リトル・ダンサーのレビュー・感想・評価
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大切なこと、大切なものへのパワー
友人からのオススメで鑑賞。
素朴な日常に輝きが宿る。
ビリーのバレーへの思い。
ビリーパパの家族への愛。
ビリーのお兄さんの生きていくことへの思い。
先生のバレーと生徒への思い。
それぞれが自分の大切なものを大切にしたいと思うことで
最終、ビリーのバレーの成功につながって行く。
素朴な映画ですが愛がたくさんあふれてました。
踊ることが何より好き!
息子にバレエ習わせていたので買っておいたDVD
他に男子がいなかったのでレッスン行くのイヤ、とか言い出したら見せようと思ってたけど
「のりたけバレエ団」とかも流行ってたし一度もイヤと言わず6年生までレッスン通った
未開封であったのを先日娘が
「そういえば、うちに”Billy Elliot”あったね!」と言って開けた
ロンドンでこれのミュージカル演ってるから映画のほう見て行くね!!と
留学先のオクスフォードから1時間ほどで連日いろんな演目が上演されているとのこと
劇場もステキだしやっぱり生はスゴイよ、と話し聞かされて
ママもとりま映画DVD見ましたー
貧しいのは泣ける…ホント切ない
でもBillyはすごかった、というかこの少年俳優がすごかったー!ぶらぼぅ
ところどころ笑えるショットがあったのが救われたな
最高!
子どもが夢に目覚め、立ち向かうような映画です。
最高でした。
息子の夢がうまくいけば
家族の関係も良くなっていく。
家族はサポートする役割なんですよね。とても素敵な映画でした。
受かったときの父親の走り出す姿には感動しました。
ダンスに目覚める時のキッカケがもう少しインパクトが強くてもよかったかなと思います。
家族って結局…
一言で言うなら家族愛の映画ですよね。
ストーリーや構成は単純で割とありがちな気もしますが、イギリス北部の炭鉱町という舞台柄、ストーリーやキャラクターが際立ちます。
ストライキとバレエの対比も良く、男らしさと女らしさの対比にも似た、暗喩を感じました。特に母を失って、ピリピリしている家族の中でビリーがやりたいバレエに向き合い、父や兄の本当の想いを台詞にはないものの、感じることができます。
日々啀み合い、うまくいかずにすれ違ってしまっていてもやはり家族って良い意味でも悪い意味でも繋がりがあって、それは断ち切ることができない。愛という形が、本当に暖かい形で表現される映画だと感じました。
また、描写の妙もこの映画の特徴で特にダンスシーンに、他のミュージカル調の映画には見られない緊張感の出し方や、季節の変え方などビリーの感情を、うまく表現していると思います。
最後のバスのシーン最高ですよね。
子供のために恥を押し殺す姿は美しい
1:20:00あたりのビリーのためにストを裏切り稼ぎに出る父の姿とそれに心を打たれる長男のシーンは良かった。
ビリーがロンドンに向かうときに再び父と長男が炭鉱に降りていくシーンはビリーとのコントラストがでて感動した。
また最後にビリーが他のダンサーからも舞台袖から見られるくらい大物になっていたのも気持ちよかった。👍
ウィリアムではなくビリー
ビリーの健気さには泣けたけど、もっと良かったのは家族愛、兄弟愛かな。
バレエがメインではなく、テーマは家族かな。
男は炭鉱夫として生きていかなければいけない生活環境。良い時も悪い時も。そして、その悪い時の大変な時期をみんなで乗り切ろうとする人達。そんな時に他人の子の夢を応援しようとする人々。熱いなぁ。胸熱。
跳んで移動するビリーに「ちゃんと歩けんのか」と呆れる父の一言には泣き笑いしてしまう。
お金を工面するシーンも泣ける。
観てよかったと心から思える作品だった。
自分で成功を掴み取った夢のある話。
14歳位の少年が主役です。
彼の状況をみれば、自分の置かれた環境の有難み。
そして、自分の未来は自分で変えられる…とポジティブ思考になれる…かも。
保証は出来ませんよ。。。
でも、映画を通して、考えるいいきっかけになると思う。
中高大生なんかにお勧めです。
イギリス映画を代表する名作、オーセンティックな映画技法と人情劇の温かさ
舞台出身とは言え初の映画監督作とは思えぬスティーブン・ダルドリーの映画技法と遊び心ある演出が、完成されたリー・ホールの名脚本と見事に調和したイギリス映画。父と子の葛藤と情愛をクライマックスまで盛り上げるテクニックが素晴らしい。亡き母のピアノを焚いて暖を取る寂しいクリスマスを挿んでからの、父の心境の激変をビリーの意を決したダンスで表現した流れは、人の心の本当のありどころを描く。イギリス映画のシニカルさもユーモアも過不足なくあり、それでいて温もりのある場面の表現も見事。バレエ学校の合格通知のシーンは、同作ミュージカル化で苦心したようで、ここに映画表現の特長が生かされている。試験場面では音楽が鳴り始めても、ビリーの心と体が一つになり自然と踊りだすまでの間を試験官たちの訝しげな表情で捉えた演出も映画的。ビリーのリズムを取る足のカットと覗き込む試験官が面白い。
才能の目覚めの頃の子を持つ親の心情に寄り添う大人な作品、幅広い世代にプレゼントされた映画の良心作。
