劇場公開日 2024年4月19日

異人たちのレビュー・感想・評価

全120件中、61~80件目を表示

4.5切ない物語、映像美

2024年4月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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かわ

4.0思ったより上品

2024年4月23日
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***

3.5かなりダウナー仕上げ

2024年4月23日
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鑑賞方法:映画館

随分前に観たきりですで多少記憶は曖昧ですが、作品として好印象をもっている大林宣彦監督の『異人たちとの夏(88)』のリメイクであり、IMDbやRotten Tomatoesの評価もとても高くとても楽しみにしておりました本作品。ただ、公開1週目のサービスデイ(平日)午前の回、TOHO日本橋Screen1はガラガラとは言わないまでも空いていました。
で、感想ですが、ちょっと期待しすぎたかな。。けして悪い出来てはありませんが、かなりダウナー仕上げとなっており、人によっては塞ぎ気味の時などは避け、心して鑑賞した方が良いかもしれません。
本作における「キーとなるギミック」は概ねにおいて変わりなくリメイクされており、親子再会から少しずつ「当時」の関係性へ不自然さなく戻り、且つ、「現在」の自分より若い両親と対して解り合う様はやはり素晴らしいと思います。特に私、母役のクレア・フォイの豊かな表情と眼差しが好きなのですが、本作でも裏切りません。
ただ、前述したように本作非常に暗く、舞台設定や視覚効果など全体的にホラー味が強め。自分の人生と特性を背景に敢えて「孤独」でいることを選んでいるようなところのあるアダム(アンドリュー・スコット)ですが、とあるきっかけで会う3名との急接近から、自分の人生を顧み、また想いを吐露することができることで解放され、話が進むにつれ「抑えていた感情が溢れる様子」は観ていて辛いものがあります。
また少々残念な点としては、現実と幻想の区別がつかない状況に対し、発熱、酒に加えて「薬」によって酩酊し、朦朧とするというのはやや安易と言うか、ファンタジーな要素を弱めてしまっていて残念な印象です。
とは言え、最後の展開は嫌いではないし、作品としては悪いわけではありません。特にキャスティングは素晴らしくハマっていますし、エミリー・レビネイズ=ファルーシュの音楽が作品を惹きたてています。劇場でなくても構いませんが、精神状態の悪くないときにご覧になることをお勧めします。

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TWDera

2.5「異人たち」のお話

2024年4月23日
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泣ける

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かばこ

4.0アンドリュースコット

2024年4月23日
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初見ながら確かな演技力。写真より魅力的でプラス演技が確かなのでもっと作品見てみたいです。ポールメスカルとの見事な調和は、作品に深みを与えているが、山田太一さんの原作ぽくなかったし、本内容も未見。

日本版はいつもの様に会話がツボか。
両親との会話は印象的、かつ羨ましくもあり。
映画は両親が若いと言うだけで、映画の内容は推測可能、ただ結末がああなるとは思ってもいなかった。ポールとのラブシーンは映画を売る為どうしも必要と思うが、少し安易。
ポールメスカル需要が高い俳優、演技はお墨付き。彼の映画をもっともっと見たい。この映画ポール出てなければ行かなかったかな。
パンフレットの中にサントラ情報あり。

疑問
ポールメスカルが日本製のワインを勧める箇所のシーンは実際に生きていた設定なのか?またはもう既に?

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ken

3.0リメイクではなく、インスパイア系で良いのでは

2024年4月22日
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オリジナルは見ていないが、単体作品として感涙を期待して観に行きました。
残念ながら自分にはウルウルポイントはありませんでしたが、家族愛、クィア(ゲイ)の葛藤や、孤独感などが重なった時にグッとくるのでしょう。

主人公の寝落ちと海外作品に多いドラッグのキメシーンで、結局、現実ともただの妄想とも取れるファンタジー内容なので、信じるか信じないかはあなた次第パターン。主人公は物書きで、今は両親のことを題材に書いているというシーンから、より妄想処理に近い解釈だと思うのだが、どうなんだろう。

そもそも住んでいるマンションもあの大きさで廃墟でもないのに2部屋しか住んでないとか謎すぎるし、結局、仕事ほぼしていないし・・
絡みがリアルな感じがあるが、同性愛者にある程度の理解が無い人は偏見を持たずに観てほしい。
もう少し時間が経てばまた作品の見え方が変わる気がするので、いつか観返します。

