グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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泣いた(;_;)
泣いた。かなり。笑
とても優しい気持ちになれる映画。
登場人物が、みんな人間臭くて優しい。
自分の殻に閉じこもり、攻撃的だったウィルも、ショーンやスティラー、チャッキーのおかげで、自分を受け入れ、積極的に他者に関わり、愛することができるようになっていく。
そのドラマに胸を打たれる。
誰もが本当は自分を受け入れてほしいし、他人を受け入れたい。人間は欠陥が多いからこそ、お互いに受け入れ合い、支え合い、愛し合える。
そして誰もが、ウィルのような自信のなさ、他者を受け入れ、受け入れられる怖さを、少しは持ってるんだろうなあ。
大切なことを思い出させてくれた映画だった。
観てよかった。
ロビン悲しいよ
悲しくて切ない(゜ーÅ)
ロビン・ウィリアムズはもう逝ってしまったから…
カンセラーのロビンはマット・デイモン演じる若者の心をユルユルと解きほぐしてゆく。
どうやって?
人間くさくて、全くもってやり手ではなく、不器用な人生観を語る姿が本当に誠実だからだ。あんなふうに誰かと誠実に向き合えた事がないから羨ましくて、二人の会話の積み重ねを繰り返し観る。
実は、みんな誰かを本当に信頼したくてもしきれずにいる、淋しい人間なのかもしれない。
「君のせいじゃない」と繰り返し言うシーンでマットと一緒に涙する。ロビン、貴方が辛い時に「君のせいじゃない」と言ってくれる人はいましたか?
走る車をカメラが付かず離れずにずっと追いかけて、でもとうとう諦めるように留まり走り去る車を見送るエンドロールがとても好き。そこでいつも私は思う。やりたい事、会いたい人を探しに今いる場所から旅に出てみようかと。半ば本気で思い、少しだけ幸せを感じる。それは決して実現しないのだけど…
人と関わること
人と関わることを避け続けているマット・デイモンが一歩を踏み出すまでを描いたこの作品。マット・デイモンとベン・アフレックの友情の描き方が好きでしたね。途中、仲間4人で気怠い様子での車に乗っている様子を描いたショットで、色が青みがかっていた時なんか良いなぁって思ったし、ラスト間際のベン・アフレックの表情、なかなか良かったしね。
でも、一番感動したショットは、ラストのラスト。マット・デイモンの車が道を突き進むシーン。あのショットが撮れるところが、『エレファント』とかのガス・ヴァン・サントにつながっている感じがしましたね。
この作品のメッセージとしての「一歩踏み出すこと」、これは考えさせられましたよ。
サクセスストーリーではない。
だから観ていて気持ちが良く、スッキリする映画(最近で言えば「LIFE!」のような作品)ではない。
自分も含め、多くの人々が才能開花のその先に見据えるのは、やはり成功や富、権力。サクセスストーリー。だろう
そこには何の疑いもない。
けれど、これを"いつの間にか一般化されてしまった固定観念"と考えてみたら?
その観念に当てはまらない人間も当然現れる。又は描写される。
その人間こそが本作の主人公ウィル・ハンティング。
自分の常識、一般常識の不自由さを この映画を通して味わいました。
天才なのに
少年の心を開かせてくれる先生ショーンが本気でウィルにぶつかりショーンもまた自らの人生について考える。そのことから人との出会いは大切なものだと思いました。心に深い影のあるウィルが最後には自分の求めることを素直にできるようになっていて私も何かしたいことを探そうと思える作品でした。
あと ベン・アフレック良かった。
めっちゃいい奴だし 若い w
瑞々しく新鮮
総合:85点
ストーリー: 85
キャスト: 85
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 70
ハーバードやMITの学生なんて常に猛勉強していて、それがもう歯を磨いたり顔を洗ったりするとの同じくらい日常の習慣になっている。そんなに勉強しているやつら相手に、いくら天才だからといって普段ふらふらしているマット・デイモン演じるゴロツキのウィルが、全ての科目で対抗なんてできないだろう。閃きの大事な数学に関する天才だというだけならばまだいいのだが、歴史とか芸術とかの本を読んでそれを細かく記憶しているなんて信じ難い。最初はそんなことも思っていた。
でもそれ以上にマット・デイモンの、天賦の数学の才能を持ちながらすぐに感情的になり暴力をふるい人を見下す傲慢さと、それが実は自分の弱さを隠しているだけの脆さの演技、これに引き込まれる。そしてそんな彼が自分の弱さと足りないものを認め、自分の持つ特別な可能性を認めていく展開が実に瑞々しく新鮮であった。
そんなウィルの話だけではなく、周囲の話が物語をしっかりと固めている。彼を失うことになるのに、友人として彼の旅立ちを後押しするベン・アフレック演じるチャッキー。彼を見出しながら自分が彼に劣ることを認め苦悩しつつも、それでも彼の才能をなんとか社会に役立たせようとするステラン・スカルゲールド演じるランボー教授。親を亡くすという過去を持ちながら無償の愛を彼に示すミニ・ドライヴァー演じるスカイラー。そして彼と心を通わせ彼を導くことになるロビン・ウィリアムス演じるショーン・マクガイアなどがいて、彼との交流を通して大きな影響を与えていく。
このような彼らの持つ背景の話と質の高い演技があってこそ、この物語がまとまり説得力が出ている。たくさんの良いウィル(will 意思)が、才能を腐らせ街に埋もれていた、もう十分に傷つきこれ以上の傷を恐れて強がるウィル(Will)という一人の若者の心を癒し、救い、新たな旅立ちを導いた。やはり人との交流が人を育てるし、新しい世界に踏み出すことが出来たなあと感じ、彼の旅立ちが清々しく思えた。
人とは
とても考える映画でした。
人との出逢いはとても、とっても大切な事だと思う。
人は自分の隠したい部分や触れられたくない所を少なからず皆持っていると思う。この事を素直に話せたらどんなに楽だろうか。1人で抱え込んでしまって辛くなってしまうのではないだろうか。
そんな時、優しく見守ってくれ、支えになってくれるのは私は人だと常々思う。
まだまだ沢山あるが、様々な気持ちになるのは人といるからだろう。だからそのスタートである「出逢い」というものをこれからも一層大切にしていきたいと思うそんな作品でした。
「ありがとう」この気持ちを常に持ち続けて
ひたすらに清々しく美しい傑作
ひたすらに清々しく美しい傑作。
心と心が触れ合うことで本当に理解しあえる、そんなことを思わせてくれる。 1つ1つの台詞に賢明さがあり、それを素晴らしい俳優が演じることによってただ観ているだけで心に深く染み渡ってくる。
この作品は登場人物それぞれの「心の変化」をよくとらえていて、それが「旅立ち」という形で締め括られている。
自分が17歳でこの作品に出逢えたことを嬉しく思う。
自分の築き上げた世界が壊れることを恐れるウィル、妻の死にしがみつき進むことを恐れているショーン、ウィルを認める心と恐れる心に葛藤するランボー、それぞれの心が触れ合い道標となり新たな「旅立ち」に繋がって行く。
そして、チャッキーもウィルの旅立ちの大きな道標になったことも忘れてならない。本当に理解しあえる中だからこそ言える言葉である。
「壮大な自然とか歴史的建造物とかそんなかっこいいものじゃ無いけどこんなに美しいものが人の心にはある」そう思わせてくれる作品。
この作品は「心の旅」、そう感じた…。
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