劇場公開日 2005年7月16日

「インディーズ臭漂う良作」運命じゃない人 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0インディーズ臭漂う良作

2023年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

自主製作や低予算映画でよく使われる時系列を入れ替え、あの時実はああだったというのを遡って後から見せる類のアイデアや構成力勝負の作品。
2005年の作品なので今となってはそれほど驚きや感動は見られないが、最近ではテレビのバイプレイヤーとしてよく見かける役者さんたちの若い頃が見ることができて自分的には面白さより懐かしさの方が先に来てしまった。

主演?の中村靖日は登場時間的には3、4番目くらいで主役感がないが、最近よく演じられている少し変わった人ではなく普通の青年役なのでちょっと違和感。
山中聡は主役級のかっこ良さげな役だが、天性の脇役感はあの当時からなのかと再認識。
板谷由夏のギャルっぽい安っぽさがすごくいい。
最近全く見なくなった山下規介の珍しいやくざ役もある意味新鮮だったが、やはり根はいい人という設定。
今では妖艶な未亡人を演じさせると日本一(と勝手に思ってる)の霧島れいかがまだその域にまでには全然だった田舎臭い姿が見られ、こんな時期があったのかと驚かされた。

監督の内田けんじはその後「アフタースクール」や「鍵泥棒のメソッド」でどんでん返しの才能をいかんなく発揮したが最近はとんと見なくなってしまった。
いつかまた彼の新しい映像作品を観てみたいと思ってる。

カツベン二郎