劇場公開日 2023年9月22日

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ロスト・キング 500年越しの運命のレビュー・感想・評価

全76件中、1~20件目を表示

4.0心に潤いを与え、知的好奇心を満たしてくれる秀作

2023年9月27日
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歴史というものは支配者の思惑によっていくらでもねじ曲げられるわけで、敗者の王たちは、自分とあまりに異なる虚像が広がろうとも、泣き寝入りするしか術がない。誰かが奇跡的に真実を掘り起こしてくれぬ限りは・・・。一人の女性がふとしたことでリチャード3世に興味を持ち、自らの信念を貫いて固定化した歴史を覆そうとする本作をとても面白く観た。人は物事や人物を枠にはめたがるもの。職場や家庭内でついつい枠にはまってしまいがちな主人公が、英国史に残る悪王として烙印を押されたリチャード3世に惹かれ行く様は、突飛な展開ながら無理なく納得してしまうユニークさがある。凝り固まった常識や権威主義の眼鏡を外し、濁りない眼で真実を見極めようとする役柄をサリー・ホーキンスが嬉々として演じていて、観ているだけで微笑ましく、元気をもらえる。夫役のスティーヴ・クーガンは共同脚本も担当。知的好奇心を満たす充実した内容に仕上がっている。

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牛津厚信

4.0権威主義が個人研究者を蔑視する悪弊が、朝ドラ「らんまん」に通じる

2023年9月23日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

500年以上行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨が2012年に発見された実話に基づくそうで、大学等に所属していない個人の研究者フィリッパ(夫と別居中のワーキングマザー)が発掘を牽引したという事実にまず驚かされた。

もっとも、劇映画化に際してよりドラマティックな効果を狙い、主人公にリチャード3世の幻影を見させるなど、ファンタジックな描写も添えている。遺骨が埋まっている駐車場にも馬上のリチャード3世に導かれるが、現実には既に別の研究者らが遺骨がある場所として絞り込んでいた候補地の1つだったそうで、場所の特定をフィリッパ(と彼女の霊感)だけの手柄のように描くのは創作が過ぎると感じた。

とはいえ、当初はプロジェクトに懐疑的で非協力的だったレスター大学の関係者らが、遺骨が見つかった途端に大学主導の偉業のように吹聴し、フィリッパの功績を蔑ろにするのは、悲しいかな既視感のある、現実にありふれた構図なのだろう。植物学者牧野富太郎をモデルにしたNHK朝ドラ「らんまん」でも何度か描かれたように、国立大学など国の組織に属する権威主義者が下請けや在野の研究者を見下し、何か目覚ましい功績があれば大学や所属教授の手柄にしようと画策するのは、英国でも日本でも同様の悪しき伝統なのだろうか。

レスター大学や考古学者リチャード・バックリー(遺骨発掘後、名誉教授に)なども実名で登場しており(もし日本で比較的最近の実話を劇映画化するなら、当然各方面に忖度して架空の名前だらけになりそう)、結構な悪役として描かれているため、公開後に抗議の声明や法的措置の示唆もあったようだ。完全なフィクションなら大学側に天罰が下ってスカッとさせてほしいところだが、そのあたりは実話ベースゆえ、今一つすっきりしないエンディングを迎える。ともあれ、遺骨発掘の経緯自体は実に興味深く、英国で放映されたドキュメンタリー作品「Richard III: The King in the Car Park」がUK版のプライムビデオで配信されているので、ぜひ日本でも視聴可能にしてほしい。

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高森 郁哉

4.0英国と日本は似てる?

2024年5月4日
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仕事で欲しいものは?ペニスと答える主人公
発掘の委員会でも「女は感情的」
男尊女卑ぶりが日本と共通してる
そして情熱と直感で遺骨を見つけるも、手柄は全部持ってかれる
まるで日本の話のようでした
映画としてはテンポも良く英国の風景も楽しめてよかったです

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Imitations guitar

4.0リチャード3世の遺骨が発見されたとき、発見したのが別にどこぞの教授...

