スカーフェイス

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

 1980年、キューバからアメリカ・マイアミへ渡ったトニーはコカインの取り引きに携わる。その働きが認められたトニーはマフィア組織の配下に収まった後、ボスを殺害。無一文の身からマイアミ暗黒街の頂点へと上りつめ、さらにはボスの愛人エルビラも手に入れることに。しかしその栄光は長く続かなかった……。ハワード・ホークス監督作品「暗黒街の顔役」の現代版リメイク。主演アル・パチーノの鬼気迫る演技、そしてバイオレンス描写も凄まじいアクション・ドラマ。

1983年製作/169分/アメリカ
原題:Scarface
劇場公開日:1984年4月

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 ゴールデングローブ賞(1984年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) アル・パチーノ
最優秀助演男優賞 スティーブン・バウアー
最優秀作曲賞 ジョルジオ・モロダー
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0観たのは40年も前かあ〜

2024年4月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

見せ場がたくさんありお話しも面白い!ミッシェルファイファーが大変綺麗でした

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亀吉

5.0頂点(てっぺん)と奈落の底

2024年4月5日
スマートフォンから投稿

GODFATHERも好きだけど、ここでは違うアル・パチーノを見る事ができる。

ある意味、サラブレッドだったGODFATHERと違いSCARFACEでは叩き上げ、野心たっぷりの男。

監督はブライアン・デ・パルマ。
ハワード・ホークスの「暗黒街の顔役」をリメイク。

成り上がろうと目をギラギラさせてるアル・パチーノが迫力。
成功を夢見て運と度胸で、のし上がり彼の成功の象徴であったマフィアのボスの女を我が物にする。
登りつめた時から少しずつ何かが狂っていく・・・

一番信頼していた男を誤解で殺し、苦労して側に置いた身の丈に合わない女は自分を愛さない。
そしてドラッグが破滅に拍車をかける・・・

彼が成り上がっていく様子は応援したくなるほど格好いいのに、やがて崩れていく過程には目を背けたくなる惨めさが滲んで来る。

しかし1人の生き様を描き自分に置き換えて考えられる映画というのは後に何かが残る。
必見。

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koke

4.0小汚いギャング映画

2024年2月5日
PCから投稿

パルマ先生のアクションですが、CIAやシカゴギャングの華麗で高級感の漂う雰囲気と違って、貧しくて品のない中南米ギャングのお話です。

一種のギャング大河ですが、如上の通り先生らしさは希薄です。
ギャング映画としてまとまっている印象です。が、公開当時、評論家のウケが今一つだったのも理解できます。要するにまとまってはいるが「パンチ」がない、ということでしょう。

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越後屋

4.0トニーは教養が無く、猜疑心が強い

2024年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映画の前半では、主人公トニーがマフィアとして成り上がっていくサクセスストーリーが描かれている。彼は上昇志向が強く、持ち前の度胸や判断力でリスクを取って、金と権力を手に入れる。しかし、金と権力を手に入れた後半からは落ち目になる。元々粗暴で傲慢、猜疑心の強い性格だったが、よりその傾向を強めるようになる。周囲の人間にも強く当たるようになり、徐々に人が離れていく。

おそらくトニーは、金と権力を手に入れる過程が楽しかったのであって、それらを手中に収めてからは、熱中できるものが無くなった不満が根底にあるのだろう。熱中できない不満はあるが、権力はあるので、周囲に自分の苛立ちをぶつけるようになったように思える。読書でもスポーツでも何でも良いので、趣味を持てていたのなら、周囲に当たり散らすことも無かったように思える。つまり、教養が無いから、金を稼ぐ以外の楽しみを人生に見出だせていないのだろう。妻のエルヴィラからも、トニーは下品な言葉しか言わず、金の話しかしないと呆れられている。

トニーは、妹に対する独占欲が異常に強い。他の男との接触を許さないなど、異常な執着を見せている。ジーナを目の届く範囲に置いておかないと、自分の元を離れていってしまうのではないかという不安があるのだろう。彼は周囲の人間に対する猜疑心も強いが、妹に対する独占欲と根は同じだと思う。これらのことから、彼は周囲に信頼できる人間がいない環境で育ったという想像がついてしまう。

マフィアの成功と転落のストーリーとして、傑作と言える映画だった。

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根岸 圭一
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