テルレスの青春

劇場公開日:

解説

「ブリキの太鼓」「ボイジャー」のフォルカー・シュレンドルフ監督の長編デビュー作。ヒトラー政権下に禁書処分になったローベルト・ムージル原作「若きテルレス」の映画化で、カンヌ映画祭国際批評家賞を受賞している。製作はフランツ・ザイツとルイ・マル。監督・脚本はシュレンドルフ。撮影はフランツ・ラート。音楽はハンス・ヴェルナー・ヘンツェ。編集はクラウス・フォン・ボーロ。美術はマーレン・パシャがそれぞれ担当。

1966年製作/87分/ドイツ・フランス合作
原題:Young Torless / Der Junge Torless
配給:アップリンク
劇場公開日:1993年5月29日

ストーリー

人里離れた寄宿学校の生徒テルレス(マチュー・カリエール)は聡明な少年でクラスメイトから尊敬されていた。ある日彼は、同級生バジーニ(マリアン・ザイドフスキ)が、他のクラスメイトから金を盗んだことを知る。クラスのリーダー格であるバイネベルク(ベルント・ティッシャー)とライティング(フレート・ディーツ)の二人は自分たちでバジーニを罰することに決め、残酷な方法で私刑を加えていく。テルレスはこの隠れた裁判を傍観するしかなく、次第に二人の行為に引き付けられていく自分を感じ始める。バイネベルクとライティングはテルレスに、もし誰かにしゃべったら共犯に仕立てあげると脅迫される。やけになったテルレスはバジーニに、先生に助けを求めるよう忠告し、自分は学校から逃亡した。事態は学校当局の知るところとなり、テルレスは教師全員の前で自分のしたことを説明しようとするが、全く理解されない。学校を去るよう忠告された彼は自分の行いを誇りに思いつつ母親と共に去って行くのだった。

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