グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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優しい世界
天才的な頭脳を持つ孤児の青年ウィルと妻に先立たれ孤独に暮らす心理学者ショーンの心の交流を描いた感動作。
作品の知名度の割には観たことなかったシリーズです笑。
当時無名だったというマットデイモンが親友のベンアフレックと共作で書き上げた脚本を基に映画化へ動き出したという2人の出世作にあたり、第70回アカデミー賞の助演男優賞を受賞したロビンウィリアムズの暖かい演技などで高い評価を受けている。
とにかく主人公ウィルの周りの人々が彼を暖かく支え、後押しする姿が印象的でとても良かった。
ウィルが全編通してやさぐれた態度で誰に対しても皮肉や暴行を働く手に負えない青年だったにも関わらず、彼の才能を見抜いたランボー教授は彼の為に不仲であった人物ショーンに連絡を取ったり、親友のチャッキーは彼の才能に嫉妬することなく、むしろその才能を無駄にしようとする彼の態度を叱責し、激励したりと誰一人としてウィルの邪魔をする人物が出てこず、ありえない設定に思わず涙してしまった。
特にプライベードでも仲の良いベンアフレック演じるチャッキーが終盤の工事現場で彼に投げかけたセリフとそのラストに彼を訪ねに自宅に来たチャッキーが無言で全てを悟り、片方の口角を上げてニヤリと笑う一連の流れが大好きだ。
最後にそれをコピペして終わる笑。
「20年たってお前がここに住んでたらーおれはお前をぶっ殺してやる
お前は自分を許せてもーおれは許せない
俺は50になって工事現場で働いててもいい
だがお前は宝くじの当たり券を持っててーそれを現金化する度胸がないんだ
お前以外のみんなはその券を欲しいと思ってる
それをムダにするなんておれは許せない
おれはこう思ってる
毎日お前を迎えに行きー酒を飲んでバカ話それも楽しい
だが一番のスリルはー車を降りてお前んちの玄関に行く10 秒間
ノックしてもお前は出て来ない
なんの挨拶もなくお前は消えてる
そうなればいい」
人生の旅立ちと決意と意志
どんな境遇で育てられようとも、どんな才能を持ち合わせていようとも、最後には自分自身の意志で決意し、すべてを受け入れる覚悟が必要だと伝えています。
この映画に勝るものに、未だ出逢えてません。
心の傷を克服するまで
子供のときに、旅行先で家族と見た記憶がある。ほとんどストーリーは覚えていなかった。
貧乏だが天才的頭脳を持つ主人公に憧れていたが、大学生になった今、天才もお金と時間が作り上げるものだという真実がわかってきたので、そこまで物語に入り込めなかった。
でも、幼児期の虐待による心の傷をウィルが克服するまで、自分の心の傷を晒しながら向き合うセラピストの姿にはやはり心打たれた。
傷付いた少年の再生物語
まぁ掃除してる男の子がいきなり数式を軽々解いてしまうってのはニヤニヤしてしまうが、そこまで勉強出来すぎると恐い(笑)
人の可能性を信じる教授の存在も素晴らしい。
どちらも片方が居なければ何も無いままだったはず。
上記のように感想書いたけど、地上波でほぼ24年ぶり位に観賞した。
当時結構な回数上映したのに、かなり内容を忘れてる事にショックを受けた。
そして年齢を経て見たら、自分の見方も変わっていた。
知識だけで卑屈な自分を覆い隠し、可能性から逃げているウィルに「ビビらんと一歩前へ出ろ!」とモヤモヤしたり
天才出現に自分の立場を危うくした教授たちの情けない姿に自分を重ねたり…
一緒にバカばかりやってた友人チャッキーがウィルの可能性を腐らせてる状況に悩んでいたり…。
世間は興味のない相手には冷酷だが、知ってしまい理解しようとしたら…もう手が離せなくなる感じ。
人間の繋がり方ってほんの少しのさじ加減で違ってくるんだろうな。
時代を経て観ても青春の名作と呼べる作品だと思う。
ブルーハーツ
ブルーハーツの『終わらない歌』を知ってますか
この歌の歌詞にこんな言葉があります
「真実の瞬間はいつも 死ぬ程こわいものだから
逃げだしたくなったことは 今まで何度もあった」
コレはまさにウィルのことを言ってる
ショーン(ロビン・ウィリアムズ)も言ってた
そしてスカイラー(ミニー・ドライバー)は思い切って自分をさらけ出してそれを乗り越えた
その場面で俺 泣いちゃったよ ボロボロと止まらなくなった
歌のサビがまたいい
「終わらない歌を歌おう クソッタレの世界のため
終わらない歌を歌おう 全てのクズ共のために
終わらない歌を歌おう 僕や君や彼等のため
終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように」
映画といい歌といい胸を打つ本物に出会えたことに感謝します。
今までどれだけ逃げてきたか
そしてこの先どれだけ立ち向かえるのか分からないけどひとつひとつ何とかしていかなきゃね
追記
本物はいつでも何処にでもあるわけじゃ無い
二度と無いかもしれない
一生出逢えない方が多いのかも
その為に自分から去るのならそれはそれでいい
でも、自分が臆病で踏み出せないなら……
そりゃ馬鹿がやることさ
主人公の才能が惜しい
長い。長すぎる。
結構進み方が遅くて、長さも感じるしすぐに進まなく感じる。
主人公があまりに秀才すぎて、ジェラルド教授の気持ちがとても分かってどうしても「もったいなぁ」という思いがした。
もったいなすぎる。
これでもう少しでもそこの部分を増やしてくれたらなぁと。
大成功しなくても、その頭脳を生かして何かイキなことをするとか。
全てを投げ出して女性の元に走る、っていう描写があまりに早急すぎるし。
なんだかんだ言って、単純に私に合わなかっただけなのだろう・・・
曲がいい
ロビンウィリアムズの演技はやはりdead poet society に続きとても穏やかな雰囲気で溢れていて、優しい気持ちになれる。そして何よりも、その演技をいかにもイメージして作られたかのようなテーマ曲が好き。今までに聞いたことのないような言葉にできないあの曲は不思議とクセになる。
マット・デイモンの作品もこれから見ていこう。
魂が震える映画。 観終わった後、 鳥肌が立っている自分に気が付いた...
魂が震える映画。
観終わった後、
鳥肌が立っている自分に気が付いた。
この2時間で人生が変わるかもしれない。
そう思わせてくれた映画だ。
彼らが交わす言葉は奥深い。
これは最高の映画だ!
あともう一捻り欲しいかな…
設定はとてもいいんだけど大体予測出来てしまうありきたりなラストだなぁと感じた。
なんかもっとひねりを加えたらもっといい作品になったのではないかなと思う。
ロビンウィリアムズ、マット・デイモンの演技はとてもうまいなぁと思った。
彼女役の女優はあの人ではない方がしっくりくるのではないかなと感じた。
そんなに良いか?
名作+トップスター総出演という事で、Amazon Primeで見た。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のベン・アフェレックが良いかというと、そうでもないし、マット・デーモンも普通の若い役者で何のオーラも感じなかった。
ひとの愛情伝わる 踏み出さなければいけない一歩はなかなか踏み出せな...
ひとの愛情伝わる
踏み出さなければいけない一歩はなかなか踏み出せないもので、もしかするとその一歩は自分1人では踏み出せなくて、他人に背中を押してもらわなければ出せない一歩かも。でも一歩は一歩だから
自分ひとりで戦わなくていい。人間なら周りに興味関心を抱いて自分自身を愛さなくてはいけない
戦えないなら助けを求めればいい
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