2024年4月29日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

リチャード3世の遺骨が発見されたとき、発見したのが別にどこぞの教授とかではない女性というニュースを読んで、わお、と思ったのを覚えている。丁度その頃シェークスピアのリチャード3世も見て、ストーリーも馴染みがあり、ロマンがあるなーなどと思っていた。

映画では中年女性を「主婦」と銘打ったマーケティングをしたりして、それがなかなか映画の中身を悪い意味で反映していて面白かった。もちろん映画そのものも面白かった。

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mikyo

4.0彼女の成果

2024年4月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

幸せ

寝られる

いつの時代も大ネタは大きい組織が奪う。資金面では敵わないが、時には潔さも必要。
主人公は粘った。頑張った、諦めなかった。
歴史的な賞賛である。この映画を通して褒め称えたいですね。

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ノブ様

4.0素敵な話。愛すべき主人公!ホーキンス最高

2024年4月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

久々に良い映画☺️ WOWOWにて。
【ロストキング 500年越しの運命】

ユニークなストーリーと、とにかくサリー・ホーキンスの絶妙な演技力に脱帽。
ちょっとした仕草や表情、話し方・・・
細やかに感情や心の動きが伝わります。
この人、やっぱり天才❗️

一昨年 映画館で観そびれていたけどこんなに良い映画だったとは。

私の大好きな実話ベース。
イギリスのシングルマザーの主人公フィリッパが、ふとしたきっかけから英国王リチャード3世に興味を持ち、文献や研究者を通じて調べるうちに、未発見の遺体探しにのめり込む。

そして奇跡が起こります!

英国王リチャード3世が幻としてちょいちょい現れる演出が効いていて、対応する主人公フィリッパの優しい人柄が引き立つし、ストーリーのキーになってます。

自身も持病というハンデを持ちながら、職場では正当に評価されず、くすぶっていたフィリッパ。
歴史上 悪名高いとされていたリチャード王の本来の姿と自分を重ねて、おとなしい彼女の探究心に火がつき、のめり込む。

ちょっと引くくらいのめり込むんだけど(笑)頭はいいし人柄もいいから、周りも巻き込んで突き進んじゃう。素敵で可愛い人です。

大学に手柄を横取りされても、え、あの程度の抗議なんだと驚いたし。彼女にとっては名誉よりも愛する王の名誉回復が一番の目的だから。

彼女にだけリチャード王が見えて、その2人の静かな会話の中で何度か泣きそうになりました。

「死人に口なし」
歴史上の話はこんな風に歪曲されて認知されているものもきっと多いのでしょう。

無事正当な王として認められ、埋葬されて、颯爽と馬に乗り丘を上がっていくリチャード王は格好よかった。

なんだか、傷ついた心を癒してもらえた。
サリー・ホーキンスありがとう

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Mariko

4.0奇跡的な事実

2024年4月1日
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とても浪漫があって良かった。

私達の知る史実は、あくまでも後世の人々が切り取ったものであり、それは都度ごとに都合よく改変されてしまっている事もある。

真実は一人一人にあって、それらを伝える行為はそれぞれに違う印象を与えてしまうもの。誰にとっても100%同じ事実なんてものは無いけど、信じていれば少しは近づけるのかもしれないと希望の持てる実話。

今も昔も名誉を奪い、都合よく嘘を流布するものはいる。簒奪者は大学。それでも協力者や団体は必要というジレンマ。

フィリッパ・ラングリー氏に大英国勲章を授与されたことはとても素晴らしい。

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大粒 まろん

4.0フィリッパのインスピレーション

2024年3月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

彼女のひらめきがなければ、きっと見つからなかった‼️
そんな気がします。
普通の主婦で2人の息子の母親にして、歴史マニアの
フィリッパ・ラングレー(サリー・ホーキンスに)。
彼女が1988年に読んだリチャード3世の研究書はシェイクスピアの描く
冷酷非情なリチャード3世とは真逆で国を思う愛に溢れた
リチャード3世像が書かれていた。
そして息子と「リチャード3世」の舞台を見てすっかり
リチャード3世にハマりの虜(ファン)になる。
更にフィリッパにはリチャード3世の幻(おすがた)が見えて、
会話をするようになる。
(これは多分、映画として脚色です)
フィリッパは考える。
1、冷酷非情に伝えられてる間違ったリチャード3世の真実の姿。
2、遺骨を発掘する。
3、国王として立派に埋葬する。
4、名誉回復

フィリッパの霊感のことは書きましたが、15世紀に教会に埋葬されてきた
リチャード3世の遺骨は、教会立て直しの際に行方不明になる。
川に投げ捨てられたとの説が有力だった。
しかしフィリッパは遺骨は必ずあると信じていた。
コツコツと調査をはじめる。
川に捨てられたと言う教会の跡地は駐車場に変わっていた。
しかしその跡地の場所に立つと、
なんとも言えない波長のようなものを感じて打たれる。

