不安は魂を食いつくす

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不安は魂を食いつくす

解説

ニュー・ジャーマン・シネマを牽引したライナー・ベルナー・ファスビンダー監督が、1955年製作のダグラス・サーク監督作「天はすべて許し給う」の物語を下敷きに、愛に起因する苦悩や残酷さを鮮やかに描いた傑作ドラマ。

ドイツ、ミュンヘン。夫に先立たれ掃除婦として働く初老の女性エミは、ある雨の夜、近所の酒場で移民労働者の青年アリと出会う。2人は恋に落ちすぐに結婚を決めるが、エミの子どもたちや仕事仲間からは冷たい視線を向けられる。それでも愛を育んでいくエミとアリだったが……。

1974年・第27回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し、ファスビンダー監督の名を世界に知らしめた。日本では2023年7月に劇場初公開。

1974年製作/92分/G/西ドイツ
原題:Angst essen Seele auf
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2023年7月28日

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(C)Rainer Werner Fassbinder Foundation

映画レビュー

3.0話がトントンと進んでいく

Mさん
2023年11月11日
Androidアプリから投稿

あからさまな差別に驚いたが、日本でも、これからどんどん外国人が入ってきて、人種差別等のことも身に染みてわかるようになるのだろうか。

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M

3.570年代の西ドイツにて

2023年10月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選、にて劇場で観賞。

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーは監督しつつ、チョイ役で出演してます。

センスいいオープニングから引き込まれて観ました。

人種差別や移民問題を扱ってて、いい題材だと思います。

今の日本にも通じ、考えさせられました。

70年代の西ドイツが舞台で、当時の西ドイツを記録した貴重な映像でもあります。

ビートルワーゲンが止まった雨の街角、街の雑貨屋、当時のアパート、などなど…

その点でも楽しめました。

良かったです。

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RAIN DOG

4.0人種問題と年の差婚

2023年10月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選から2本目。

う〜〜〜ん、これは傑作‼︎

ドイツ、ミュンヘン。掃除婦として働く初老の未亡人エミは近所の酒場で出会った移民労働者の青年アリと恋に落ち結婚した。

序盤のあり得ない急展開に呆然とした。

移民を差別し、移民と結婚したエミをバッシングするドイツ人たち。ドイツ人に虐げられドイツ人を嫌悪する移民たち。確固として存在する人種問題。

そして、こわれもののようなエミとアリの関係。

60代の歳を取り過ぎているエミと30代で壮健なアリとの行為が想像できなかった。アリは結婚後も必要以上に豊満な肉体をもつ酒場の女と関係を続けた。

残酷なキャスティングだった。
凄いキャスティングだった。
真実の愛だと信じようとしたが確信が持てなかった。打算だったのではないかと最後まで疑った。

恋に猛進する老女エミを演じたブリギッテ・ミラ。
微妙な容姿を含め完璧にハマっていた。
名演だった。てか、ある意味グロテスクな怪演だった。

アリを演じたのはファスビンダーの愛人だったというエル・へディ・ベン・サレム。彼の逞しく美しい肉体、そして酒場の女を演じた後にフレディ・マーキュリーの恋人となるバーバラ・ヴァレンティンの熟れ過ぎてはみ出した肉体が見る目を曇らせた。

エミにとっては手で触れるアリの肉体が真実そのものだったのだろうが。

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エロくそチキン2

3.5こんなラストってあるか?

2023年10月10日
iPhoneアプリから投稿
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JYARI
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