劇場公開日 2007年4月20日

「あきれるが許せる」ロッキー・ザ・ファイナル あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0あきれるが許せる

2008年7月22日

単純

萌える

スタローンってお方は本当、ご都合主義だと本作を観て思いました。新作「ランボー」もしかり、展開的に無理が生じても、その都合の悪い部分は強引に都合よくしちゃうんですよね。いくら映画が虚構の世界だからって、それはないんじゃないのみたいな。

それでも「ロッキー」最終章(であることを切望している)の本作は、それなりにハートのこもった良いB級映画だと思いました。とてもシンプルかつストレートにメッセージが伝わります。裏を返せば単純なんですが、それはロッキーだから許せます。

本作もスタローンが監督、脚本、主演を務めています。人の意見に耳を傾けるのがわずらわしいのでしょうか。撮影現場は王様状態だったみたいですね。でも、監督としてのスタローンは、「ランボー」もそうでしたが、時空間の感覚がなかなか独特。なかなか独創的な厚みがあって意外でした。つぎは色んな人材を集めて映画を撮ってみてほしいです。

あんゆ~る