ひとりの平凡な主婦が歴史的な真実を掘り起こした真実の物語。
途中からトレース大学がフィリッパの手柄を横取りしたり、
過酷な立場に立たされるものの、功績を認められて受勲する。

運と勘と粘り、そしてリチャード3世への愛。
研究者よりも1人のファン的なアプローチが親しみある
素敵な映画でした。
それにしても英国王室の葬儀は映画のように美しい。
エリザベス女王の葬儀が行われたWestminster教会。
リチャード3世の葬儀はレスター大聖堂。
映画でも言及していたが、葬儀ではベネディクト・カンバーバッチの
詩の朗読があったそうだ。
他に映画で美しいと感じた葬儀は
「ブラックパンサー/ワガンダ・フォーエバー」。
この葬儀は実質的にはチャドウイック・ボウズマンの葬儀だから、
特別だった。

織田信長の遺骨を見つけて壮大な葬儀をしてみたいなどと
想像したくなるファンタスティックな実話映画だった。

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琥珀糖

4.0一念岩をも通す

2024年2月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

TOHOシネマズシャンテで「ロスト・キング-500年越しの運命-」を。
一般主婦が、2012年まで500年も見つからなかったリチャード三世の埋葬場所を見つけた実話の映画化。

仲々面白いドラマだった。最初、遺骨探しを馬鹿にしていた大学が、遺骨が出たら権威丸出しになる様は朝ドラ「らんまん」でも見たばかり。
彼女にしか見えないリチャード三世が登場し、場所を示唆するのが面白い。
彼女は、さまざまな困難を乗り越えて、とうとう埋葬場所を見つける。まさに主婦の「一念岩をも通す」だ。
タイトルにもあったIt's a true story. Her story.だった。

余談・彼女が墓探しに夢中になっている間に元旦那と息子達が見に行く映画が「007スカイフォール」だった。映画を見た後で
弟「殺しのライセンスって、どうやって取るの?」
兄「申込み書を書いて、金を払うのさ…ハハ」

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Mr.C.B.2

4.0サリーホーキンス

2024年2月12日
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は良い。こういう「自分正義」まっしぐらな役で嫌味がないのは素晴らしい

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michi

5.0リチャード三世の遺骨を発見した「主婦」によるドキュメンタリー

2024年1月22日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

ロスト・キング 500年越しの運命
神戸新開地にあるパルシネマしんこうえんにて鑑賞 2024年1月22日

フィリッパ・ラングレーが2012年にリチャード三世の遺骨を発見した実際の出来事を基にしたヒューマンドラマ。

二人の息子の母であるフィリッパ・ラングレー(サリー・ホーキンス)は職場で上司に理不尽な評価を受けているが、
別居中の夫ジョン(スティーヴ・クーガン)からは生活費のために仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。

ある日、息子の付き添いでシェイクスピアの『リチャード三世』を観劇したことで、彼女の人生は一変する。シェイクスピアの史劇により冷酷非情な王として名高いリチャード三世。しかし本当にそうなのかと疑問を抱くようになり、真の姿を明かそうと遺骨探しをやっていく。

フィリッパは「情報を集めようとしたとき、資料が散り散りになってしまっていると知ったわ。調べていくうちに、リチャード三世がレスターにある今は大聖堂となった聖マーティン教会の向かい側に埋葬されている可能性に辿り着いた。そこで私は直感的な体験をした。何かが足を伝って上がってくるような感じで、だんだんと強烈さを増して、気を失いそうになった。なぜかリチャード三世のお墓の上を歩いているような感覚になり、足元を見ると予約専用駐車スペースの舗装に英語の“R”の文字が目に入ってきたの」。

実際に発掘となるとお金がかかるが、クラウドファンディングで大成功となった。

リチャード三世の亡霊が現れて フィリッパと寄り添いながら話はすすんでいく。
このあたりにある「リチャード三世の亡霊」のやさしさが印象的でした。

実際に遺骨は発見された。検査の結果、2013年2月4日レスター大学によって「リチャード三世」であると特定された。

すばらしい作品で感動しました。

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大岸弦

3.5実話だったのね

2023年12月13日
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鑑賞方法:映画館

内容はこんなものかと思って観ていたが、リチャード三世は知らないが、実話の映画化と知りビックリ。名門レスター大学は、この内容で大丈夫なの?

