リメイク版「回路」、監督は誰に?
2002年12月17日 12:00
着々と進む「ザ・リング」続編のハリウッド・リメイクに対して、黒沢清監督作「回路」(英語タイトルは「Pulse」)のリメイク版は遅々として前に進まない。当初は、ミラマックスのホラー映画レーベル、ディメンション・フィルムズがリメイク権を購入し、「スクリーム」のウェス・クレイブンが脚本を執筆。キルスティン・ダンスト主演で、今年10月から撮影が始まるはずだった。しかしクランクイン数週間前になって、脚本に不満があるとして、ディメンションは撮影延期を言い渡した。この時点で、主演のキルスティン・ダンストは、来年から「スパイダーマン2」撮影に入るため脱退。ウェス・クレイブン監督も、ケビン・ウイリアムソン脚本の「Cursed」に取りかかるため降りることになった。現在は、「ファイナル・デスティネーション」や「ザ・ワン」を手がけたジェームズ・ウォンとグレン・モーガンのコンビが監督をオファーされているという噂である。いずれにせよ、映画化まではまだ時間がかかりそうだ。