劇場公開日 2021年11月5日

「【ベルリンの守護天使ダミエルの、”堕天使”を覚悟しての純粋な人間の女性との恋物語を、モノクロームとカラーを絶妙に絡ませて描き出したヴィム・ヴェンダース監督の数ある傑作の逸品である作品。】」ベルリン・天使の詩 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【ベルリンの守護天使ダミエルの、”堕天使”を覚悟しての純粋な人間の女性との恋物語を、モノクロームとカラーを絶妙に絡ませて描き出したヴィム・ヴェンダース監督の数ある傑作の逸品である作品。】

2020年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

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 ー ベルリンの守護天使、ダミエル(ブルーノ・ガンツ)と親友の謹厳真摯なカミエル(名優と言われたドイツ俳優オットー・ザンダー)。
 彼らは、ベルリンで暮らす人々の姿を廃墟の上から見守っている・・。ー

 ・今作は、彼ら二人の天使と下界の人々との交流(主に、ダミエルからの視点で)、モノクロームを主としながらも、時にカラー映像を絶妙に絡ませて描き出した作品である。

 ・守護天使ダミエルが恋したサーカスの空中ブランコ乗りの美女マリオンをソルヴェイグ・ドマルタン:今作が映画初出演、が魅力的に演じている。

 ・更に印象的だったのは、ダミエルとカミエルに手を差し伸べる、元天使で現在は映画スターの”ピーター・フォーク”を演じるピーター・フォークの姿。
 彼は、今や人間なので二人の姿は見えないのだが、気配を察し特にダニエルに話しかける・・。
 ”人間になりなよ・・・”と。

 ・人間に恋してしまったら、天使は”死ぬ”のに、ダニエルは空中ブランコ乗りの美女マリオンに魅入られ、重い決断をする・・・。

 ・目覚めたダニエルが目にしたベルリンの風景は、見慣れてはいたが、それはそれは色鮮やかで・・。
 珈琲の味と香りも素晴らしく感じる中、ベルリンの市中で、マリオンを探すダニエルの姿。

<”NICK CAVE&THE BAD SEEDS”の”FROM HER TO ETERNITY”が流れるコンサートで、漸く巡り合ったダニエルとマリオン・・。

 学生時代に、人間の恋って矢張り、素晴らしいなあ・・、と思って観入った作品。
 貧乏学生だったが、当時あった名画座で2度観た記憶がある。その後、何度も別媒体で鑑賞した作品である。>

<1988年4月 劇場にて鑑賞>

NOBU
マサシさんのコメント
2023年5月11日

堕天使ですよね。

マサシ
CBさんのコメント
2022年12月7日

長く残るだけあって、いい映画ですよね。自分が、最も映画に期待している点は、"挑戦と希望" なのかな、とこの映画を観て、感じました。

CB
Yuka_。さんのコメント
2021年11月8日

劇場で観たかった…。
羨ましいです。

Yuka_。
ワンコさんのコメント
2020年2月20日

これ、劇場で見たんですかー、羨ましい。

ワンコ
kossyさんのコメント
2020年2月19日

いつもありがとうございます。
この映画を映画館で見られるなんて羨まし限りです。
午前10時のでやってくれないかな…

kossy