劇場公開日 1994年2月26日

「世界中が心に留め置くべき1作」シンドラーのリスト 映画鑑賞初級さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0世界中が心に留め置くべき1作

2024年3月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

シンドラーのリスト、公開されてからもう30年も経つんですね
いつか観なくてはと思いつつ今になった

きっとスピルバーグが世界中が観るべきだと詰め込んだシーンばかりなんだろう
怒りと理不尽さと苦しさで画面の中に掴みかかりたくなるような気持ちが絶えなかった
が観るのを止められなかった

イエスへの断罪などが元で2000年経った今も世界各地で起こる争いは無宗教で戦争の放棄を憲法に定められた国に生まれ育った私には理解が難しい

信仰やその神を逸れて自分たちが優れていると錯覚してしまうのは逆に自信のなさに見えるけど違うのだろうか

外国では日本よりも他人の意見を尊重するイメージが強いのに異国や異民族が相手になると途端に殺し合いになるほど他を自分の思いのままにしたがるのは、小さい単位にすればDVをする人と何が違うのか
なぜ他人の世界を牛耳ろうと考えるのか
穏やかにそれぞれが暮らせればいいと思わないのか

あんなに悲惨な戦争を経ても未だに諜報活動も戦争も無くならない世界に本当の平和が訪れる気がしない

シンドラーが終戦後にまだ助けられたと後悔の念で泣き崩れるシーンには意表を突かれ胸を打たれた
シュターンとの長くかけて育まれた信頼と友情にも…

戦争で殺された人々とシンドラーは天国では穏やかに見守ってくれているはず

そうでなければ私は神の存在を疑う

映画鑑賞初級
NOBUさんのコメント
2024年3月11日

今晩は。
 共感有難うございます。且つ、素晴らしいレビューを拝読しました。
 ロシアを統べる男や、シリアを統べる男がに映画鑑賞初級さんの爪の垢でも煎じて飲ませたくなりましたよ。あと、ネタニヤフと米国のオレンジ色の顔色の愚かしき男かな。では。
 返信は不要ですよ。さあ、明日からも仕事頑張ろうっと。

NOBU