タクシードライバーのレビュー・感想・評価
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こういうバカっているかもな
10年くらい前に字幕なしで観て「ん?」て感じで、英語良く分からんからかなって思ったんだけど、今回字幕付きで観ても同じ感想だった。なにせ主人公のトラビスに全く共感できない。下品で不愉快。こんなくだらない価値観、思考程度で生きてる奴がいるのかと思うとうんざりする。逆にお相手のベッツィに共感。こんなのに付きまとわれたら最悪だよねと。街も最悪。絶対住みたくない。臭そう。てな感じで、全編に渡って不快な世界観に覆われていて嫌悪を感じる。て事は、案外映画に入り込めてる訳で映画としての質は高いのだろう。ラストの安っぽさは安心して物語から離れられる好ましいもの。
・1回目の鑑賞 2015/10/22 ・2回目の鑑賞 2020/1...
・1回目の鑑賞 2015/10/22
・2回目の鑑賞 2020/12/17
嫌なことがあった夜にふと思い立って観たくなった映画。
やっぱり最高でした。
1回目はとにかく演出や描写に感動してたんだけど、
今回はロバートデニーロの演技の深さを知ったというか。
あの警備員に絡むシーンとかあったけど、あのしぐさだけで分かる「ああ、この人ちょっとやばいやつだ」ってなる感じ。凄いわ。
あとラストシーンのあの表情とかね。
じわじわくる恐ろしさ、孤独。
彼の異常性に共感している観客が多いこの世界。
「狂ったこの世で狂うなら、気は確かだ」
その言葉がぴったりな映画だと思う。
正に、(男ではなく)男の子の映画! 銃を抜く練習や、仕込み銃など、...
正に、(男ではなく)男の子の映画! 銃を抜く練習や、仕込み銃など、男の子なら誰もがやったな〜。と、少年心がくすぐられる、傑作です。 ジョディ・フォスターがカワイ過ぎる〜
映画「タクシードライバー」の感想
名画とされる作品でちょっと気負って見過ぎました。
主人公は、社会への正義感から暴走してしまい、結果マスコミから持て囃されラストではカッコつけている。そんなラストを見るととても悲しくなってしまいます。
こんな主人公を見て自分を省みると、デニーロに共感というか、痛いところを突いているな。そんな感想でした。
演出としては、どの場面とてもセンスがよく、印象に残ります。
特に、主人公が堕ちていく一連の流れはハラハラしますね。「ヤバいヤバい」という感じです。また、銃撃戦からの俯瞰でのカメラ移動も迫力がありました。
このご時世、テーマ的に賞賛することを躊躇う作品ですが、細かく見ていくと面白い作品です。
トラビス(ロバート・デニーロ)は議員を殺そうとする一方で、アイリス...
トラビス(ロバート・デニーロ)は議員を殺そうとする一方で、アイリス(ジョディ・ホスター)を助けようとして「英雄」として新聞に載る。
物語の冒頭、トラビスはタクシードライバーに応募する。そして「自分の殻だけに閉じこもり一生過ごすのはバカげている。人並みに生きるべきだ」と考え、選挙事務所で働くベティに声をかけるが振られる。議員をタクシーに乗せたときには、「悪を町から無くしてほしい」と訴える。ベッツィに冷たくされたトラビスは議員を殺そうと計画し、一方でアイリスに売春婦をやめて両親のもとに帰るように説得する。
トラビスがベッツィと初めてお茶したとき、彼女は言った。「預言者で麻薬の売人、事実と作り話が半々の歩く矛盾」。言ってることは預言者のようでありながら、やっていることは麻薬の売人。悪をなくしてほしい、と心に思いながら、拳銃を買い、体を鍛え、モヒカンにして、自分で決めた「悪」を殺そうと計画する。
ラスト、世間がトラビスが「悪」を殺したことを賞賛して終わる。議員を殺した場合、世間はトラビスを非難しただろうし、アイリスを助けたことはたまたまトラビスと世間の「悪」が一致したことになる。
重い映画だけど、トラビスの心情を考えさせられる映画。マーティン・スコセッシ監督が出演しているシーンも見所。
なんでモヒカン?
物語はすごくおもしろかったし
ハラハラしてずっと見てましたが、
ムキムキになった主人公(モヒカン)が気になって仕方なかった。
映画が作られた時代に斬新な髪型だったのでしょうか?
