1972年4月22日

ストーリー

一九一三年のメキシコ。陽気で人の好い山賊の首領ファン・ミランダ(R・スタイガー)は、サン・フェリペに通じる街道で、駅馬車を襲った後オートバイで通り合わせたアイルランド人ジョン・マロリー(J・コバーン)を捕えた。彼は、アイルランド共和国の脱走兵でやたらダイナマイトを振り廻すところから、イギリス政府のおたずね者になっていた。メサ・ベルデの銀行を襲撃しようとしているファンにとって、彼と組めば鬼に金棒だ。早速二人はメサ・ベルデ行の列車に乗り込んだ。途中、ファンは警察に見つかり逮捕されそうになったところを、謎の人物、外科医のビレガ博士(R・バッリ)によって助けられた。メサ・ベルデに着いてみると、銀行は軍隊によって警護されていたが、計画を敢行し襲ってみると、中には政治犯が監禁されていた。パンチョビラやサパタの革命軍に加わっているビレガ博士に引っかかってしまったのだ。ファンは革命軍の英雄として祭り上げられたものの、冷酷なグチエレス大佐(D・アントワン)率いる政府軍によって追われる身となってしまった。やがてグチエレスの手によってビレガ博士が捕えられ、激しい拷問の結果、何千という革命の指導者たちが死ぬことになった。一方、山の隠れ家に戻ったファンが目撃したものは、老いた父ニーノ、そして可愛い六人の息子がグチエレスによって虐殺されている姿だった。怒りに燃え復讐を決心したファンは、待ち伏せていたグチエレスに捕えられたが、ジョンに救出された。アメリカへ行こうと決めた二人は列車に飛び乗った。その列車が革命軍に攻撃された時、ファンは逃亡中の総督ドン・ハメイ(F・グラツィオーシ)を殺し、またまた革命軍の英雄に祭り上げられてしまった。もうアメリカの銀行を襲うどころではない。パンチョビラがファンにほれ込んだのだ。そんな時、ビレガが革命軍に戻ってきてジョンをびっくりさせた。彼は、ジョンに裏切り行為を目撃されていたとは知らないのだ。パンチョビラは、ファンとジョンに、グチエレスと千人の部下を運ぶ列車の襲撃を命じた。ジョンはビレガを連れてダイナマイトを積んだ列車に乗り込んだ。それをグチエレスの列車に衝突させようというのだ。二台の列車が近づき、あわやという瞬間、ジョンは飛びおり、ビレガを乗せた列車は轟音をたてて衝突した。そこへファンの率いる一隊が到着し、後始末を始めた。硝煙の中からファンが現われ、二人が駆けよろうとした時、銃声が響き、ジョンの躯がくずれ落ちた。涙にくれるファンにほほえみかけるジョンは上着のポケットに目をやった。そこにはダイナマイトが二本残っていた。「お願いだ」、ファンは導火線に火をつけた。赤い火花は空を彩り、それはジョンが夢みたであろう最も大きな、美しい、見事な爆発であった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5夕陽のギャングたち

2023年12月15日
PCから投稿

人のデートについてきてるかと思ったらキスまでしてる それは一体誰なのかさっぱりわからん 全体に話が長い 西部劇だと思ったら そうではなく・・日本語タイトル付けた奴への怒りから気分を立て直すのに少し時間がかかった

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タンバラライ

5.0ところどころでジェームズ・コバーンの回想シーンがスローモーションで...

2023年3月24日
PCから投稿

ところどころでジェームズ・コバーンの回想シーンがスローモーションで流れるのだが、モリコーネの音楽と合わさって非常に感動的で涙が出てくる。
革命に巻き込まれて全てを失ったロッド・スタイガーのラストシーンが忘れられない。

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えいがまん

4.0『革命とは暴力行為なのだ』 毛沢東 やっぱり、いささかアナクロだな...

2022年9月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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マサシ

1.0死体だらけ

2022年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ストーリー:山賊野郎とダイナマイト野郎は、出会った時は仲が悪かったが結局協力して銀行を襲う。ダイナマイト野郎にはめられて山賊野郎は革命の英雄になる。

マンガチックでわかりやすい。
笑いを誘う部分もあるが、テンポが悪い。長い。
意外と大掛かり。
オープニングとエンディングの毛色が違いすぎる。
人物像に厚みがない。
つまらない映画。

今週の気付いた事:革命とは双方の虐殺合戦。

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ほとはら
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