「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選」3作の見どころ集めた予告編＆場面写真公開

（C） Rainer Werner Fassbinder Foundation

ドイツを代表する映画監督、ライナー・ベルナー・ファスビンダーの2つの傑作「不安は魂を食いつくす」「マリア・ブラウンの結婚」、そしてファスビンダーが原作・脚本・スイスの名匠、ダニエル・シュミット監督作品「天使の影」を紹介する特集上映「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選」の予告編と各作品の場面写真が公開された。

今回劇場初公開となるのは、未亡人の掃除婦と若い外国人労働者を主人公に、愛に起因する苦悩や欺瞞を描き出す傑作「不安は魂を食いつくす」と、ファスビンダーが脚本を手掛け、彼の盟友でスイスの至宝、ダニエル・シュミットが監督を務めた問題作「天使の影」の2作。そして、運命に翻弄されながらも、たくましく生き抜く女性の姿を戦後ドイツの復興とともに描いたファスビンダーの代表作にして人気作「マリア・ブラウンの結婚」も上映される。

（C） Rainer Werner Fassbinder Foundation

予告編では、3作品の見どころを抜粋。「天使の影」では儚くも圧倒的な存在感をみせるイングリット・カーフェンのほか、ヒモ男を演じるファスビンダー自身も確認できる。場面写真ではそれぞれの物語の展開を予感させるシーンがピックアップされている。

「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選」は、7月28日からBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開。