劇場公開日 1976年9月18日

「映画「タクシードライバー」の感想」タクシードライバー げんたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画「タクシードライバー」の感想

2015年7月22日
iPhoneアプリから投稿

名画とされる作品でちょっと気負って見過ぎました。

主人公は、社会への正義感から暴走してしまい、結果マスコミから持て囃されラストではカッコつけている。そんなラストを見るととても悲しくなってしまいます。

こんな主人公を見て自分を省みると、デニーロに共感というか、痛いところを突いているな。そんな感想でした。

演出としては、どの場面とてもセンスがよく、印象に残ります。

特に、主人公が堕ちていく一連の流れはハラハラしますね。「ヤバいヤバい」という感じです。また、銃撃戦からの俯瞰でのカメラ移動も迫力がありました。

このご時世、テーマ的に賞賛することを躊躇う作品ですが、細かく見ていくと面白い作品です。

げんたろう