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映画感

4.0映画「異人たち」のネタバレ考察・映画感想文

2024年4月22日
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稲浦悠馬 いなうらゆうま

2.0残念としか言いようがない気がします

2024年4月22日
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難しい

山田太一さん原作のリメイクと言うだけで期待倍増でした。
と言って原作を読んでもいないし、映画も見ていません。
原作の有る物を映像化した作品に対して様々な皆さんの意見を見ますが、僕は何も原作に忠実に作る必要は無いと思っています。
原作は原作であれば良いだけで、映像はそれを元にして創っているだけなのですから。同じじゃないのは当然です。
で、その上で思ったのは山田太一さんはこの作品をどう感じるのだろうと。
作品に対しての思いは人それぞれ、称賛もあれば批判も有り、それで良いのですが、今作は僕には合ってなかったようです。
日本人の書いた本を外国人の方が映画にするのだから、時代も違えば解釈も違うだろうけど何を表現したかったのだろう。
親子の絆?同性愛?孤独?
ただ一つ親の子に対する愛は理解出来ましたが、それ以外の描写の方が多かったかな。
この作品は僕には残念だったけど、オリジナルの「異人たちとの夏」を俄然見たくなりました

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たつのこ

2.0ヒネる必要はない…

2024年4月22日
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泣ける

悲しい

日本版のオリジナルを見たのはもう40年近く前で、よく憶えていない。
風間杜夫が主人公というのは憶えていたが、監督は大林だったというのは調べてみて思い出した――。

本作は、設定を現代のイギリス、そして主人公の恋愛対象を同性(男)に設定しているのが違うが、子供の時に死別した両親が「異人」となって再会するという設定はそのまま踏襲している。

監督のアンドリュー・ヘイ自身がゲイであることから、主人公もそれに設定されている。
性描写も結構多く、イチモツが露出しそうでハラハラしたか、R15指定なのでそれはナシ(笑)。

主人公は、子供の時の記憶しかない事故死した両親の元を何度も訪れ、自身の近況を語るうちゲイである、ということも告白。異人である両親もそれを受け容れてくれる――。

親というものは、子のすべてを肯定する生きものなのだ。
そのあたりは、すごくジーンときて、見ていて涙が出た。
だがしかし、最終盤でちょっとミステリアスな味付けをしているため、「親子の情」という部分を台無しにしている。

ぼくには、かつて極めて親しい友人(故人)に同性愛者がおり、彼らのことはまったく否定するつもりはないが、やはり彼らの趣味・嗜好については自分は遠慮申し上げたい。その気分からすると、評価はあまりできない作品である。

主人公と深い関係になった彼氏に対して、もうちょっとわかりやすい形でまとめてくれれば、自分の感じ方も変わったかもしれない。ちょっと残念な作品

東京都心のシネコン、平日昼間の客入りは2割に満たない印象。山田太一の小説が原作だということで見に来ていたような熟年夫婦は「こんな話だったのか…」とその世界に入っていけなかったような感想を漏らしていたのが聞こえた。

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町谷東光

4.5失われたものに耽溺することは罪?それとも救い?

2024年4月22日
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ターコイズ

1.5よく分かりませんでした

2024年4月22日
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alias

3.5立ち直れない喪失感

2024年4月22日
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悲しい

難しい

寝られる

原作「異人たちとの夏」および、大林宣彦監督による映画化作品がめちゃくちゃ気になった。日本だと雰囲気も展開も全く異なるだろうし、イギリスに舞台を移し、更には同性愛者同士の物語に変更されているため、原作からかなり改変されているんじゃないかな。情緒あるイギリスの映像はすごく良かったけど、日本人なら日本じゃないとノスタルジーを感じられないし、断然その方が好きになれるだろうな笑

死んだはずの両親と奇跡の再会を果たした主人公・アダム。そんな奇妙な出来事から自身の心に残っていた〈しこり〉に気付き、離れていくことの恐怖を抱きつつ立ち直る勇気を振り絞る彼の様は、ファンタジーな設定ながらも再起の物語としてはかなりよく出来ており、後半は特に胸が打たれた。

ただ、中盤があまりにも退屈すぎる。
先日の「パスト ライブズ」もそうだったんだけど、物静かさが最大限生かされていないというか、多くを語らず、超スローペースで物語を展開していくこと自体を映画の美と捉えている作り方が、見ている側としてはものすごい眠気に襲われてしまう。冷たく、張り詰めた空気感を全編通して貫くのは非常にいいとは思うけど、やはり中盤でひとつ、大きな1歩を踏み出して欲しいもの。ゲイであることを公表している監督・主演俳優であるため、BL描写はかなり優れていた。それもあり、作りの甘さと演出の弱さは気になってしまった。予告からちょっと期待しすぎたかな笑

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サプライズ

2.5アンドリュー・ヘイの過去作全て好きなので めちゃくちゃ楽しみにして...

2024年4月22日
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アンドリュー・ヘイの過去作全て好きなので
めちゃくちゃ楽しみにしていたのですが、

冒頭からハマらず、うーんと思いながら鑑賞。
話が飲み込みずらいし、テンポも遅い
(アンドリュー・ヘイの過去作どれも分かりずらい箇所があったり、スローペースなのだけれど今回は肌に合わない感じだった)
映画の色味とかカメラコントロールが過去作とも違うのがまずちょっと嫌。おそらくノスタルジー感を出す為だろうけど、過去作のちょっと引いた温度の低いカメラワークが好きだったので…。

大林版を未見なので、比較もできないけど
けっこうあんまりいい映画とは思えず、残念。

なんだろう、アンドリュー・ヘイの語らず見せる話運びが好きだったから、両親との会話で教科書的にクィアの問題を語りすぎてるのが嫌だったのかも。

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madu

3.0原作とは別物かな?