こんな宝石を観逃してたなんて
ロケットマンに魅入られなかったら
この映画に辿り着かなかったかもしれない
初っ端からどん尻まで心が震えっ放し。
炭鉱に依存するものの不況に喘ぐ
閉塞感に満ち満ちたどん詰まりの街
男は男らしくと頑なな父親が
息子の才能を潰さぬようにと
がむしゃらに奔走する姿が泣かせる。
組合を裏切り責める長男と抱き合う光景
これはもう涙なしには見られない。
リー・ホールの脚本の説得力ある世界観
気丈でユーモア溢れるお手伝いさんな印象の
ジュリー・ウォルターズの新たな魅力
心踊るラストシーンに向けて再度震えたい。
バレエ×ミュージカルの自然な融合
今さら感ありありながら、
ロケットマンを観て、リトル・ダンサーに行き着きました。
ビリーの一途なバレエへの探究心が素直に描かれていて、ストーリーも消化不良皆無のとてもスマートな構成で、観入りました。
炭鉱夫がストを起こしている社会的背景で、
男は男らしくという価値観が根付いた街、家庭。
その中で、ボクシングよりもバレエに魅了されたビリーが、バレエを続けるために踊る。
子供らしい体つきで、全身全霊を振り絞って自己表現をするその踊りが、とても美しいと思えました。
なにより、バレエという題材を扱っているから、不自然なミュージカルって感じではなく、映画の中に自然とミュージカルの要素が自然に組み込まれている感じがとても良かった(急に踊り出すミュージカルも個人的には好きです)。
また、バレエ以外の要素として描かれる炭鉱夫の泥臭いストの様子が、優雅に踊る孤高の男子バレリーナのビリーと対照的で、それを見た家族の未来への希望となるのも納得だよなぁと思いました。
そして、団結してからの父は心強い。
田舎者で教養はないけど、息子の将来に賭けてみたいと全力サポートしてあげる。
自分の信念や自尊心を曲げてでも、息子を信じてあげる親子の力は凄いなと感じいる一方、頑固親父の思想を変えるパワーを発揮したビリーはさらに凄いなと思いました。
それから、子供同士ではバレエ教室の先生のませた娘と年柄にもない大人の会話をしたり、実はゲイだった親友を受け入れたり。
自分が暮らす環境下で、自分は少し変わっているという自覚を持った上で、だからこそ、他人の他人とは違う個性を受け入れる寛容さを手に入れていく過程は、価値観の広がりが大人への成長をよく表しているなと思いました。
子供が苦難を乗り越える作品は数あれど、
この映画が秀逸であるという点は、やはりビリーの人柄とダンスの能力にあるのだと思う。
冒頭と最後の飛び跳ねる彼のなんとも言えない表情、ダンスを踊っている時の余裕はないが全力投球しているとわかる表情(ないしは踊り自体も)は、鑑賞者の心をも動かすに値する、素晴らしいものだったと思う。
DVD買いたいな、と久し振りに思いました。
父親の葛藤する姿に、心をえぐられる
これは何度観ても、良いです。
終わりの見えない貧困、母親を亡くした少年、認知症の祖母、芸術を薪にしてくべないと生きていかれない環境の中で、息子にチャンスを握らせてやれるのはやはり、親だけなんですよね。。。
まだ子供が朝から食事を準備したり、徘徊する祖母に優しく声をかけ手を引いたり、もうその辺から涙が滲んでしまってるのですが、クリスマスの夜の友人への優しさ溢れるやりとりや、スト破りのシーンではもうたまらなくて、涙と鼻水が…
貧しい家の子が夢を叶える物語って数多あると思うのですが、この作品は父親目線で見たときに、兄と弟がいて、2人とも大切な息子で、守りたい存在なわけで、その葛藤がまた苦しいというか、酷な現実を突きつけてきます。
父親役はゲイリー・ルイスという方なんですね、存じませんでしたがグッとくるいいお芝居をされています。
主人公を演じたジェイミー・ベルは、幼少の頃からバレエ経験があるそうで結構上手なはずなのに、ビリー少年の荒削りで感情の赴くままに踊る力強い原石のバレエを演じているのがまた素晴らしい。
バレエが好きだった祖母の目にだんだん力がみなぎってくる事とか、音楽の良さなどなど書きたいことはまだありますが、いずれまた観るのでそのときに追記するとします。
これは作品の個性でもあるのですが、時々ちょっとしたギャグ要素が入れてあって、何度も観ているせいか、ちょっと邪魔に感じてしまいます。
例えば移動図書館でのお尻事件とか、自宅練習でのずぶ濡れとか。作品が暗くなりすぎるのを避けるためかなーとは思いますが。
レーティング基準
★5 最高に気に入っていて、今後も繰り返し観るべき作品
★4 とても気に入っていて、また観返すであろう作品
★3 気に入っていて、機会があったら観るかもという作品
★2 いい映画だとは思うが、私はもう観ないであろう作品
★1 自分の好みでもなく、人にも勧められないと思う作品
★0 酷い、映画に対する侮辱、謝れ、観なければよかった
序盤は退屈に感じましたが、中盤〜終盤が盛り上がって、最後は肩に力が...
序盤は退屈に感じましたが、中盤〜終盤が盛り上がって、最後は肩に力が入るほどでした。
父親が息子ビリーのダンスを認めるところあたりからが熱くなりましたー。父(と息子)の熱いドラマです!
最後までみてよかったー!
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