ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 : インタビュー

2005年3月15日更新

前作から4年、世界中の女性の共感を呼んだブリジット・ジョーンズがますますパワーアップして(体重まで増やして)帰ってきた。相変わらずのドジぶりを発揮するブリジットと同様、相変わらず堅物で生真面目なブリジットの最愛の人、マーク・ダーシーを演じるコリン・ファースに、本作について伺った。

コリン・ファース インタビュー

「2作目は、古くからの友人が集まったような感覚だった」  編集部

――来日するのは13年ぶりだと伺いましたが、久しぶりの日本の印象はいかがですか。

コリン・ファース
コリン・ファース

「そうだね、それぐらいになるのかな……実は空港からホテルに直行したから、まだちゃんと見られていないんだ」

――「ブリジット・ジョーンズの日記」のマーク・ダーシー役は、TVドラマ「高慢と偏見」であなた自身が演じたキャラクター(マーク・ダーシー)がモデルになっているんですが、この役を演じることについて、どのような感慨がありますか。

「確かに、『ブリジット・ジョーンズの日記』で、私は再びマーク・ダーシーを演じることになったんだけれども、安っぽい二番煎じは嫌だった。だから彼の皮肉っぽい部分を強調してみたんだ。この試みは成功したと思う。ところが、今回『ブリジット・ジョーンズの日記』の続編ができて、もっとリスクを伴うことになった。マーク・ダーシーを演じるのはこれで3回目だ。どうして自分がこの役を3回もやることになったのかを考えながら(笑)、彼の新しい部分を出していかなければならなかった。そういう意味でも、前作より気を遣ったよ」

――実は、日本では「高慢と偏見」のDVDは、あなたの熱心なファンの署名活動によって発売が実現したんですよ。

「本当に? それはすごい! ファンタスティックだ」

――共演のヒュー・グラントとは誕生日が一日違いの同い年ですね(グラントは1960年9月9日生まれ、ファースは9月10日生まれ)。今回もとても楽しい映画ですが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。

レニー・ゼルウィガーもヒュー・グラント(左)も、 もちろん健在
レニー・ゼルウィガーもヒュー・グラント(左)も、 もちろん健在

「ヒューの方が年上だよ(笑)。今回は2作目ということで、古くからの友人が集まったような感覚だった。もう一度、以前と同じように仕事をするのは大変かもしれないと思っていたけれども、実際にみんなに会ってみると、普段より現場が活気のあるものになったんだ。撮影中はすごく楽しくて、より自然でリアルな演技をすることができた。自分のことをよく知っている友人がいると、何でも楽になるだろう? だからレニーやヒューに対して私が何を求めればいいのかわかっていたし、逆に2人の演技に驚かされることもあった。仲の良い人たちと仕事ができることより、素晴らしいことはないね。今回の方がさらに面白くて、ダイナミックな作品になっている。シリアスだったり大変だったりする場面も増えているけど、より深く表現できていると思うよ」

――以前、ジェームズ・ボンドの候補として噂になりました。もし実現すれば、とても紳士的で素敵なボンドになると思いますが、あなた自身は機会があったら演じてみたいと思いますか。

「それは映画会社が発表したんじゃなくて、新聞や雑誌によるものだよね。実際にオファーを受けてみないことには、どう反応したらよいのかわからない(笑)。それに、もし私に決まったとして、3~5本は出演しなければならない契約になるよね。5本目のときには、多分、私は60歳を過ぎていると思うから(笑)、長い目で見ると年寄りになりすぎてしまうかな」

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