2024年4月22日
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原作では彼らが両親かどうかや、そもそも彼らが何者なのかについて主人公はかなり逡巡するけど、映画ではあっさり母親から両親であることを告げられ、それを疑問もなく受け入れてしまうことにちょっと違和感が。

主人公がゲイという設定や、それ故に同じビルに済む恋人が男性なのはいいとして、日に日にやつれていくという原作ではキモになる設定がすっとばされていたのは「マジか?」という感じだった。

そしてラスト、恋人の正体が判った後がハートウォーミングな展開にビックリ。

原作通りホラーな展開で最後にあっと言わされるとばかり思っていたので、、、やっぱ原作とは別物かな。

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ただの映画好き

4.0限られた時間の疎外

2024年4月22日
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知的

難しい

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berkeley

2.5“ほんとにあった怖い話し“ 映画版て感じ

2024年4月22日
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古い!そしてパーソナル感パなく、オリジナルのエッセンスもまるで拾われておらず別方向へのベクトルw
“異人たちとの夏”と聞いてなければ、別物のソフトホラーとしてならまあまあかな😑

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HIROKICHI

5.0You are always on my mind

2024年4月22日
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tuna

2.0旅の重さ

2024年4月21日
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またぞう

3.0異人たち…、って。

2024年4月21日
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なるほどなー、と思ったけど異人なのかどうか…。全てはアダムの妄想でもあるわけだし。自己を肯定するための妄想録でもあるよな、と思っちゃう。時代背景もからめながら考えさせられる話ではあったけど。やっぱり家族って大切。

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peanuts

3.5子の心、親知らず

2024年4月21日
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泣ける

悲しい

難しい

『片岡鶴太郎』はべらんめぇな父親役が、
『秋吉久美子』はきっぷの良い母親役がそれぞれ似合っていた。

そんな両親が、十二歳の頃に死に別れたままの姿で
懐かしい浅草の地で暮らしている。

今朝分かれたばかりのような気軽さで「よう!」と声を掛けられてから
主人公は足げく二人のもとに通うことに。
まるで失われた少年時代を取り戻すかのように。

そこでは離婚した妻子のことも忘れ、
昔に戻ったように素直になれた。

しかし日が経つうちに、彼のカラダは衰弱しだし、
母親は「やっぱりねぇ。もう死んだ人間と一緒に居るのは不自然なんだよ」と言い、
別れの日が訪れる。

両親は自分たちが既にして死者であり、未練でこの世に戻されたことを認識。
再び得た楽しい日々ではあるものの、我が子可愛さにそれを手放すことを決断。

三人で囲む「今半」での「すき焼き」の湯気を前にして、両親の姿は消えて行く。
「行かないで!!」と泣きながら訴える姿は哀切極まりなく、
ここで落涙しない人間はおらぬだろう。
『大林宣彦』らしい叙情的なシーン。

主人公にとっては、自身の寿命を引き換えにしても、全うしたい懐かしい想いなのだ。

にもかかわらず、彼の衰弱は進む一方。なぜならば・・・・と、
曰く付きのラストのシークエンスへ突入。
これをもっと巧く創っていれば、どんなに素晴らしい作品になっていたことか。

元々の企画であった{ホラー}の残滓ともされているが、
監督の長編デビュー作(制作も兼ねる)は〔HOUSE ハウス(1977年)〕だったことを忘れてはならぬ。

これが〔異人たちとの夏(1988年)〕。

では同じ『山田太一』の原作を
イギリスを舞台に移し撮られた本作はどうか?

〔生きる LIVING(2022年)〕と同様のケースで、先作は事前の不安をよそに、
世評の高さは周知の通り。個人的にも高めの評点。

ただ今回、監督の『アンドリュー・ヘイ』は主人公をゲイにするとの
大きな改変を加えている。

これにより、都会に一人住む男の
孤独や寂寥が際立ち伝わるように。

それ以外のプロットはほぼほぼ前作通りも、
やはり両親との別れのシーンでは日本的情緒を加味した表現に軍配。
もっともこれは、自分が日本人だからかもしれないが。

その後の展開もやや{ファンタジー}によったもの。

人を愛することを知らずに育った男が、
通過儀礼を経て愛することを覚えた、との。

が、その相手が、実態を持たぬ存在なのは
それで良いのか?と、疑問に感じるところ。

日本に比べると、
キスをする、抱き合う等のフィジカルな愛情表現が濃密な西洋との認識。

なのに、本作よりも、「大林版」で描かれた両親の方に、
愛情の深みを感じてしまうのは
一つ同郷なだけが理由ではない気がする。

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ジュン一