恋する惑星のレビュー・感想・評価

前半と後半の2部構成になっている。前半は金城武の独白が面白い。バーでブリジット・リンを口説く時、相手が無口なので、「パイナップル好き？」と広東語→日本語→英語で話しかけるが無視され、最後に北京語で通じる。実際に彼は語学が堪能なので、もしかしたらアドリブでやっているのかもしれないが、洒落たシーンである。
しかし、全体の出来としては断然後半のほうが良い。
その時ふたりの距離は0.1ミリ、6時間後、彼女は彼に恋した。
あの残酷映画を作るタランティーノが、なぜこの映画に熱狂したのかわからないが、なぜか私も、理由は上手く説明できないが、この映画が大好きである。客観的に考えればおかしなところが多々あるが、「考えるな、感じろ！」というところかな？
あと、原題と邦題が全然違うが、普段、邦題に異議を唱えている私であるが、この邦題は原題よりも良い出来と思う。
この映画ではママス&パパスの「夢のカリフォルニア」が重要な曲になっていたが、ママス&パパスの4人のうちの1人、ミッシェル・フィリップスは映画俳優としても活躍していて、有名な映画としては、「デリンジャー」に出ていたのを最近知った。なお、残りの3人はすでに故人となっていた。

昔の観た。やはりいい。20年ぶりに観た。もう１回観たくてもTSUTAYAになかったのねこれ。あの頃、斬新だった映像が、金城が、フェイウォンが、懐かしい。。

まず、後悔が1つ、｢天使の涙｣から見てしまった...。こちらから見ればよかったです。

世界観がとても綺麗です。
｢天使の涙｣が夜のラブストーリーだとしたら
こっちは昼のラブストーリー。
色もカメラのぶれ方もなにもかもが綺麗。
フランス映画っぽい。

微妙なドキドキ感。

金城武がかっこいい。

　20年ぶりくらいで見返した。以前はとても退屈で、途中で話が切り替わることに違和感があった。

　改めて見たところストーリー性が弱くて飽きる。音楽とてもよかった。フェイウォンが可愛かったけど、髪型はもうちょっとなんとかして欲しい。『アメリ』も似たような話だったような気がする。金城武は何語を話しても片言っぽい。ブリジット・リンには魅力を一切感じない。不自然な髪型とグラサン、トレンチコートなんて不気味なだけだ。

　勝手に部屋に入って模様替えすることは印象に残っていた。友達と香港に旅行した際、友達の彼女の希望で重慶マンションに宿泊した。映画を見たのはその前か後かは忘れてしまった。

　ウォン・カーワイはもう一切見なくていい事を確信した。

警官223もフェイも、シャイなんだか大胆なんだか。
フェイ→能年玲奈or上野樹里
警官663→西島秀俊
警官223→高良健吾
で日本でリメイクしたらどうかな？なんて妄想してしまった

映画というのはやっぱりビジネスなので、100%監督の撮りたい映画ではなく、撮らされている部分が多分にあると思う。
しかしこの映画は、かなり100%に近く監督の撮りたい映画な気がする。
それだけでも好感度高いのに、更に映像がかっこいい！
結構年月が経ってしまったけど観れてよかった。

　思いの深さ、この映画について回る自分自身の記憶。何も語るまい。それぞれが、それぞれの心の中に、そんな映画を何本か持っていればいいではないか。
　２０年前も、今も、空っぽな心の中を埋めてくれる、私にとって「必要な」映画である。

公開から20年程立ちますが、特に古さを感じることなく楽しめました。
ストーリーを楽しむよりもコラージュ的な写真を観るオモシロ味を感じました。

シネマート六本木
100分が長くて。
ぼんやりしたトーンの雑多な色とガサガサと描写された香港。
人物の壊れ方にリアリティーなく、突飛な展開に説明もない。
わっかるでしょ的オシツケが鼻につく筋書き。
安っぽいだけの手持ちカメラ映像。
コァーなファン向けの実験。
チャレンジでもないし、エンタとしては成立していないと言い切りたい。

ママス&パパスの音楽がまた良い、結構合っていると思う。
こういう不思議な雰囲気が漂う恋愛映画も面白いな　この街並み、香港に行きたくなる～!にぎやかでガヤガヤうるさそうなんだけど、人の数だけ物語がある香港。
金城武さんは多才ですね～披露してます、さすが！