気になって仕方なかったー…
デニーロの最高傑作
主人公の偏った正義感にある種の共感をおぼえる。デニーロの演技はもちろんだが、子役のジョディ・フォスターの演技も素晴らしい。当時、子役としては、アカデミー賞を受賞したテータムオニールとどっちがうまいっかって比較されたけど、結局残ったのは彼女のほうだった。トム・スコットのサックスが心憎いまでに雰囲気を盛り上げてくれる。最後、主人公が生き残ってくれた点に救われる。日本人が作ったら、殉職?でしょうけど。
時代は変わった
今回20数年ぶりにWOWWOWでの放映を年末休みに見直したが、ベトナム戦争直後アメリカで覆われていた虚無感に悩み苦しむ若者をロバート・デニーロが見事に演じている。
しかし、私自身歳をとったせいか、あるいは、平和ボケか、どうもこの虚無感を肯定的に捉えられなくなっている。また、これは基本的にスコセッシ監督の作品に共通していえることだが、その思いを正義感に名を借りた
暴力で訴えるという手法にかなり違和感を感じてしまう。
公開当時は、共感する人もたくさんいたからこそ、これだけ注目される映画になったのであろうし、私自身若かりし頃に見たときはもっと衝撃やら感情の高ぶりを覚えた記憶があるが、時代の移り変わりを感じてしまう。
彼だからこそ
これまた人を選ぶ作品です。
面白いか?と聞かれると、うーん。
所々わかりにくいし、一コマ一コマがけっこう長いんです。
せっかちな人や単純アクションを求める人は絶対ムリな映画 笑
けど、みんなが言う"カッコよさ"も
ちゃんと伝わってきた。
結論これロバートデニーロじゃなかったら見ないやつだ
アメリカン・ニューシネマ
素晴らしい映画であり個人的に最も共感できる映画の一つ。この映画は明らかに好き嫌いを分けるし、理解できるか、共感できるかを分ける映画だと思うが、まずはアメリカン・ニューシネマによくあるマインドを理解しなければ正当に評価しづらい映画であると思う。
世間に対して「もう我慢ならん」という気持ちをどこかに抱えている人はトラヴィスの気持ちに共感できるだろうと思う。ジョディフォスターの役みたいに、いい子なのに頭が弱くてつけ込まれている女の子を見るあの感じとか、街中でたむろしている若者を見るあの感じとか、今でも正義感の強すぎる者には我慢ならない感情としての共感はあるはずだと思う。
2度見るとさらに理解に近づく映画で、トラヴィスは映画のスタートからもう精神的に限界なのが感じられる。
この映画を観ていて違和感を感じた部分には実はちゃんと理由(撮影方法など)があることも多いため、特典の音声解説みたいなものを見たら新たに発見があるはず。
それにしてもこの映画のデニーロほど笑顔が怖い登場人物はなかなかいないと思う。
デニーロの瞳
監督スコセッシと俳優デニーロの評価を決定づけた1976年作品。
自分が今さら言うまでもない傑作なのだが改めて映画館で観ると実に良い。
当時のニューヨークの風景とデニーロの風貌。常にウエットで寂しげ。撮影も素晴らしい。
サウンドトラックが印象的だがちょっと大仰に聴こえたな。
デニーロが決意し、肉体改造やガジェットを作り出したシーンには思わずキターと(心の中で叫び)
最初観た時のラストの不思議な感じは今回も変わらず。
殺伐としたままでも(もちろん)ハッピーエンドでもない、日常に戻るが前とは確実に変わってる、とでも言うような。
孤独を抱えた人間は必ず影響されてしまう危険な映画でもありますね。
凡人であるということ。
何者でもない平凡なくらしに埋没していく日々。同僚は、自分が負け犬であることを認め、あまり考えずに生きろ、と。
それでも、何かを為したい、と模索するトラビス。
ベトナム帰還兵、それに起因する(と思われる)不眠、精神の瓦解、社会的孤立。
春を売る、12歳半の少女アイリスとの出会い・邂逅。そして、物語は想定外の結末に向かい加速していく。
それは、トラビスが、アイリスが、望んでいたものだったのだろうか?
何かを為したい、でも、何もなし得ていない、という人間が私も含めて大半。
都市部における人間関係の希薄さは、各国の経済的発展に伴い、加速度を増している。
現在、そして、未来にも通じる処のある、息の長い作品。さすが名作と感じました。
AKB襲撃事件?
デニーロが演じる青年は今でいう発達障害を抱えていたのではないだろうか?
つきあってもない女の子をポルノ映画に連れていったり、会話のかみあわない感とか、極端すぎる行動、普通じゃありません。
実家の親には親切で、虐待されて育ったわけでもないのに、都会での孤独がこんなにも狂気を生み出すなんて、最近起きたAKB襲撃事件を思い出しました。
ルサンチマン爆発
ルサンチマンの爆発!
悪者退治だけど、実際は思い込みの逆恨みだから非常に恐ろしい。
隣人にはしたくないな...
ベクトルが違えば秋葉原の無差別殺人になりかねないわけだ。
鬱屈の発散って恐ろしい訳で、日本でもトラビス気取りの鬱屈が爆発するやら。
こんな鬱屈とした空気こそを改善しないとなんだろうな〜
とりあえず初デートでポルノ映画見に行っちゃダメだろう〜
そんなん許されるのはノルウェイの森のミドリちゃんだけ!
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