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hanataro2

4.0義憤によって導かれた奇跡の物語

2023年12月1日
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鑑賞方法:映画館

王道のストーリーを誠実に仕上げているという印象。持病があり職場で正しく評価されてないと感じているフィリッパにとって、シェイクスピアが描いたことでイメージが固定してしまっているリチャード三世の名誉回復は歴史上のどうでもいいことではなく自分の尊厳を守ることにも繋がっているのだと思う。何が事実で何が創作なのか手がかりを探す中で、リチャード三世の幻影に導かれるように突き進む。揶揄や軽視、そして忠告を得ながら、家族との衝突や和解を積み重ねていく。幻想的シーンの加減も適量で、フィリッパの熱意に同調しながら観て楽しめた。かなり同調していたからか途中ちょっとホロッとくるくらい。素敵な映画では?

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ターコイズ

4.0正当に評価されなかった人たちの、回復のはなし

2023年11月29日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

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かばこ

2.5成功談だが、思い込みが怖い

2023年11月23日
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泣ける

知的

近くにいたら引いてしまう。

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mina37

5.0普通の主婦が王を発掘

2023年11月21日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

リチャード3世の時代は日本では織田信長の時代で織田信長の首はまだ見つかって無い。
イギリスの王室の権威で少し救われた。

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こえん

5.0至極の推し活

2023年11月8日
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楽しい

知的

幸せ

推しを推すくらいに全方向で包まれるいっぱいの愛に圧巻。スーパーパワフルな信念。それを後押しするひたすらに好きな気持ち。ピュアな突き進む姿はまだ見ぬ世界へ。リチャード3世は間違いなく幸せ者。ここから繋がる新たな一歩に心から期待。真実はきっと一つでは…。

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るいまーる

3.5王の導きは"現実"に存在したのかもしれない

2023年11月7日
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知的

遺骨を発掘できた奇跡的な現実と、
個人より組織が手柄を独占する報われない現実が、
ない交ぜになっていてモヤモヤする進行だった。
でもノンフィクションだから仕方ないという諦めと同時に、つまり遺骨を発見した現実も真実なんだという納得感が良かったです。

現実のフィリッパさんは幻想を見たり話したりしていないでしょうが、それでも何かしらリチャード三世の導きを得て発掘に至ったんだろうなあとしみじみ感じました。
現代まで執念を残した王様が平凡な主婦と特別な繋がりを得て自分発見の手助けをしろと命じる…。なんかイマドキの転生物語みたいですね。

周囲から熱い協力を得てチームワークで…!みたいなノリはないのですが(ほんとリアル)、家族との温かな繋がりがほっこりして泣けました。
お母さん愛されているね…
おばちゃんも嬉しいよ…
わし他人だけど…

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主人公のこと我が子と思ってる人

3.5推し活は楽しい♥️

2023年11月6日
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幸せ

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みき

4.0どこの世界にも成果横取り野郎はいる

2023年11月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

500年にわたり行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨発見の立役者となった女性の実話をもとにした作品。
フィリッパ・ラングレーは職場で上司から理不尽な評価を受けていた。ある日、息子の付き添いでシェイクスピア劇リチャード三世、を鑑賞した彼女は、悪名高きリチャード3世も実際は自分と同じように不当に扱われてきたのではないかと思い、書店にあった彼に関する本を全て購入し、彼の研究にのめり込んでいった。1485年に死亡したリチャード3世の遺骨は近くの川に投げ込まれたと考えられてきたが、フィリッパは彼の汚名をそそぐべく遺骨探しを開始した。そして・・・という話。

500年も前の遺骨発見、それもほんのちょっと駐車場を掘っただけで見つかったのが事実なら、相当運も良かったんだろうと思った。
フィリッパは職場で理不尽な人事を受けたが、シェークスピア劇を観たのをきっかけに、リチャード三世の遺骨を探そうとし、お金集めからがんばり、ついに遺骨を発見出来たら、レスター大学に成果を横取りされ、気の毒だなぁ、と思ったし、どこの世界にも横取り野郎はいる、と腹立たしかった。
それでも、ちゃんと見てる人はいて、女王から表彰されたりしたようだから、良かったと思う。
これ意外と最近の出来事で、2012年の事らしい。日本で1485年と言えば、本能寺の変から3年後。織田信長の遺骨が発見されたくらいの衝撃なのだろうか。
織田信長ほど特筆されるほどの人物ではないのかもしれないが、イングランド国王だし、川に投げ捨てられた訳じゃないということまでわかったのだとしたら、イギリス王室としてはものすごく重要な発見で、日本での織田信長以上だったのかもしれない。
こういう史実を知るきっかけとなった本作、知的好奇心からも興味深く面白かった。

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りあの