エンニオ・モリコーネ

エンニオ・モリコーネ
英語表記
Ennio Morricone
別名
ドン・サビオ、レオ・ニコルス
誕生日
1928年11月10日
没日
2020年7月6日
出身
イタリア/ローマ

イタリアを代表する世界的な映画音楽の巨匠。12歳からローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーで作曲を学び、トランペット奏者としてもジャズバンドで演奏。アカデミー卒業後はTVやラジオ番組で編曲家として働き、イタリアンポップスの編曲も手がける。1960年代前半から映画音楽の作曲を始め、セルジオ・レオーネ監督の「荒野の用心棒」(64)が世界的に大ヒットし、マカロニ・ウエスタンの作曲家として欠かせない存在になる。その後もレオーネ監督をはじめ、マルコ・ベロッキオ、ベルナルド・ベルトルッチ、ピエル・パオロ・パゾリーニらイタリアを代表する監督の作品に携わる。ハリウッドでは、テレンス・マリック監督の「天国の日々」(78)でアカデミー作曲賞に初ノミネートされ、「ミッション」(86)、「アンタッチャブル」(87)、「バグジー」(91)でも同賞の候補に挙がった。イタリア出身のジュゼッペ・トルナトーレ監督作「ニュー・シネマ・パラダイス」(88)のノスタルジックなメインテーマはあまりにも有名で、それ以降のトルナトーレ監督の劇映画全作でも音楽を手がけ、「マレーナ」(00)でオスカー候補となった。クエンティン・タランティーノが敬愛していることでも知られ、同監督の「ヘイトフル・エイト」(15)でアカデミー作曲賞6度目のノミネートにして初受賞を果たした。50年以上にわたるキャリアで500本以上の長編映画の音楽を手がけており、イタリアのアカデミー賞にあたるダビッド・ディ・ドナテッロ賞では作曲賞を10度受賞、95年にベネチア国際映画祭の生涯金獅子賞、07年にはアカデミー名誉賞が贈られた。日本でもNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」(03)で音楽を担当し、2019年には映画音楽分野で日本・イタリアの交流促進に寄与したとして旭日小綬章を授与されている。20年7月、転倒による大腿骨骨折で手術を受けたため入院していたローマの病院で死去。91歳だった。

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