劇場公開日:

卍

解説

過去に幾度も映像化されてきた谷崎潤一郎の名作を「彼女について知ることのすべて」の井土紀州監督が新解釈の脚本で映画化。女性同士の性愛からはじまり、男女4人の絡み合う業を描く。

歯科医である夫の孝太郎の支えを得て、服のセレクトショップを経営する柿内園子。誰かよいモデルがいないか探していた彼女は、孝太郎から光子という若い女性を紹介される。光子は喫茶店の店員で、孝太郎が偶然店に立ち寄って知り合ったという。仕事を通して親しくなった園子と光子だったが、園子は小悪魔のような光子に魅了され、2人は同性愛の関係となっていく。ある日、園子の前に光子の彼氏と名乗るエイジがやってくる。光子と園子の関係に気付いているエイジは園子に「光子を2人で共有しよう」との提案をする。同じ頃、孝太郎は光子と園子の情事を裏付ける証拠を見つけ出していた。

光子役を「遠くへ、もっと遠くへ」の新藤まなみ、園子役を「ちょっとかわいいアイアンメイデン」の小原徳子がそれぞれ演じ、大西信満、黒住尚生、仁科亜季子らが脇を固める。

2023年製作/104分/R15+/日本
劇場公開日:2023年9月9日

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(C)2023「卍」製作委員会

映画レビュー

3.5現在の禁断とは

2023年10月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

作品を見る前に谷崎潤一郎の原作を読みました。当時は同性愛が禁断となり、現在の感覚だと何もそこまでという感じで読んでいました。そして、令和版の映画「卍」は設定が色々変わっています。特に園子は自分でセレクトショップを経営する設定になっていたり、同性愛よりも不倫の方が重たかったりします。
短期間で撮影したという話でしたが、景色の綺麗な海などロケ場所も多く、光子役の新藤まなみさんと園子役の小原徳子さんのラブシーンは、ゆっくりじっくり美しいと思いました。ラストの園子のなんとも言えない表情に作品としての余韻を持たせ、小原徳子さんのさらなる演技の伸びしろを感じました。

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Bird Life

4.0魔性の女?自分に正直な女性?

2023年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

萌える

歯科医の孝太郎を夫に持ち、服のショップを経営する柿内園子は、服に似合う良いモデルがいないか探していた。そんな時、孝太郎から光子という笑顔が素敵な女性を紹介された。喫茶店の店員で、孝太郎がたまたまその喫茶店に行き、知っていたのだった。モデルとカメラマンという仕事を通して親しくなった光子と園子だったが、園子は光子に魅了され、2人はレズの関係となっていった。ある日、光子の同棲相手のエイジが園子の店にやってきて、園子に「光子を2人で共有しよう」との提案した。同じ頃、孝太郎は車のナビの行き先履歴やドラレコの音声で光子と園子の情事を知ってしまった。そして光子に園子と別れてくれ、と手切れ金を渡し、光子が園子にモデルを辞めると連絡し・・・という男女4人が絡む話。

原作は読んだ事ないが、現代にアレンジしてあるのだろうと思う。
光子は同棲してる彼がいて、園子に憧れ、孝太郎とも体の関係を持ち、魔性の女なのかと思ってたが、自分に正直なだけの女性なのかもしれない。園子も自分の夫が他の女性を抱いたらその女性を憎むのかと思ったら、光子と別れたくないと言うし、変わってるな、って思った。
最後に登場した新しいモデルの子も可愛かったから、レズに芽生えた園子が次のターゲットにするのかも。
ばれたらどうなる?なんてドキドキしながら観てて、濡れ場も綺麗だったし、面白かった。
光子役の新藤まなみが可愛くて魔性の女っぽくて魅力的だった。園子役の小原徳子も髪をおろしたら可愛かった。

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りあの

4.0新藤まなみさんと小原徳子さん💕

2023年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

お久しぶりの井土紀州監督作。脚本は結構多作で、昨年公開されたいまおかしんじ監督の秀作「遠くへ、もっと遠くへ」も井土さんの脚本だった。

ただし今作の脚本は小谷香織さん。谷崎潤一郎の「卍」は再三映画化されてきたけど、「現在」にアップデートされた今作は別物と考えて良いかと。

歯科医の孝太郎(大西信満さん)と服のセレクトショップを経営する園子(小原徳子さん)の夫婦。二人の関係が大きく揺らぐことになる若い女性・光子の登場。

そう、「遠くへ、もっと遠くへ」の新藤まなみさんが光子を演じた。今作でも圧倒的だった。男女を問わず好きになるのもやむを得ず。

光子に恋した園子。
光子のことを好きだという園子。
実に潔かった。

思えばこれは園子の物語。

彼女が失ったものは失ってもよいものだと思う。

新たな未来を予感させるエンディングが好きだった。
清々しいエンディングだった。
かなり好きな作品だった。

ちなみに上映後、監督、まなみさん、徳子さんの舞台挨拶があった。至福の時間だった。ただしスマホを忘れたので写真が撮れんかった😭

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エロくそチキン2

3.0舞台挨拶

2023年9月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

園子が光子に惚れた。

問題になり、光子が身を引いた。

園子は、未練たらたら。

舞台挨拶は、見ずに帰りました。

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完
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