ジャックナイフ

劇場公開日:

解説

ふたりのヴェトナム帰還兵の友情と再起を、ひとりの女性の愛を交えて描くドラマ。製作はロバート・シャッフェルとキャロル・バウム、監督はデイヴィッド・ジョーンズ、脚本・原作戯曲はスティーブン・メトカルフェ、撮影はブライアン・ウエスト、音楽はブルース・ブロートンが担当。出演はロバート・デ・ニーロ、エド・ハリスほか。

1989年製作/アメリカ
原題:Jacknife
配給:ベストロン映画
劇場公開日:1990年3月31日

ストーリー

鱒釣りの解禁日の早朝、デイヴ(エド・ハリス)のもとにヴェトナム時代の戦友であるジョゼフことメグス(ロバート・デ・ニーロ)がやって来る。ヴェトナム戦争の後遺症に悩むデイヴは、その日も二日酔いだったが、メグスに誘われるまま妹のマーサ(キャシー・ベイカー)と3人で釣りに出かけた。それ以後、メグスはデイヴの前に姿をみせるが、相変わらずデイヴは暗く、自分の殻に閉じこもったままだった。そんな兄の姿に、マーサは焦立つが、やがて彼女とメグスは互いに魅かれあい、メグスはデイヴが苦悩することになったヴェトナムでの出来事を、そして起こったことは変えられないと悟ることで、自分はそれを乗り越えたのだ、とマーサに打ち明けるのだった。しかしメグスとマーサがつきあっていることを知ったデイヴはますます荒れ、メグスが連れて行ったヴェトナム帰還兵たちのグループ療法からも飛び出して行くのだった。一方メグスとマーサは初めて結ばれ、一緒にプロムに出席することになるが、酔っ払って高校にやって来たデイヴは、そこで大暴れする。そしてメグスは、暴れる彼を捕まえ、ヴェトナムでの出来事の真相をデイヴに告げるのだった。その夜デイヴは、マーサに自分が間違っていたことを認めた。そしてこの町から立ち去ろうとするメグスは、グループ療法で語るデイヴの姿と自分の姿を重ね合わせ、マーサと共に生きることを決意するのだった。

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