さよならエリュマントス

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さよならエリュマントス

解説

「ミスマガジン2022」受賞者の6人が主演を務めたオリジナル作品で、解散寸前のやさぐれたチアリーダーチームと問題ありのマネージャーが巻き起こす騒動を描いた異色の青春映画。

もともとは甲府の社会人野球チーム「エリュマントス」のチアリーダーだったココ、ユナ、ミズキ、リナ、スズ、サラの6人は、マネージャーの穴倉に連れられて地方の催事場などでのイベントに出演し、ドサまわりを続けている。最底辺の地下アイドルのような活動をさせれられているメンバーたちと穴倉とのケンカは絶えず、両者の溝は深まるばかり。そんなある日、とあるイベントに参加するために山梨の温泉街にたどり着いた一同は、穴倉の不用意な発言からトラブルに巻き込まれてしまい……。

主演は「ミスマガジン2022」でグランプリに輝いた瑚々と咲田ゆな、ミスヤングマガジン受賞の麻倉瑞季、ミス週刊少年マガジン受賞の斉藤里奈、読者特別賞受賞の三野宮鈴、審査員特別賞の藤本沙羅。問題ありのマネージャー・穴倉役は、「よだかの片想い」「さいはて」など主演作が続く中島歩。「ウルフなシッシー」「辻占恋慕」などの作品で注目を集める大野大輔監督がメガホンをとった。

2023年製作/75分/G/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2023年8月11日

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映画レビュー

3.0魅力的な彼女たちをもっと見たかった

2024年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「ミスマガジン2022」受賞者の6人を主演に映画を撮る試み。

解散寸前のやさぐれたチアリーダーチームと問題ありありのマネージャーのぐだぐだ。

もともとは甲府の社会人野球チーム「エリュマントス」のチアリーダーだったようだが、現在は超ローカルなイベントをドサまわりするのみ。

中島歩さんが最低最悪なマネージャーを演じた。あまりにクソ過ぎて、もはや名人芸と言いたくなる。あっちこっちで重宝されるのも納得。

ちなみに「ミスマガジン2022」は、
・グランプリ:瑚々、咲田ゆな
・ミスヤングマガジン:麻倉瑞季
・ミス週刊少年マガジン:斉藤里奈
・読者特別賞受賞:三野宮鈴
・審査員特別賞:藤本沙羅
とのこと。

演技もダンスも違和感なくできてしまうところが凄い。ただし75分では尺が足りない。彼女たちをもう少し見ていたかった。

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エロくそチキン2

4.0非リアルの中のリアリティ

2023年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

映画なんてこんなもんでええのよ。という感じの映画。肩の力を抜いて楽しく観ることができました。女の子たちや、半グレ?の方々がわちゃわちゃしたマンガ的な展開ですが、同時にそれぞれ「ありそう」なセリフを随所に配置しており、うまく今の浮世をリアルに描いているなぁと感心しました。

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濁河さかな

4.5怪演だ

2023年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

中島歩の快演ぶりが完全に振り切っていて、もう終始ニヤニヤが止まりませんでした。クズ男をやらせたら日本一ですね。

ミスマガジンの6名がチアリーダーユニットを組んで地方をどさ回りしているという設定なのですが、ちゃんと全員がキャラ付け、キャラ分けされていてクライマックスに至る頃にはそれぞれの事情も含めて応援したくなる気持ちになります。

75分とコンパクトなのも見事でした!

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ちょんまげ

4.5珍妙なストーリーになるのは行政側の意向を優先したから?

2023年9月20日
PCから投稿

今年320本目(合計970本目/今月(2023年9月度)30本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 ストーリーとしてはかなり「変わった」もので、一見して何がいいたいか理解が難しいところではあります。
ただ、山梨県という語は具体的にでるし、山梨県内の甲府市、大月市、笛吹市という3市(ほかにもあったかな?)も明示的に出るし、その中での高齢者の多いと思われる地区における娯楽の在り方という観点でみたとき、明示的に山梨県や県内の市町村がスポンサーしていることはうかがえないものの、かなりきわどい表現等があるのに協力などしていることからすると、いわゆる「ご当地枠」であり「興味がでたら山梨県に来てくださいね」という趣旨に、一種の「半官半民」的な部分も感じられないわけでもありません(ただ、地名が出るのみで、山梨県をはじめとした名産品などとコラボした様子は見当たらず)。

 結局チアリーダーは何がどうなってどうなったの…というのも明確に読み取れないのは、映画の中であまり関係のないサブ筋(不動産を買い取ってうんぬんとか何とか)を入れたこともあり、これらが相まって「何がなんだかよくわからない」状態になってしまっています。

 ただ、趣旨的にはおそらく「地域行政における地方活性の在り方」といった論点を取り上げたかったのだろうという気はしますし、ミニシアター中心で初監督かそれに準じる方の作品としては多くは引けないだろうというところです。

 採点は以下の通りで、4.3を4.5まで切り上げています。

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 (減点0.3/チアリーダーグループを抜けるとか抜けないとかという話)

 法律上は民法上の「組合」か「権利能力なき社団」のいずれかと思いますが、前者の場合、組合からは離脱の自由があります(678条、かつ、この法規は強行規定(最裁平成11.2.23))ので、やや何を言いたいのか不明な点があります。

 (減点0.2/医薬品を渡す行為について)

 睡眠薬などでない限り、「業として」渡す行為でなければ(=反復継続することなく、一度限りなどの行為なら)、薬機法には抵触しませんが(24条/睡眠薬等は「麻薬及び向精神薬取締法」で無条件でアウト)、実際に「業として行う」のでない限り自由なため(睡眠薬など除く)、災害時等には薬の「譲り合い」も実際にありますが、これはトラブルを引き起こすことになりますので(法で認められていることと、飲み合わせの問題ほかは異なる。だから、お薬手帳というものはある)、ここは一言入れておいてほしかったです(なお、「あの薬」は法律上、「麻薬及び向精神薬取締法」にあたるかどうかは微妙です)。

 (減点0.2/謎の「医薬品」から起きたトラブルの描写について)

 要は「こんな薬効かなかっただろう」からストーリーが動きますが、そこは、詐欺(96条)で攻めるのは難しいです(詐欺には、「相手に詐術をはたらきかける意思を持っている」と「それにより相手が錯誤に陥った」という二段の故意が必要)。そうではなく、錯誤(95)の中の「共通錯誤」で取り消すほうが早いです(実務上のお話)。

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yukispica
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