クメイル・ナンジアニ

パキスタンでイスラム教徒の家庭に生まれ育つ。18歳のときに一家で米シカゴに移住し、グリネル・カレッジを卒業。スタンドアップ・コメディの世界からキャリアをスタートさせ、2010年頃から俳優として映画やTVドラマに出演する。人気ドラマ「シリコンバレー」（14～）でベンチャー企業のエンジニア役を演じ、米国で広く知られるようになる。07年に結婚したアメリカ人女性エミリー・V・ゴードンとの体験談をもとにした映画「ビッグ・シック　ぼくたちの大いなる目ざめ」（17）では、妻ゴードンとともに脚本を共同執筆し、自ら主演を務める。同作は、サンダンス映画祭で脚光を浴び、全米5スクリーンから約2600スクリーンに拡大公開されるなど17年の話題作の1本となり、米脚本家組合賞やインディペンデント・スピリット・アワードなどの脚本賞にノミネートされた。その他の映画出演作に「セントラル・インテリジェンス」（16）など。